2017年7月20日 更新

日産の自動ブレーキ搭載車3選 エマージェンシーブレーキの安全性は?

あらゆる方向からぶつからない車を目指した日産の「エマージェンシーブレーキ」とはどんな機能? 今回は日産の自動ブレーキシステムとおすすめ車種について解説します。

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「やっちゃえ日産」でおなじみの日産が開発した自動ブレーキシステムが、あらゆる方向からぶつからない車を目指したエマージェンシーブレーキ。今回はこのエマージェンシーブレーキをはじめ、文字通り全方向に気を配った障害物検知システムの紹介や、エマージェンシーブレーキ搭載車の中から人気と実力のある車種の紹介を通してその全容に迫りたいと思います。
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日産のエマージェンシーブレーキ

人間であるならば運転中“一瞬たりとも目を離さず常に前を向いている”なんてことは不可能。でもその目を離した一瞬が原因で事故になることもあります。そこで人間の変わりに常に前方を監視し続けるのが、日産が誇るマルチセンシングフロントカメラです。人の目に代わってこのカメラが前方の状況(路面状況や日光の照射具合、先行車両や歩行者など)を把握、前方にある車両や歩行者への障害物に衝突の恐れがある時にエマージェンシーブレーキが作動します。
衝突の可能性をシステムが検知したら、まずは警告音やディスプレイ表示、それからアクセルを踏む足への負荷を掛けることによって運転手にブレーキ動作をするように働きかけます。同時に自動で緩やかなブレーキをかけながら運転手に衝突の可能性を知らせ、自動ブレーキ作動への準備段階に入ります。この段階で運転手からのブレーキ動作が確認できずにこのままでは衝突が避けられないとシステムが判断した場合、自動ブレーキをかけることによって衝突の回避、あるいは衝突時の被害の軽減を図ります。これがエマージェンシーブレーキです。自動車が10km/h~80km/hで走っているときに有意に作動しますが、60km/h以上での走行では、止まっている歩行者や車両に対しては十分なブレーキングができないので注意が必要です。
一部車種ではマルチセンシングフロントカメラではなくミリ波レーダーによる障害物の検知を行っているものもあります。ミリ波レーダーの場合、先行車両だけでなくその1つ先を走る車の状況も検知できるため、渋滞中の脇見運転や前を走る車両の車高が高く状況が掴みにくいなどの理由による衝突の危険性をすばやくキャッチしてくれます。
この車両前方を捉えるシステムの他に、車体左右に設置されたセンサーによって運転手から死角になる車体後側部を検知し、安全な車線変更を支援するBSI/BSWというシステムや、車体後部のセンサーとソナーを利用したバック時の死角にある障害物を検知するBCIというシステムがあります。車体やその周辺を上から見下ろすような視点から把握できるアラウンドビューモニターも重要な機能の1つ。もちろん全車種に全システムが搭載されているわけではありませんが、こうした安全装備を知れば、「あらゆる方向からぶつからない車を目指した」というのも納得ですね。

日産|NISSAN INTELLIGENT MOBILITY

日産|NISSAN INTELLIGENT MOBILITY
最先端の技術で、あなたを未来のワクワクへと導く。それが日産のインテリジェント モビリティ。

人気のアシスト搭載車 日産車3選

では実際にエマージェンシーブレーキが搭載された車の中から、人気と実力のあるお勧め車種を紹介していきます。

セレナ

自信を持ってお勧めしたいのがこの車。自動車事故対策機構が実施した安全装備のテストでは、前方はもちろん後方視界においても満点を獲得するなど、日産の技術の粋が投入されているからです。このほかにも自動運転機能プロパイロットが始めて搭載されるなど、先進性の面で言えば文句なしといえるでしょう。もちろんミニバンならではの積載性や居住性はなおのこと、足を車体の下にかざすだけでドアの開閉ができるハンズフリーオートスライドドアなど利便性も抜群。この車なら大切な家族を安全かつ快適に乗せられます。
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エクストレイル

こちらも自動車事故対策機構のテストで最高評価を獲得した折り紙つきの1台。流麗なボディデザインやハイブリッドモデルをラインナップするなど、新しいSUV像を示し続けています。路面状況を先読みし車体の上下のゆれを最小限に抑えるアクティブライドコントロールなど、快適性能にもこだわりが。オフロードから、ストップアンドゴーが繰り返される都会の道路までを、快適にそして安全に運転することができます。また、今回のマイナーチェンジにより、自動運転機能プロパイロットが搭載されました。
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デイズ

普通車だけでなく軽自動車にもエマージェンシーブレーキは搭載されています。デイズの場合は、前方検知は赤外線レーダーで行うのですが、性能はマルチセンシングフロントカメラと遜色ありません。その証拠に上記2車種と同様、自動車事故対策機構のテストで最高評価を獲得しています。このデイズは「日産の全てを軽に」というコンセプトで開発されたことからもわかるように、ボディデザインや内装、走りに至るまで日産イズムが色濃く反映されており、普通に軽自動車とは一味違います。軽のお手ごろ価格で最先端の安全性能が手に入るなんて、お得としか言いようがありません。
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まとめ

日産のエマージェンシーブレーキの面白いところは、自動ブレーキ前の緩やかなブレーキングやアクセルを踏み込む足への負荷をかけるなど、衝突の危険性を直感的に教えようとする点。自動ブレーキが作動しても確実に衝突が回避できるとは限らない以上、こういった取り組みはとても大切だと思います。オプションでこのような安全装備をつけるか迷う方も多いと思いますが、予算に余裕があるならつけた方がいいです。あくまで補助機能ですので自分が100%気をつけていれば問題ありませんが、人間はそうはいきません。購入後目に見えた効果がなくても、「安心を買ったんだ」「むしろ効果を実感できるような場面にならずによかった」くらいの気持ちでいることをおすすめします。
(まゆきち)

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