2019年5月12日 更新

徹底解剖!BMW7シリーズの新型車は大型グリルに最新コックピット

誰もが認める高級車BMWが新しく発表した新型7シリーズについて詳しく解説。旧型から新型7シリーズへ何が搭載され何か新しくなったのか、またその価格やスペックは?これを読めばBMW新型7シリーズの全てがわかります。

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BMW7シリーズの歴史をたどる

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BMW7シリーズとは、ドイツの世界的自動車メーカーであるBMWが製造・販売している大型高級セダンで、BMWのラインナップの中でもトップクラスにあり、フラッグシップ(最上級)モデルに位置付けられています。

先進のハイテク装備をいち早く取り入れてきて、フルサイズセダンとしての最上位に君臨するにふさわしいボディサイズ、装備、快適性、エンジンなどを持ち合わせています。

他のメーカーが、運転するよりも、座席に座ったときや走行しているときの乗り心地の点を重視している傾向がある中で、BMW7シリーズは、運転すること自体の快適さを追求し、「オーナードライバーズカー」としてのポジションを重視していることが特徴で、「走る喜び」を味わえるスポーティなハンドリングが楽しめるのもBMW7シリーズの醍醐味と言えます。

今回は、1977年に始まり今なお世界に輝きを放ち続けるBMW7シリーズの歴史を振り返ってみましょう。

初代E23~5代目まで

BMWでは、車の特徴やボディサイズをもとに「シリーズ」という名でカテゴリー分けしています(メルセデス・ベンツは「クラス」)。7シリーズは、5、3、6シリーズに続き、1977年に産声を上げました。
・初代 E23(1977年~1986年)

BMW7シリーズの「初代」と位置付けられるのが「E23」です。直列6気筒エンジン(ビッグ・シックス)を全車に搭載し、キャブレター仕様の728と730がリリース、さらにインジェクション仕様で3.3リットル、3速ATの733iが登場しました。1980年には2002ターボ以来のターボ車745iが追加されました。

1983年にマイナーチェンジを行い、フロントグリル、バンパー、サイドミラーなどのデザインが変更されました。

この初代販売期の1981年に、日本における代理店だった「バルコム・トレーディング」を買収して、「BMWジャパン」が設立されています。
・2代 E32(1986年~1994年)

第2世代としてE32セダンがリリースされたのは1986年。この当時は日本はバブル時代で、大ヒットした3シリーズには及ばないものの、高額モデルにもかかわらず好調な売り上げでした。

V型12気筒エンジンを完成させたのがこのモデル。さらに洗練されスマートになったボディを誇り、空気抵抗係数(Cd値)は0.32を達成しています。
・3代 E38(1994年~2001年)

1994年に登場したシリーズ3代目で、トランスミッションが変更された1996年に、全車マニュアルモード付きのステップトロニックが搭載されました。空気抵抗係数(Cd値)は0.30。

96年モデルから、全車、マニュアルモード付ステップトロニックを採用。ボディサイズは全長5Mクラスのロー&ワイドの優美さですが、スポーティなハンドリングを楽しめるのが魅力で、「走る喜び」を味わえる「ドライバーズカー」としてのBMW7シリーズの面目躍如のモデル。

フラッグシップらしく、マルチファンクションステアリングやTVチューナー付オンボードモニター、電装系を集中制御するCANデータバスといった先進的な装備が施されました。
・4代 E65、E66、E67、E68(2001年~2009年)

E65はノーマル・ホイールベース、E66はロング・ホイールベース、E67は防弾仕様(BMW HIgh Security)、E68はハイドロジェン仕様(Hydrogen 7)のモデルコード。E65とE66は、2001年の東京モーターショーで披露されました。

前世代のE38よりボディサイズは拡大したにもかかわらず、空気抵抗係数(Cd値)は0.29を記録しています。ダイナミックドライブ、バルブトロニックエンジン、操作系のインターフェイス「iDrive」といった先進技術を導入しています。
・5代 F01、F02、F03、F04(2009年~2015年)

F01はノーマル、F02はロングのホイールベースで、F03は防弾仕様(BMW High Security)、F04はハイブリッド仕様(ActiveHybrid 7)のモデルコードとなっています。L字型リアコンビネーションランプが久々に復活しています。

コラムシフトは、5シリーズ、X5などでも採用されているジョイスティックのような形状のフロアシフトに変更。アクティブ・ステアリングの拡張機能として四輪操舵システムが標準設定となるなど、最新テクノロジーのアップデートが進みました。

BMW7シリーズの新型情報

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ここまで、BMW7シリーズの初代から5代目までの歴史を見てきました。そして、2015年6月10日、7シリーズの新型として、第6代目となるモデルが発表されました。日本では2016年3月から販売がスタートしました。

新型セダンのG11は通常のホイールベース、G12はロングホイールベースのモデルコードになります。

BMWの7シリーズとは

BMWオフィシャルサイトによると、BMWの7シリーズを「最も革新的なラグジュアリー」として紹介しています。

さらに、「乗り込んだ瞬間から目的地に到着するまで、想像を遥かに超えるドライビング体験が待ち受けていることでしょう。」と述べていて、運転者の満足度を最高に高める「ドライバーズカー」の誇りが垣間見えます。

また、740eの詳細ページには、「電気モーターの卓越した走りがもたらす、革新のライフスタイルをあなたに」というキャッチコピーが躍っています。BMWをけん引するフラッグシップとして40年以上にわたり技術革新を繰り返してきた歴史の重みを感じさせます。

最上級SUV「X7」を引き継ぐ大型フロントグリルを採用

BMWが2019年1月16日に発表した改良新型7シリーズでは、大型フロントグリル(前方ライトの間の網目模様のパーツ)が新デザインとして採用され、530馬力ツインターボを搭載した新型モデルがジュネーブモーターショー2019でワールドプレミアされます。

これは、BMVで最上級のSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)として登場した「X7」に続くもので、フラッグシップとして歩む7シリーズらしい堂々たるエクステリアになっています。ヘッドライトやテールライトも新たなデザインが採用され、LED技術の最新型が搭載されています。

また、改良新型7シリーズのPHVには、ドライバーアシスタンスシステムの最新版が数多く設定されていて、自動運転の実現に向けた最新技術を提示しています。

音声・Wifi経由の更新に対応した最新のデジタルコックピットを装備

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改良新型7シリーズのPHVには、標準装備の「BMWライブコクピットプロフェッショナル」を導入しています。

このフルデジタルコクピットは、ステアリングホイールの向こう側に組み込まれた12.3インチサイズのデジタルメーターパネルと10.25インチサイズのコントロールディスプレイで構成され、「BMWオペレーティングシステム7.0」が採用されています。

これはメーターパネルとコントロールディスプレイの間で、完全に統合されたデジタル表示を実現するもので、より的確にドライバーそれぞれの好みに合わせた操作が可能になります。

さらに、BMWで初めてWi-Fiネットワークからの更新「リモート・ソフトウェア・アップグレード」に対応するとともに、車両のロックと解除、エンジンの始動がスマートフォンの「NFC」通信により可能となった「BMWデジタルキー」を最大5人と共有し使用することができるようになっています。

新型7シリーズのグレードとスペック

BMW新型7シリーズの各グレードのパワートレインとスペックは以下の通りです。
・740i
直列6気筒3Lガソリンターボ
出力:326ps/45.9kgm

・750i
V型8気筒4Lガソリンターボ
出力:450ps/66.3kgm

・740d
直列6気筒3Lディーゼルクワッドターボ
出力:320ps/69.3kgm

・M750i【新設定】
V型8気筒4.4Lガソリンターボ
出力:530ps/76.5kgm

・M760
V型12気筒6.6Lガソリン
出力:585ps/86.3kgm

・745e iPerformance【改良】
直列6気筒3Lツインターボ+モータープラグインハイブリッド
システム出力:394ps/61.2kgm
EV航続距離:58km

BMW7シリーズの新型車の価格は?

740e iパフォーマンス
新型車の各グレードの主要モデルの価格(メーカー希望小売価格)はこちらです。

・740e iPerformance 8速AT 1,096万円

・740i Excellence 8速AT 1,333万円

・750i Excellence 8速AT 1,625万円

・740d xDrive Executive ディーゼルターボ 4WD 8速AT 1,306万円

・750Li Excellence 8速AT 1,795万円

・M760Li xDrive 4WD 8速スポーツAT 2,523万円

まとめ

いかがでしたか?1977年に初代が世に出て以来、40年以上にわたって、BMWのフラッグシップに君臨してきたBMW7シリーズ。時代の最先端の技術を追求する高級セダンであることがおわかりいただけたのではないでしょうか。

「最も革新的なラグジュアリー・セダン」の名にふさわしい、カードライバーたちの夢を乗せた最新モデルを、これからも私たちに見せてくれることでしょう。

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