2016年2月21日 更新

SUV車を徹底比較 トヨタ ランドクルーザー対レクサス RX

ランドクルーザーとレクサスRX。下は500万円を切るところから上は700万円前後と意外と価格帯は近くなっています。排気量はRXのハイブリッドが450hとなるので、見かけ上4.5リッターと4.6リッターでほぼ互角です。同じSUVでも乗用車派生とフレームシャシーを持つランドクルーザーを比べてみます。

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歴史のあるランドクルーザー

ランドクルーザーは、トヨタでも長い歴史のある車名の一つで、1954年からその名を冠したモデルがあります。現在は、ランドクルーザー、ランドクルーザープラドの2車種があります。昨年70系が限定再販された際のキャッチフレーズでも「ランドクルーザーでないと見られない景色がある」というようなコピーが使われているように、車の故障が命に関わるような極限状況での使用を前提とした車です。

最新型の200系でもその哲学は活きており、堅牢なフレーム構造にリアは車軸式のシンプルなサスペンション。これらは、車輪が浮いてしまうような悪路での走行に優位になります。一方で、全長4950×全幅1980×全高1870mmの巨体、車両重量が2.7tに迫ろうとする重量級のボディを318PSの4.6LのV8で引っ張るため、燃費性能は良くはなく、JC08で6.9km/Lとなっています。

数々の軽量化技術も取り入れられてはいますが、前時代的な車といえそうです。また、ランドクルーザーが必要になる環境は日本では少ないのではないでしょうか。悪路での使用も価格が価格なだけに、一般の方は躊躇してしまうかもしれません。
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比較的軽量なレクサスRX

レクサスRXは初代ハリアーの北米仕様車に使用された名前で、日本ではレクサスブランドの開始に合わせてハリアーとは別モデルで販売されました。昨年末にフルモデルチェンジを行い、国内では2代目となり、従来からある3リッターエンジン+ハイブリッドのレクサスRX450に加え、2リッター直四ターボの200tがラインナップされました。

欧州に遅れまいと投入されたダウンサイジングターボでしたが、組み合わされるトランスミッションは、6速ATで欧州勢からすると少ないのが残念。RXも4890×1895×1710mmと小さくはないですが、ランドクルーザーに比べれば、市街地のコインパーキングでもなんとか使用できそうな範囲です。重量はハイブリットが2.1t、200tが1.93tとランドクルーザーに比べると大幅に軽いです。燃費はハイブリッドで18.8km/L(4WD)、200tで11.8km/L(FF))となっています。
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走行性能は求める状況によって変わってくる

走行性能は、高速道路を法定速度で走っている分にはどちらも快適。ただ追い越し加速など瞬発的に加速力が欲しいときに、ランドクルーザーは重さが効いてきます。またRX200tも同様ですが、6速ATも適切なギアの選択を瞬時に迷ってしまいこれも不利。さらに、首都高やトーヨーターンパイクのように速度が乗り、高低差があり、きついコーナーが続くような状況だとランドクルーザーは操作し辛いです。

その点RXにはFスポーツに電動アクティブスタビライザーが装備され、コーナーでの車体の傾きを制御してくれ、見た目よりもスポーティに走れます。
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ランドクルーザーとRX、どちらを選ぶかは生活スタイル次第

都市部で生活していて、近所への買い物と週末にゴルフなど荷物を載せる程度であれば、RXをオススメします。

大きなバスボートやジェットスキーを牽引して、片道100キロ程度のドライブの上、足場の悪いスロープやビーチなどからランチさせるのであれば、ランドクルーザーが活きてきます。バス釣りのプロの多くがランドクルーザーなど大型SUVでバスボートを牽引しているところからも、フルフレームは必要な人からは欠かせない性能なのでしょう。

また、8人乗りとなる点もランドクルーザーの魅力の一つで、アルファードなどミニバン系ではなく、8人乗れるのは国内にはランドクルーザー位しか見当たりません。
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インテリアの質感は?

インテリアは双方、トップクラスの質感です。カーナビのモニターはダッシュボード上にタブレットのように立てるのが、視線移動も少なく、焦点距離もメーター類と大きく変動させずに済み、安全だという観点からトレンドとなっています。その点、ランドクルーザーのデザインは少し古いということになります。また、プラスティックの整形技術など年々進歩しています。そのため、インパネ周りのシボ(革のような質感を出す)処理などは、新しく出たRXの方に分があります。

利用する人には、レクサスオーナーズデスクといったコンシェルジュサービスやオーナーズラウンジなどがあり、トヨタとは一線を画す「おもてなし」に対して、価値を感じる人もいると思います。
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実際の用途に応じて、必要なものが決まってくると思いますが、どちらも死角が大きくなるので、運転には注意が必要です。また、レクサスにはランドクルーザーのレクサス版「LX570」もラインナップされているので、レクサスのスピンドルグリルが好きだという方は、こちらも候補に入れてみるのもよいかもしれません。

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