エアコンをつけたときのあの臭いの原因はカビだった!
車内は密室空間ですから、不快な臭いがしたら乗り心地のよさも半減。とくにエアコンをつけた時に漂ってくる、すえたようなすっぱいような臭いは、鼻の奥を刺激して思わず顔をしかめてしまいます。同乗者がいたらなおさら気になるものです。誰もが経験したことがあるあの臭いの原因は、なんと「カビ」。
エアコンを使うと、外気温との差で部品の中で水滴が発生し、結露になります。また、結露に汚れや埃などが付着し、雑菌も繁殖します。つまり、エアコンの内部はカビの温床になっているというわけです。このカビや雑菌がエアコンの風に混ざってしまうため、健康にも悪影響を及ぼすことがあるのです。
臭いと共にカビの胞子が車内に充満している可能性もあり、放置しておくと、換気装置肺炎、夏型過敏性肺炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎など、さまざまなアレルギー症状を引き起こします。カビによるアレルギー症状は、免疫力の低下と関係なく誰にでも発症する恐れがありますから、赤ちゃんや幼児はもちろん、大人も注意が必要です。もし、風邪でもないのに咳が長引くようなことがあれば、一度エアコンのカビを疑ってみるとよいと思います。
エアコンを使うと、外気温との差で部品の中で水滴が発生し、結露になります。また、結露に汚れや埃などが付着し、雑菌も繁殖します。つまり、エアコンの内部はカビの温床になっているというわけです。このカビや雑菌がエアコンの風に混ざってしまうため、健康にも悪影響を及ぼすことがあるのです。
臭いと共にカビの胞子が車内に充満している可能性もあり、放置しておくと、換気装置肺炎、夏型過敏性肺炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎など、さまざまなアレルギー症状を引き起こします。カビによるアレルギー症状は、免疫力の低下と関係なく誰にでも発症する恐れがありますから、赤ちゃんや幼児はもちろん、大人も注意が必要です。もし、風邪でもないのに咳が長引くようなことがあれば、一度エアコンのカビを疑ってみるとよいと思います。
嫌な臭いとさようなら。簡単にできる臭い対策をご紹介!
ただの臭いと侮るなかれ。放置しておくと健康まで損なうとわかれば、すぐにでも対策を講じたいものです。ぜひ次のやり方を試してみて下さい。
まずは、強風の最高温度で暖房運転をします。熱風を5分ほど出しましょう。寒い季節なら10分以上回し続けてください。その後暖房をゆるめ、しばらく運転したらスイッチを切ります。これは、汚れが付着している内部の熱交換器を熱し、水分を乾燥させることとカビの根を絶やすことが目的です。シートのダニなども減殺できるでしょう。
また、消臭グッズを使うのもおすすめ。スチーム消臭(エアコン用)は、スチームを使ってエアコン内部まで消臭できるグッズです。作業は30分ほどで終わるので、手軽にできるのがよいと思います。さらに短時間で消臭できるのが、スプレータイプの消臭グッズ。銀イオンの効果で、除菌と消臭ができます。
防カビスプレーは、車1台につき1缶を使いますが、1回で約6カ月効果が持続します。効果を保つためにも半年に1回使用するとよいでしょう。以上は根本的対策ではありませんが、とりあえずの対策として、覚えておいてください。
まずは、強風の最高温度で暖房運転をします。熱風を5分ほど出しましょう。寒い季節なら10分以上回し続けてください。その後暖房をゆるめ、しばらく運転したらスイッチを切ります。これは、汚れが付着している内部の熱交換器を熱し、水分を乾燥させることとカビの根を絶やすことが目的です。シートのダニなども減殺できるでしょう。
また、消臭グッズを使うのもおすすめ。スチーム消臭(エアコン用)は、スチームを使ってエアコン内部まで消臭できるグッズです。作業は30分ほどで終わるので、手軽にできるのがよいと思います。さらに短時間で消臭できるのが、スプレータイプの消臭グッズ。銀イオンの効果で、除菌と消臭ができます。
防カビスプレーは、車1台につき1缶を使いますが、1回で約6カ月効果が持続します。効果を保つためにも半年に1回使用するとよいでしょう。以上は根本的対策ではありませんが、とりあえずの対策として、覚えておいてください。
でもこれだけではあくまで対処療法。根本的な対策にはどのようなものがあるでしょうか。それはエアコンフィルターの交換、エアコン内部の洗浄です。
エアコンフィルターは、車が空気を吸い込む際に余計な埃を車内に入れないようにガードするものですが、ここに塵や埃が溜まった状態で結露・温度などの条件が揃うと、カビが繁殖してしまいます。エアコンフィルターは消耗品なので、年1回は交換しましょう。交換のタイミングは、5~6月が理想的。梅雨前後にエアコンを付けようとした際に、臭いに気づくことが多いからです。
また、走行距離や粉塵の多いエリアといった条件でも、交換時期も多少変わってきます。走行距離はあまり気にしていない人、1年ほどでは臭いが気にならない人もいると思いますが、それでも車検時の2年ごとに交換しておいたほうがよいでしょう。エアコンフィルターの交換は車検項目に入っていないので、車検時に交換する際は併せて依頼しておくと安心です。また、エアコンフィルターの交換方法はほとんどの車の取扱説明書に載っているので、自分で交換することも可能。エアコンフィルター代5000円程度の負担で整備完了なので、トライしてみてはいかがでしょうか?
エアコンフィルターは、車が空気を吸い込む際に余計な埃を車内に入れないようにガードするものですが、ここに塵や埃が溜まった状態で結露・温度などの条件が揃うと、カビが繁殖してしまいます。エアコンフィルターは消耗品なので、年1回は交換しましょう。交換のタイミングは、5~6月が理想的。梅雨前後にエアコンを付けようとした際に、臭いに気づくことが多いからです。
また、走行距離や粉塵の多いエリアといった条件でも、交換時期も多少変わってきます。走行距離はあまり気にしていない人、1年ほどでは臭いが気にならない人もいると思いますが、それでも車検時の2年ごとに交換しておいたほうがよいでしょう。エアコンフィルターの交換は車検項目に入っていないので、車検時に交換する際は併せて依頼しておくと安心です。また、エアコンフィルターの交換方法はほとんどの車の取扱説明書に載っているので、自分で交換することも可能。エアコンフィルター代5000円程度の負担で整備完了なので、トライしてみてはいかがでしょうか?
もう一つの重要な対策は、エアコン内部の洗浄です。まずはエアコンフィルターの掃除をしましょう。始めに水洗いができるかできないかを確認し、掃除のやり方を決めます。水洗いができないタイプでは、変形の原因になるので掃除機も使えません。フィルターをポンポンとはたくように汚れを取りますが、変形しないように、軽くはたくようにしてください。
水洗いする場合は、変形を避けるためにつけ置き洗いをします。中性洗剤や液体洗剤と水をバケツに入れ、30分~1時間ほどつけておきます。タオルや網の上に置き、しっかり乾燥させてください。そして、最終的にはエアコン内部の洗浄を行うことになります。グローブボックス裏側にある、エバポレーターという空気を冷やす装置を洗う作業です。しかし、完全にきれいにするには取り外さなくてはならず、素人には難しい作業なので、自動車整備工場やカーエアコン専門業者、カー用品店などに依頼するとよいでしょう。
水洗いする場合は、変形を避けるためにつけ置き洗いをします。中性洗剤や液体洗剤と水をバケツに入れ、30分~1時間ほどつけておきます。タオルや網の上に置き、しっかり乾燥させてください。そして、最終的にはエアコン内部の洗浄を行うことになります。グローブボックス裏側にある、エバポレーターという空気を冷やす装置を洗う作業です。しかし、完全にきれいにするには取り外さなくてはならず、素人には難しい作業なので、自動車整備工場やカーエアコン専門業者、カー用品店などに依頼するとよいでしょう。
エアコンの嫌な臭いは車酔いやモテない原因にも!?
エアコンの臭いの元はほとんどが内部のカビですが、送風やクーラー、暖房からのタバコの臭いがすることもあります。タバコの臭いは、エアコンフィルターやシートなどあらゆる場所に付着したヤニが原因です。カビならフィルターを交換したり、洗浄したりすることで改善できますが、タバコの臭いは車内の掃除をしてもなかなか取れないので、喫煙する人はとくに消臭に気を配りましょう。悪臭は車酔いの原因になることもあり、そんな車には乗りたくないと言われてしまったら大変です!大切な人を乗せるなら、車内の臭い対策はしっかりやっておきたいですね。
(赤木はるな)
(赤木はるな)