2018年9月29日 更新

トヨタの人気ミニバン「ノア」モデル別の特徴中古車価格は?

トヨタ ノアはヴォクシーの兄弟車としても知られるミニバンです。2017年7月にマイナーチェンジが行われ、これまでと違ったフォルムになったことを覚えている方も多いのではないでしょうか。ただ、具体的にどのように変わったのかよくわからない方も多いと思います。そこで今回はマイナーチェンジの前と後の特徴にも触れながら、ノアの中古車情報を解説します。

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2017年7月マイチェン、最新ノアの特徴は?

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画像はマイナーチェンジ後の3代目ノア
2017年7月に放映されていたノアのCMをご存じでしょうか。ガッキーこと新垣結衣を起用したCMでは、マイナーチェンジされたノアの魅力的な外観が映し出されていました。特に印象的だったのは、新垣結衣がノアのフロントマスクを見つめ、「変わったねえ」とつぶやくシーンだったと思います。

2017年7月のマイナーチェンジで、どこが変更されたのでしょうか。まず、CMで語られていたようにエクステリアの変更が挙げられます。マイナーチェンジ前の丸みのあるラインはフロント・リアともに直角に削ぎ落とされ、シャープでソリッドな印象を持つ外見になりました。
また、マイナーチェンジ後のノアには安全運転支援機能「クルーズコントロール機能」が追加されました。ノアに搭載された安全支援機能はそれだけではなく、2016年1月に「セーフティセンスC」と呼ばれるパッケージが追加されています。セーフティセンスCパッケージは緊急時のブレーキ機能である「プリクラッシュセーフティシステム」、ウインカーを出さないままの車線変更を警告する「レーンディパーチャーアラート」、ハイビームとロービームの切り替えを自動的に行う「オートマチックハイビーム」の3つの機能から構成されています。これらの安全機能が搭載されることにより、さらに安心してドライブを楽しめるようになりました。

2017年7月のマイナーチェンジでは、その他紫外線をほとんどカットするウインドシールドガラス、収納式のテーブルや充電用USB端子といった装備品が追加されています。

ノアってどんな車?ヴォクシーとの違いは?

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画像はタウンエース・ノア
ノアの原型は1996年に販売された「タウンエース・ノア」というワゴン車です。
タウンエース・ノアは1976年から販売されていた「タウンエース」のバリエーションのひとつで、タウンエースが1996年に3代目モデルにフルモデルチェンジされたことをきっかけに、タウンエースのワゴンモデルが名称変更され「タウンエース・ノア」になりました。
タウンエース・ノアは2001年に販売終了し、ノアが誕生しました。
元々タウンエースは商用車としても使われるほどの高い積載能力と定員数の多さを誇っていたため、その特徴はノアにも受け継がれており、荷物や人員を運ぶために適した車と言えるでしょう。

さて、ノアとよく比較される車として、ヴォクシーが挙げられます。どちらもトヨタから販売されているミニバンで、兄弟車と位置づけで販売されています。
なぜなら、ヴォクシーの前身も1996年に発売された「ライトエース・ノア」というミニバンでした。ライトエース・ノアのさらに前身にあたる「ライトエース」もミニバンで、タウンエースとよく似た車でした。位置づけとしては、前述のタウンエースがライトエースの上級車種にあたります。
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画像はヴォクシー
ノアとヴォクシーはどこが違うのでしょうか。
両車種はその成り立ち、コンセプトや全体的なフォルム、走行性能も似ていると言われます。
実を言うと、主な違いはエクステリアやインテリアのデザインの違いくらいです。

どちらかと言えばヴォクシーの方がいかつい印象を与えると言われています。例えばヴォクシーのフロントマスクは黒いカラーリングのグリル部分を大きく見せるデザインになっており、威圧感を感じるかもしれません。それに対して、ノアのフロントマスクはボディカラーを中心にまとめられており、爽やかな雰囲気があります。どちらが優れているという訳ではないので、お好みの車種を選んでください。
販売台数はヴォクシーの方が多いようで、ヴォクシーの方がどちらかといえば万人受けするデザインなのかもしれません。

ちなみに、ノアとヴォクシーのさらに上級の車種として、「エスクァイア」というミニバンが存在します。こちらも、ノアとヴォクシーと比較される機会の多い車で、両車種との違いはエクステリアやインテリアのデザインです。

初代ノア60系(2001年11月〜2007年6月)の特徴と中古価格

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初代ノアは前述の通り、「タウンエース・ノア」から生まれました。タウンエース・ノアとの大きな違いは、まず後輪駆動から前輪駆動化されたことにより低床化が実現されたことにあります。
それまでは片側のみのスライドドアが両側に設置された点も大きな改良点でした。

このように、低床化と両側スライドドアの設置で、ノアはタウンエース・ノアよりも乗り降りがしやすい車になりました。さらに、アレンジの効くシートスタイルを採用し、室内空間を様々な用途に使い分けることが可能になりました。

初代ノアは大きい車体をものともしない十分なパワーを持ち、加速性能に高い評価が寄せられた車でした。大柄な車体ゆえの取り回しのしにくさは少しあるものの、ミニバンサイズで考えると十分乗りやすい車だったようです。
このように、初代ノアは通勤から行楽へと、老若男女が快適に使用できる車種です。さらに4WDモデルを選べば、悪路や雪道も走りやすくなるため、よりタフな状況にも対応できるでしょう。

初代ノアのチャームポイントは丸みのあるエクステリアです。どっしりした車体に愛嬌のあるフロントマスクのギャップは、2代目や3代目にはない独特の味わいがあります。もしも3代目ノアのスタイリッシュな外見がしっくりこない方は初代ノアを選べば満足できるかもしれません。

初代ノアは2004年8月にマイナーチェンジが行われ、バンパーやヘッドランプなどエクステリアのデザインが一部変更されました。また、2005年8月には排気ガスを清浄化する改造が行われています。

初代ノアの価格は15万円~198万円です。中古車市場ではキャンピングカーや福祉車両に改造された車も出回っており、通常の乗用車としての販売は98万円が最高価格でした。いささか年代が古くなるため購入時に注意が必要かもしれませんが、ノアのように使いやすい車を安く手に入れられることは非常に魅力的です。良い物を選べば、多少の古さは問題にならないでしょう。

2代目ノア70系(2007年6月〜2014年1月)の特徴と中古価格

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2007年6月にフルモデルチェンジが行われ、2代目ノアが発売されました。
初代ノアとの最大の違いはエンジンやトランスミッションの変更です。エンジンは新型のものに、トランスミッションがCVT(無段変速機)という形式に変更され、走行性能や燃費効率が向上しました。

さらに、2代目ノアでは初代よりも乗り込みやすさ、荷物の出し入れのしやすさが向上しています。2代目ノアは初代ノアよりも車体が少し大きくなり、それに伴い室内空間も広くなりました。さらに、スライドドアの可動部分も広くなり、車内への乗り込みが更に楽になりました。その他、初代と同じくアレンジの効くシートスタイルで、3列目シートをワンタッチで跳ね上げて収納できる機構が用意されています。

走行性能に関しては、初代ノアと基本的に同じです。パワーの感じられる加速力があるため、加速性能に関しては不満を覚えることはおそらくないでしょう。ただ、車体が大きいため、初代モデルと同じようにカーブの時に引っ張られる感覚があるかもしれません。

2代目にモデルチェンジされてからは、静音性が高まったという評価が多くなっています。エンジンとトランスミッションが新しくなったためか、初代モデルと比べて格段に静かに走れます。住宅地で使う時など、音を立てるのがはばかられる場合に2代目モデルの静粛性がきっと役に立ってくれるでしょう。

2代目ノアは2010年4月にマイナーモデルチェンジが行われました。マイナーチェンジの内容は、「Si」グレードに限定されていた新型エンジンが全てのグレードに搭載されました。さらに、シートアレンジの形式も見直されるなど、居住性も向上しています。また、2列目と3列目の中央にシートベルトを設置するなど安全性にも配慮がなされました。

2代目ノアの価格は100万円~216万円です。初代ノアよりも全体的に性能も向上し、年式が新しく程度良好な車体も見つけやすく、1番求めやすいモデルかもしれません。さらに、ミニバンの値段としては価格も手ごろなので、お得な買い物ができるでしょう

3代目ノア80系(2014年1月〜現在)の特徴と中古価格

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画像は3代目ノア
2014年1月にフルモデルチェンジが行われ、現行モデルとなる3代目ノアが発売されました。現在ではおなじみの重厚感あふれるフロントマスクのデザインは、この時から始まりました。
ちなみに、兄弟車のヴォクシーと見た目が似ているのは、フルモデルチェンジの際に同じデザインコンセプトに基づいて設計が行われたためです。2代目までの親しみ溢れるフォルムと3代目のスタイリッシュな外見はどちらも違った魅力を放っているのではないでしょうか。
2代目モデルとの性能面の違いでは、アイドリングストップ機能の実装(例外のグレードあり)とバルブ機構の改良によって燃費の向上が図られた点が挙げられます。また、ハイブリッドモデルが追加された点も、3代目ノアの大きな特徴です。「G」グレードを例に挙げると、2WDモデルの燃費は14.8km/Lに対し、2WDハイブリッドモデルである「HYBRID G」グレードでは23.8km/Lとはるかに燃費が良くなっています。より経済的に走りたい方にはハイブリッドモデルがおすすめです。
3代目ノアの走行性能は、2代目モデルよりもさらに磨きがかかっているという評価が多く見られます。十分な加速性能はそのままに、車体のバランスなどを改良して、全体的な乗り心地を向上させています。重心の不安定さを残していた2代目モデルよりも、格段に乗りやすくなっているという声が見られます。2代目モデルで好評を得ていた静音性も残されているため、静かに力強い走りができるでしょう。フルモデルチェンジを迎えてファミリーカーとしても乗用車としても、さらに使いやすくなっています。
3代目ノアは前述の通り、2017年7月にマイナーチェンジが行われました。その前の2016年1月にも改良が加えられています。2016年1月の改良では、セーフティセンスCが「X」グレードを除く全車に標準装備されました(Xはオプション装備)。また、この時にSiグレードにハイブリッドモデルが追加されています。さらに2016年1月の改良では全車種の塗装が「セルフリストアリングコート」 というものに変更されました。この塗装は小さな傷なら自動的に修復する機能を持っています。

3代目ノアの価格は125万円~400万円です。3代目モデルでもマイナーチェンジ前の車体を探せば、2代目モデルとそれほど変わらない値段で買えるかもしれません。安全支援機能やエクステリアに特にこだわらないなら、3代目モデルの初期型を探してみてはいかがでしょうか。ミニバンのベストセラー車種であるノアをお得な値段で手に入れるチャンスだと思います。

まとめ

ミニバンというとややパワー不足気味の動きを想像しがちですが、ノアはそうした先入観を変えてくれる車です。日常生活の中で軽快な走り味を存分に発揮してくれるでしょう。定員数の多さを活かしてファミリーカーとして使うことも、パワーを活かして通勤や行楽に使うこともできます。あなたのライフスタイルに合わせて、ノアは最良の走りを見せてくれるでしょう。ひとたび手に入れたら長く使い続いたくなる魅力を持った車です。

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