2016年4月29日 更新

テスラ モデルS試乗「テスラ乗ったらクルマ観変わった」【取材】

「goo」を運営するNTTレゾナントでは、社内勉強会「レゾナント大学」を毎月開催しています。この勉強会の一環として、4月6日、テスラショールームの営業後の店舗でNTTグループ向けに試乗会を開いていただくことになりました。自動車&バイク担当としてはまたとないチャンス! ちゃっかり便乗して取材に行ってまいりました。

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やってきました! テスラショールーム

今回試乗会を開いていただくのは、東京南青山のテスラショールーム。外苑前1分というセレブエリアであります。赤いロゴがかっこいい。
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さっそく「モデルS」に試乗

今回試乗させていただくのは「モデルS P85D」です。2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー イノベーション部門を受賞したことでも話題になりました。
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テスラ モデルS P85D
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今回は助手席で試乗体験。交通量の多い青山で自動運転は見せてもらえるのか…?

0-100km/h加速3秒 ワープするような速さ

アクセルを踏み込んだ瞬間、頭に重力がかかってぐいーっと持っていかれます。通常はエンジン音や振動が伝わるものですが、モデルSの場合は無音のまま一瞬で加速。車に乗っているというより、タイムトンネルをワープしているような感覚です。ドライバーさんによると0から100km/hまで加速するのに3.3秒、さらにオプションを追加すると3.0秒も可能で、並のスポーツカーよりも速いとのこと(※取材時は制限速度を守って運転しております)。
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写真ではまったく分かりませんが…走行中は驚くほど静か!

日本の公道でも自動運転解禁!テスラが誇るオートパイロット機能

日本で初めて国道交通省から自動運転を承認された「モデルS」。ちょっとだけ自動運転モードも見せていただきました。カメラ、ミリ波レーダー、超音波センサーによって、自分の位置をはかりながら自動運転してくれます。
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テスラではオートパイロット中も手を添えることを推奨。ステアリングは自動で動いています。おおー!
日本で承認されているのは、道を認識して速度と車間距離を自立して走ってくれる「レベル3」。ドライバーがいつでも自身で運転できるようハンドルに手を添えておくことをテスラでは推奨していますが、長時間ドライブもこれならラクチンですね。
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自動運転中のメーターパネル。各センサーによって13mまでの障害物が映し出される
実は長時間の走行で疲れの原因になるのは、この車線の中央をキープする動き。ただまっすぐ走っているように思えても、脳・目・手は常に緊張状態にあるため疲労につながってしまいます。テスラモーターズジャパンのスタッフは、「仙台まで自動運転モードを利用してドライブしたところ、通常の車と比べて圧倒的に疲労が少ないと感じました。」と語っていました。
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自動運転モードではオートステアリングのサインがブルーに。メーターパネル類には各センサーが機能しているかどうかが表示されている
自動運転時にはウィンカーを出すだけで、自動でハンドルを切って車線変更する機能も。常に何かが近づいてきたらセンサーが変わるようになっており、危険を察知できるようになっています。
テスラのオートパイロット機能動画

普通のクルマとやっぱり違う 中身も見せていただきました

これ本当にクルマなの? 驚くほどシンプルなシャシ

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店舗2階にはシャシが展示されており、構造が分かるようになっています。「え…これクルマなの?」と思うほど何もない! フロントとリアにモーターとサスペンションがついている以外は、驚くほどシンプルな構造に見えます。居室の下はすべてリチウムイオンバッテリーだそうです。

世界で唯一!テスラだけが実現したOSアップデート機能

テスラは24時間365日、NTTドコモの3G回線でつながっています。世界で唯一テスラができること、それはiPhoneのようにOSのアップデートができること! 通常の車であれば新機能が欲しければ車ごと買い替える必要がありますが、テスラのハードは拡張性を考えて作られているため、ソフトウェアができた時点でアップデートすることができるんです。例えば、昨日までついていなかったオートパイロットが翌朝には使えるようになっている、なんてことも。

1秒に1000回制御 脅威の四輪駆動

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アウディなどが有名な四輪駆動ですが、電気自動車の四輪駆動の制御はエンジンの数十倍。テスラの場合、前のモーターは前輪だけ、後ろのモーターは後輪だけを1秒に1000回コントロールできるのだそうです。うーん、人間にはよく分からないレベルですね。この四輪駆動が雪道に強さを発揮するため、テスラが一番売れているのは北欧なのだそうです。

ボンネットを開けたら…何もない! フロントにもトランクが

エンジンがないのでその分ラゲッジスペースとして利用できるのも電気自動車ならではの利点。フロントのトランク(テスラでは「フランク」と名付けています)は、スーツケースを横にして入るぐらいの大きさです。
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ボンネットの中がトランク。衝撃的です

テスラ乗ったらクルマ観変わった

「エンジン音が喜び」というクルマ好きの方も多いのではないかと思いますが、試乗後は社内のクルマ好きたちもその性能に驚愕。「テスラ乗ったら、クルマ観変わったわ…」と言いながら去っていきました。
しかしモデルSは1000万円以上する高級車のため、庶民にすぐ手が出せるお値段ではありませんよね。悩んでしまう方に朗報が。35,000ドル〜(日本での販売価格は未定)で買えるモデル3が3月31日に発表されたんです! まずはCEOイーロン・マスクのプレゼンをご覧ください。

Model 3 Launch (Japanese Subtitle) on Vimeo

This is "Model 3 Launch (Japanese Subtitle)" by teslamotors on Vimeo, the home for high quality videos and the people who love them.

35,000ドルで買えるモデル3に予約殺到 1週間で32.5万件

テスラ モデル3の予約注文が1週間で32.5万件を突破したことは、大きなニュースとなりました。今回のモデル3は店舗での予約が先行したため、大阪では朝の3時半から並んだお客さんもいたとのこと。先行予約には1台につき1000ドルの予約金(日本のストアでの予約金は15万円)を支払う必要があるため、ざっと1週間で3億2500ドルの売上を達成したことになります。スゴイなー!
世界各地のテスラ店舗ではモデル3の発売前に数百人の行列ができた
このお祭り状態に、テスラモーターズジャパンの社内ではどんな声が挙がっているのでしょうか。
「予約開始から1週間で32万5000台の予約を世界でいただいたということで、今までの常識を覆すようなことをやっていると感じています。電気自動車の未来を確信できましたね」(テスラモーターズジャパン北川さん)
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説明会を開いてくれたテスラモーターズジャパンの北川さん。ソフトな語り口に会場もなごむ
モデル3の詳細については、テスラモーターズジャパンにも発表会で公開された以上の情報が無いとのこと。バッテリーのコストは下がりつつあり、下の図の▲のラインまでコストが下がったときにモデル3の生産が開始される予定だそうです。
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バッテリーコストは2008年の1/3まで抑えられるように

「ガソリン車のない世界をつくる」テスラの目指す未来

実はテスラは車のメーカーであって車のメーカーではありません。テスラのミッションは持続可能なエネルギー社会へのシフトを加速すること。始まりつつあるエネルギー社会の転換を、テスラのクルマのようにぐっと加速しようという意味です。そのため、テスラの競合は他の電気自動車ではなく、ガソリン車なのです。充電に必要なエネルギーも太陽光を始めとする自然エネルギーの活用をめざし、蓄電池の事業も始めようとしています。かっこいい!
現在9億台のガソリン車が走っていますが、電気自動車のシェアはまだ0.2%程度にとどまっています。しかし、壮大なミッションに向けて突き進むテスラのイノベーションは、業界に大きな変化をもたらそうとしています。モデル3が熱狂的に迎えられたように、一般のユーザーの中でもクリーンエネルギー・自動運転車への移行は加速していくことでしょう。あと数年で自動車業界が大きく変わる―ーそんな時代の流れを予感させる試乗会でした。

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goo自動車&バイク編集部 goo自動車&バイク編集部