2016年7月8日 更新

三菱アウトランダーPHEVと日産エクストレイルHVどっちが買い?

彗星の如く登場し、昨年のプラグインハイブリッド車の売り上げでトップの記録を誇った三菱アウトランダーPHEVとリーフのバッテリー技術を活かしたHVシステムを提げて登場した日産エクストレイルHV。今注目の2車種、どっちが買いなのかを比較しながら考えましょう。

4,848 views

本格SUVにもエコな時代が到来

つい最近までエコカーといえば車体のコンパクトないわゆる日常の"アシ車"が圧倒的に多かったように思えます。しかしながら、今やポルシェにもフェラーリにも、F1にすらモーターを積んだハイブリッド車が登場しています。そしてそれはSUVでも同様のことが言えます。トヨタのハリアーのようなオンロードの性能を重視したシティ派SUVがまずはハイブリッドシリーズを出しました。街乗りでの使用頻度が圧倒的に高いこの手のSUV車がエコカー化されていくのは自然の摂理だったといえるでしょう。しかし今やSUV界のエコカー化はそう言った都会派だけではなく、オフロードの走行性能を突き詰めた本格SUVにもついに及びました。その代表格が三菱のアウトランダーや日産のエクストレイルです。
gettyimages (45880)

プラグインハイブリッド車として世界1位の販売台数を誇る 三菱アウトランダーPHEV

三菱の本格的なSUVとしてデビューしたアウトランダーは2012年より現行型となり、さらに翌2013年にはPHEVモデルがデビューしました。PHEV車ということで82psの最高出力を誇るモーターが前後に1個ずつ装着されており、さらに300Vの駆動用バッテリーモーターが装備されています。これに組み合わされる2LのMIVECエンジンは最高出力118psを単体で発揮し、走行にも発電にも活躍してくれます。つまりシステム全体では282psのスペックを持っているということになりますね。これだけの大パワーで1.9トン弱もの巨体を動かす訳ですが、モーターとエンジンでの駆動を上手く切り替えながら走らせるため、燃費はJCモードで20.2km/Lを記録しています。この環境性能の高さに、三菱が長年熟成させてきた4WDでの走行性能の高さも相まってアウトランダーPHEVは2015年プラグインハイブリッド車の世界販売台数で1位を獲得するなど、売上を伸ばしています。
エクステリア・インテリア | アウトランダーPHEV | 乗用車 | カーラインアップ | MITSUBISHI MOTORS JAPAN (41528)

本格SUVの代表にラインナップされたHV車 日産エクストレイルHV

日産のエクストレイルも悪路の走破性が高い、本格的なSUVとして親しまれてきた車種です。走行状況に応じて前後輪にかかるトルク配分を100:0〜50:50で分配するALL MODE 4×4-iやドライバーのハンドル操作やアクセル、ブレーキ操作に基づいて4輪それぞれのブレーキを制御するコーナリングスタビリティアシストなどSUVとして必要な走行性能はそのままにハイブリッド化に成功。独自の1モーター2クラッチ方式や、リーフで培ったリチウムイオンバッテリーの技術によってJC08モードでの4WDモデルの燃費は20km/Lを記録しました。
gettyimages (41518)

HVとPHEVってどう違うの?

そもそもHVとPHEVがどう違うのかを説明いたします。HV車とはいわゆるハイブリッド車のことで、トヨタのプリウスに代表されるようなエンジンとモーターの2種類で駆動をします。モーターを動かすバッテリーは主に走行中にブレーキを使うことによって生じる回生エネルギーによって充電されます。対するPHEVは三菱の持つプラグインハイブリッドのシステム名です。プラグインハイブリッドとは先述したHV車とは違い、モーターを駆動するためのバッテリーに直接充電することができます。また、直接バッテリーと電気のやり取りができるため、バッテリーに充電しておいた電気を取り出して使うことも可能です。三菱では特に他社のプラグインハイブリッド車と比べてバッテリーの電力で走行できる距離が長いため、日常のほとんどを電気自動車として使用できる=EV車ということでPHEVという表現をしています。
gettyimages (41529)

モデルケース別おすすめ車はどっち?

では実際にどのような方にどちらの車両がオススメできるのかというところをご紹介いたします。まず、三菱のアウトランダーPHEVですが、これは何といってもPHEVというシステムに魅力を感じる方でしょう。モーターでの駆動時間の長さは燃料代が安上がりになりますし、非常電源としても使える大容量のバッテリーは、山などへのキャンプだけではなく災害などの時にも重宝されることでしょう。
エクステリア・インテリア | アウトランダーPHEV | 乗用車 | カーラインアップ | MITSUBISHI MOTORS JAPAN (41533)

対してエクストレイルですが、何と言っても価格が安いのが魅力です。アウトランダーPHEVが359万6400円〜なのに対し、エクストレイルのハイブリッドモデルは266万9760円〜購入可能です。いくらアウトランダーの燃料費が安上がりといってもこの価格差を埋めることはできないでしょう。そのため、PHEVにさほど魅力を感じない方やコストを重視される方にはこちらをオススメします。
 (41532)

いかがでしたでしょうか。アウトランダーのPHEVは車はここまで進化したのかと我々を驚かせてくれますし、リーフで培ったバッテリー技術で手軽に高品質なSUVハイブリッドを楽しませてくれるエクストレイルHVも魅力的ですね。車のどの部分に魅力を感じるかで選び方は変わってくるでしょうから、まずは実際に見たり、乗り比べてみるのもいいのではないでしょうか。

関連する記事 こんな記事も人気です♪

日産デイズの実燃費や高速性能を試乗リサーチ!

日産デイズの実燃費や高速性能を試乗リサーチ!

日産の軽自動車デイズをライターが試乗。デイズとデイズルークスの違いやターボとノンターボの走りの差、そして燃費不正問題で気になる実燃費について紹介します。デイズの購入を検討している方や、デイズの中でもどのグレード(モデル)にしようか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。軽自動車だと少し不安になる高速走行性能に関してもしっかりお伝えしていきます。
goo自動車&バイク | 4,495 views
オートキャンプの車選び アウトドアにおすすめの車10選

オートキャンプの車選び アウトドアにおすすめの車10選

秋の行楽シーズン、大人数でキャンプに出かける方も多いのではないでしょうか。最近はキャンプ場もオートキャンプ対応が進み、思い立ったらすぐに出かけられるのが魅力のひとつ。アウトドアシーンでは、山道を走れる悪路走破性と、たっぷり荷物が積める収納力、そして居室の快適性などがポイントになってきます。今回はオートキャンプにおすすめの車10選をご紹介します。この車と一緒に旅に出れば、アウトドアやキャンプがもっと楽しくはるはず!
goo自動車&バイク | 53,124 views
日産三菱が資本提携!経営や開発のメリット・デメリットは何?

日産三菱が資本提携!経営や開発のメリット・デメリットは何?

車の燃費不正問題などで苦境に立たされていた三菱自動車が日産自動車と資本提携することに。2000億円以上もの出資を受けての、事実上日産自動車の傘下に入るこの合意。双方のメリットとデメリットとは何でしょうか。
goo自動車&バイク | 829 views
エコカー対決!ハイブリッドカーVS電気自動車比較まとめ

エコカー対決!ハイブリッドカーVS電気自動車比較まとめ

一昔前まではエコカーといえばとても先進的なイメージで敷居も若干高く感じたものでした。しかしながら最近ではエコカーの存在が加速的に大きくなり、ノーマルガソリン車の存在を脅かすところまで来ています。今回はハイブリッドカーと電気自動車の現状について比較してみたいと思います。
goo自動車&バイク | 2,711 views
近所の買い物に便利!コンパクトカーまとめ

近所の買い物に便利!コンパクトカーまとめ

軽自動車に次ぐ取り回しの良さと、軽自動車よりも余裕と安定力のある走行性能が人気のコンパクトカー。カタログ燃費と実燃費の差が少ないケースも多く、車両価格についてもハイグレードの軽自動車よりも逆に安価であり、経済性でも優等生。今回は、そんなコンパクトカーを比較していきたいと思います。
goo自動車&バイク | 4,213 views

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

Car-iの最新情報をお届けします

Twitterでgoo自動車&バイクをフォローしよう!

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

goo自動車&バイク goo自動車&バイク