2016年7月13日 更新

新型プリウスはここがすごい 4代目が「爆売れ」する理由

世界で最初の量産ハイブリッドカーであるプリウス。2015年にモデルチェンジした最新型が、今高い注目を集めています。新型プリウスの何がすごいのか、「爆売れ」する理由をまとめました。

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TOYOTA、新型プリウスを発売 | TOYOTA Global Newsroom (18097)

圧倒的な燃費性能

新型プリウスは、エントリーモデルの"E"で、40.8km/Lという市販車で最も優れた燃費を記録しています。これはJC08モードという限定された測定環境でのデータなので、実際に走ればこれよりは燃費は悪化するのですが、それでも特に燃費に気を遣わずに走っても、20km/L以上は簡単に記録するとのこと。

また、新型プリウスでは、これまでプラグインハイブリッドモデルに限られていた、高速域でのモーターアシストが実現しています。例えば100km/h前後で高速道路を巡航していた場合でも、平地や下り坂などで負荷が少なくなった場合、エンジンが停止してモーターでの走行に移行します。先代プリウスでは、基本的に高速道路ではモーターやバッテリーは死重でしたが、新型プリウスではどんな状況でも、モーターを活かして低燃費でのドライブが可能なのです。
TOYOTA、新型プリウスを発売 | TOYOTA Global Newsroom (18098)

最新の安全装置で半自動運転を実現

新型プリウスには、トヨタ最新の衝突防止安全装置である、"Toyota Safety Sense P"が、上級モデルでは標準装備、エントリーモデルでも比較的安くオプションとして選べるようになりました。このシステムは前方をミリ波レーダーと単眼カメラで監視するもので、追突防止はもちろん、車線をはみ出した場合のステアリングアシストや、歩行者の検知機能も備わります。またクルーズコントロールとの組み合わせで、前車への追従も可能です。

更に新型プリウスでは、トヨタではじめて、クルーズコントロールの前車追従機能の速度域を全車速に拡大しました。この拡大は、より高価なクラウンやランドクルーザー、レクサス各車種に先駆けての実施です。これにより新型プリウスは、事実上の半自動運転が可能となりました。市街地ではアクセルもブレーキも踏まず、発進、加速、巡航、停車までが自動化されています。
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積雪地でも安心な4WDモデル

歴代プリウスは、前輪駆動モデルしかないのが、特に雪国の人にとっては泣き所でした。前輪駆動は後輪駆動に比べれば、多少なり雪に対しては強いのですが、やはり四輪駆動に比べると、大雪のときは坂道での発進などのときに、非常に不利になると言われています。新型プリウスでは待望の四輪駆動が追加され、雪国でも選びやすいモデルとなりました。

また新型プリウスの四輪駆動は、後輪を専用のモーターで駆動するシステムなので、エンジンの駆動力を伝えるメカニズムなどで、室内空間が圧迫されることもありません。後輪用モーターは、発進時には常に20%の動力が割り当てられますが、10km/hを超えると基本的にはオフになり、前輪が空転するような状況以外は動作しません。また70km/hを超えると、後輪用モーターは常にオフになります。大雨の高速道路などでの安定性向上は期待できないシステムですが、燃費への影響は最低限に抑えられています。
TOYOTA、新型プリウスを発売 | TOYOTA Global Newsroom (18099)

TNGAがもたらす運転の楽しさ

新型プリウスでは、車体骨格も一新され、TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)と呼ばれる新しい技術が、トヨタとしては、はじめて採用されています。このTNGAによって、新型プリウスは、これまでのプリウスに比べて圧倒的な低重心化を実現しました。この低重心化は、運転のときの楽しさにも繋がっていますし、自然なドライビングポジションも実現しています。

他にも新型プリウスでは、リアサスペンションが、これまで採用されてきた車軸式に代わって、左右で独立したものが採用されています。サスペンションの型式だけで優劣を語ることはできませんが、少なくとも新型プリウスの場合、サスペンションの型式変更は、良い方向に作用していると言われています。これらの変化の背景として、新型プリウスは、これまで弱かったヨーロッパ市場でのシェア拡大を睨んでいることもあるようです。
プリウス S(トヨタ)2015年12月モデルのカタログ[10101055] | goo自動車&バイク (18096)

親しみやすく高品質なインテリア

新型プリウスは、インテリアも一新されています。デジタルのセンターメーターこそ、代々の伝統として引き継がれていますが、先代の運転席を囲むようなレイアウトから一転、ダッシュボードは垂直に立ち上がって、運転席と助手席を広く縁取るような、開放感のあるデザインになりました。弱点とされていた品質についても大幅に向上、エアコンのスイッチはツマミのような形状となり、直感的な操作が可能です。

オーディオやナビも後付けを前提としたデザインに変わり、設計の古いメーカーオプションの純正ナビではなく、市販の最新のナビを選んでも、デザイン的な破綻がなくなったのも朗報です。ハイブリッドカーの静粛性を活かして、オーディオにこだわってみるのも良いかもしれません。
TOYOTA、新型プリウスを発売 | TOYOTA Global Newsroom (18101)

以上、新型プリウスが爆売れする理由を5つを挙げてきました。これまでのプリウスの欠点だった「燃費は良いけど、車として見ると、痒いところに手が届かない」という部分を、トヨタは丁寧に潰してきたことが伺えます。少し大きくなったボディサイズや、個性的なデザインなどには賛否も分かれますが、ハイブリッドカーに抵抗があった方も、是非一度試乗してみることをおすすめします。

プリウス(トヨタ)の中古車情報 - 中古車 | goo自動車&バイク

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