2017年7月14日 更新

車のオーバーヒートの原因・対処法

一歩間違うと廃車へ向かって一直線のオーバーヒート。オーバーヒートするとどんな症状が出るのでしょうか。そしてオーバーヒートの原因は? 車がオーバーヒートした時の正しい対処法を学びましょう。

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車のオーバーヒートとは?

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車のオーバーヒートとは、エンジンが通常の動作温度を超えて、異常に熱くなってしまった状況のことをいいます。車にはよくあるトラブルの一つですが、対応方法を間違えると、「車を買い替えたほうが安い!?」と思えるような修理費用になってしまうこともしばしば。エンジンに深刻なダメージを与えてしまう、危険なトラブルです。
症状と対処法をしっかり理解して、いざという時にも正しく対応して、重症化させないようにできるようにしておきます。

オーバーヒートの原因

原因として一番代表的なものは、冷却水の不足でしょう。これは日頃のメンテナンス不足によるもの。時折、ボンネットをあけて、冷却水が減りすぎていないかをチェックしておくといいでしょう。ただし、冷却水は必ず、エンジンが冷えている「走行前」に行ってください。エンジンが温まると冷却水は膨張し容積を増しますので、正確な残量を見誤ってしまうことがよくあります。
他には、冷却水漏れ、冷却水を循環させるウォーターポンプの故障、冷却用ファンの故障、エンジンの温度を監視しているサーモスタット・サーモメーターなどの故障、エンジンオイルの異常(不足や劣化)など、様々な原因があり、故障したその場で特定するのは素人には難しいケースがほとんどです。

オーバーヒートの症状

では、オーバーヒートはどうすれば「今、オーバーヒートしている!」とわかるのでしょうか?一番簡単な方法は、ハンドルの向う側にあるメーターを見ること。現代の車だと、殆どがオーバーヒートの警告灯が出るはずです。オイルや、冷却水の異常マークが点いたり、エンジンの異常マークが点いたりします。古い車だと水温、油温が赤で示された領域に達していると、オーバーヒートです。
他にも、車のスピードが出なくなったり、異音がするなどの症状がありますが、それは重症化している状態。殆どの場合は、前述のような、警告灯などを見ることによって、察知することができます。

オーバーヒートになったらどうする?

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オーバーヒートの対処法

オーバーヒートランプが点灯した場合はそのまま走行を続けてはいけません。まずは、安全なところに車を停車させましょう。その後、いきなりアイドリングをすぐに停止させてはいけません。しばらくアイドリングを続けて、水温・油温が下がるかどうかを見てみましょう。下がるようでしたら、そのまま、しばらくアイドリングし、下がらないようでしたら、エンジンを切りましょう。ただし、万が一、ボンネットから白い湯気が出ている場合、すぐにエンジンを切ってください。
もし、直前にかなり急加速を繰り返しながら高速で走行していた場合は、5~10分ほど、可能な限り低速で急加速を避けて走行し、水温・油温が下がらないようでしたら、停車させましょう。低速走行で水温・油温が下がるようでしたら、そのまましばらく低速走行を続けて、停車させてください。
高速走行のあとアイドリングを行うと、逆にオーバーヒートの原因になってしまうケースもあります。その後、いずれにせよ必ずJAFを呼んで、車の状態をチェックしてもらいましょう。

オーバーヒートの修理費、目安はどのくらい?

オーバーヒートを起こしてしまっても、軽微な場合、修理代はほとんど掛かりません。というのも、初期症状(メーターの警告灯など)で気がつけば、冷却液を足したり、エンジンオイルを足したり、交換するなどで、症状が改善してしまうことも少なくないからです。
ボンネットからモクモクと白い煙が上がっていても、3万円かからずに修理できてしまったというケースもあるなど、ドキドキ感の割に、修理コストがお手頃なのもこの症状の特徴です。
ただし、重症化してしまうと、簡単に数十万円かかります。エンジンを焼き付かせてしまった場合は、エンジンオーバーホールや、最悪はエンジンの交換など、100万円コースになることもあります。人間の病気と同じように、早期発見と、その時に「大丈夫でしょ」で済ませず、必ず専門家に診断をお願いすることが重要です。

まとめ

冷却水やエンジンオイルの不足などで起きる「予防できる」オーバーヒートは、定期的な点検で防ぎましょう。基本的なメンテナンスを怠らないことが、一番大事なのです。また、オーバーヒートしやすい傾向がある車(古いターボ車や、大型エンジンの車)については、エンジンの調子を水温計・油温計等をこまめに確認しながら、無理せずに走ることが一番の予防策です。
いずれにしても、「あ、これはオーバーヒートかも」と感じたら、すぐに車を休めて、専門家の診断を仰ぐこと。「エンジンを止めたら、警告灯が消えたからいいや」と安心をせずに、JAFや、町の修理工場の人や、ディーラーの整備の方など、必ず最寄りの専門家に聞いてみましょう! 警告灯が点いたことには、必ず原因があります。警告灯が点いたときには、毎回、専門家の方と原因究明をするクセを付けておくことが、一番大切かもしれません。
(佐藤沙雪)

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