2017年4月6日 更新

中古車の減価償却 社用車は新車・中古車どっちがお得?

社用車として車を使う時、中古車よりも長く使えそうだから新車の方がお得…なんて思ってないでしょうか?たしかに新車は長持ちするかもしれませんが、節税という観点から考えた時、新車と中古車では大きな差が出てきます。今回は、減価償却という面で新車と中古車がどう違うのかをまとめました。

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そもそも減価償却とは?

減価償却における新車と中古車の違いの前に、まずは減価償却そのものについておさらいしておきましょう。企業、または個人事業主が設備投資(業務で使用する機材、社用車など)を行った時、設備投資に支払った費用(購入費用)を法律によって決められた耐用年数にわたって費用化が可能となっています。設備を長期間にわたって使用すれば、通常は年月が経過するにつれて価値を落としていくものですが、減価償却とは定められた耐用年数期間だけ、その費用を分配して計上することができる、というものです。ただし、減価償却の対象となるのはその機材が10万円を超えた時のみ。車はそれだけで10万円を超えるのが普通なので、まず間違いなく減価償却対象です。
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企業は定額法と定率法で減価償却の方法を選べる

企業が設備投資を行ったケースでは、どのような減価償却になるでしょうか?さきほども記したように、法人税法によって企業が所有する資産の耐用年数は定められています。これは建物や機材だけでなく生物までもが対象となっていますが、自転車や二輪車を含めて、自動車ももちろん対象です。減価償却の方法には、毎年同じ金額が償却費になる定額法、毎年の償却費が少しずつ低くなっていく定率法の2つがあります。企業の場合はどちらかを選択して減価償却ができますが、個人事業主は定率法で定額法でしか減価償却はできません。
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社用車を新車購入した場合の減価償却

事業で使う社用車を新車で購入した場合、普通自動車なら耐用年数は6年、軽自動車の場合は4年と定められています。ちなみに、普通自動車と軽自動車を営業車のように使う分にはこの通りの耐用年数ですが、貨物用自動車(トラック)やタクシーなどはまた耐用年数が異なるため注意が必要です。200万円で新車の普通自動車を購入し、減価償却方法を毎年均等になる定額法とした場合、計算式としては200万円(新車購入費)×0.167(定額法による新車普通自動車の減価償却率)=33万4千円が1年分の減価償却費として売上額から引くことができます。普通自動車の新車は耐用年数が6年となっているので、6年間にわたって減価償却費が発生するということですね。
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中古自動車は特殊な計算式で耐用年数を算出する

では、中古の普通自動車を社用車として購入した場合はどのように減価償却するでしょうか?新車で普通自動車ならば6年、軽自動車なら4年とあらかじめ耐用年数が定められていますが、中古自動車はあと何年使用できるかを見極めるのはかなり難しいです。その中車自動車が新車購入時の耐用年数以上の使用年数となっていれば、本来適用されるべき耐用年数は消化してしまっているため、特殊な計算式を適用して中古自動車の耐用年数を算出します。耐用年数を全て消化してしまった中古自動車の耐用年数計算方法は、新車時の耐用年数×20%に相当する年数となります。つまり、6年の耐用年数を過ぎた中古自動車を購入した場合、規定の6年×0.2で1.2年分の耐用年数となります。しかし、計算された耐用年数が2年未満となってしまったケースでは強制的に2年と規定されるため、この中古自動車の耐用年数は2年となります。
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社用車を中古車購入した場合の減価償却

耐用年数を過ぎた中古の普通自動車を購入した場合、その耐用年数は2年と先ほど算出しました。購入費用が200万円だとしたら、200万円(購入費用)×0.500(定額法による耐用年数2年の減価償却率)=100万円が減価償却費として計上し、売上利益から引くことができます。つまり、200万円で新車の社用車を購入した時は6年経たなければ購入費用は全て減価償却費として計上できませんが、同額の中古自動車(耐用年数消化済み)なら費やした投資費用は2年で回収できます。ちなみに、耐用年数を消化した中古自動車の減価償却方法を定額法ではなく定率法にすれば、1年で全額経費として計上できます。このことから、中古自動車を購入したほうが新車よりも早く経費にすることが可能になるということですね。
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中古自動車のほうが早く減価償却費として全額計上が可能となりますが、社用車として長く使うことを想定した場合、中古自動車は新車よりも使用できる期間が短くなる可能性は高いです。減価償却だけで考えるのではなく。長い目で見た時、新車と中古車どちらが得になるかをよく考えて車を購入したいですね。

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