2017年3月4日 更新

中古車の走行距離の目安はどれくらい?年式とどっちが重要?

走行距離とともに大きくなる故障リスク。でも、走行距離が多い中古車は安いので、つい心が惹かれてしまいますよね。一体、どこまでの走行距離までなら妥協してよいのでしょうか。中古車を購入する際に気になる年式と走行距離の目安についても解説していきます。

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中古車購入を検討する際に大きなウェイトを占める「価格」。ここだけに焦点を当てた車選びをするならば、走行距離の多い、または年式の古い車をチョイスすれば、金額自体は抑えることができます。しかし、忘れてはいけないのが安全に車に乗り続けるためには整備が欠かせないということ。整備不良による事故や故障が起こる前の整備がとても大切です。当然、過走行車や年式の古い車ほど、整備にかかる時間とお金は増えます。
どこまでの車の状態・価格なら妥協していいのか、という問題は気になりますよね。今回はそんな気になる中古車の年式と走行距離の目安について解説していきます。

中古車の年式と走行距離、どちらを重視すべき?

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まず、【高年式(新しい)だけど走行距離が長い車】と、【低年式(古い)だけど走行距離の短い車】だったらどちらを選ぶべきかは気になるところでしょう。もちろん個々の車の状態によるので一概には言えない部分もありますが、中古車初心者であれば【高年式だけど走行距離が長い車】をおすすめします。
【高年式】の車を勧める理由は2つあります。1つ目の理由は、経年が原因の故障よりも走行距離による故障の方が防ぎやすいから。2つ目の理由は、その修理費が【低年式】の修理費よりも安い(部品交換になった場合も、現行に近い部品の方が手に入り安い)からです。
経年が原因で起こる故障というのは、ゴム系部品やプラスチック部品の劣化や、サビなど。特に注意が必要なのが、エンジンルームのサビや部品の劣化、電子基板の経年劣化(接触不良やはんだ付けのヒビなど)で、これは素人にはなかなか気づけません。警告灯がついてから修理に出す、というパターンがほとんどです。
経年が原因で起こる故障というのは、ゴム系部品やプラスチック部品の劣化や、サビなど。特に注意が必要なのが、エンジンルームのサビや部品の劣化、電子基板の経年劣化(接触不良やはんだ付けのヒビなど)で、これは素人にはなかなか気づけません。警告灯がついてから修理に出す、というパターンがほとんどです。

3年落ち・3万km or 5年落ち・5万kmが一つの目安!

とは言え一番いいのはどちらにも偏りすぎない、ちょうどいい車に巡り会うこと。でも、特に初めての中古車選びでは何を基準にしていいか分からないですよね。
中古車の購入は新車のように画一的な基準を考えることができません。ただ一つの目安になるのが「3年落ち・3万km or 5年落ち・5万km」だと思います。一般的な生活スタイルでの使用を考えた時、大体がこのくらいの走行距離に落ち着くといわれています。過走行による部品の疲弊などの心配が少なく乗れるのがこの目安、という訳です。
【3年】、【5年】に区切ったのも意味があります。前に誰が乗っていたのか分からないのが中古車。同じ年式、走行距離でも、前オーナーが丁寧な乗り方、整備をしていたか、そうでなかったかで車の状態は全く違ってきます。そんな中で、少しでも【素性の良い車】を見つけるのも良い中古車探しのポイント。
では、何故この【3年】【5年】落ちは【素性の良い車】の可能性が高いかというと、ディーラーで新車を買い、ディーラーで点検を続けてきた一般的な生活スタイルのカーオーナーさんが、ディーラーの営業マンさんから買い替えを進められるのが1回目の車検、2回目の車検のタイミングだからです。
つまり新車購入から3年で1回目の車検、5年目で2回目の車検となり、このタイミングで売りに出された車は今までディーラーでメンテナンスされてきた比較的良質なものの場合が多いのです。
この年数、距離を参考に車両を選べば、とんでもない修理費がかかるような故障に見舞われるリスクも抑えられます。

3年落ち、5年落ちなら故障の可能性は?維持費はかかる?

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とはいえ、自動車だって機械。部品の故障はなくとも、安心安全に運転するためには消耗品の交換が必要になってきます。今回はそういった少し具体的なお話もしていきたいと思います。
屋外駐車場で保管されていた車の場合には、経年劣化が激しいので足回りは変えるべきです。特にタイヤはゴム製品なので、使用されずに放置されるだけの場合でもどんどん劣化が進んでいきます。タイヤは一つ5,000~20,000円を4本。場合によってはブレーキパッドも交換することをお勧めします。ブレーキの不調はそのまま大事故に直結するので要注意。こちらも2~5万で取り替えられます。
5年落ちの車を購入した場合は、随所で部品の消耗が起きていることがあります。タイヤ、ブレーキパッド、ブレーキローター、ブレーキホースは交換しておきましょう。またこの時期になるとスパークプラグやイグニッションコイルなどの点火系の部品も交換が必要になってきます。あまり耳慣れない部品たちですが、ガソリンと空気の混合気に火をつけてエンジンを動かす、という重要な役割を担っています。できれば納車前にきちんと点検してもらいましょう。こうした点検・交換は、購入するお店に頼んで納車前にすべて終わらせてしまうと楽ですよ。交渉次第では、工賃が安くなる等のお値引きサービスがあるかもしれません。
とはいえ、日本車は【20万kmノーメンテ】と言われるように、あまり神経質になりすぎなくても大丈夫です(ただしスポーツカーは除きます)。

まとめ

最後にもう一つ、具体的なアドバイスを。
実際に車を探し始めて、自分の趣味や使い道にピッタリと合致する車種を、しかも3年3万kmと5年5万kmという好条件で見つけられたなら、さあどちらを買おうか――。そんなぜいたくな悩みが発生した時にはどちらを選ぶべきでしょうか。
ずばり、100万円が予算の時、両車の価格差が30%以上なら5万kmの方がお買い得です。ただしこれは購入、整備して維持することのみを考えた場合。その車を売却することまで考えると、話は変わってきます。これは車種によって大幅に価値に開きが出てくるので一概には言えませんが、3年3万kmの車なら2年間乗った後に売値が付きます。しかし5年5万kmの車は2年乗ってしまうとほぼ値が付かなくなってしまいます。
逆に言えば、乗り換えを考えている人は登録後5年、つまり2回目の車検の前に売りに出すのがオススメ。3年3万kmの車を買って、その2年後のまだ売値が付く時に売りに出して、また新しい3年落ちの車を買う、なんていう買い方もありですね。お子さんがいる場合は、家族の成長に合わせた車選びができるのでオススメです。
自動車維持にかかる費用は購入価格だけではありません。維持費だってかかります。目先の事だけではなく、その後車を手放す時まで想像できれば、満足いく中古車選びができると思います。
(佐藤沙雪)

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