2019年9月14日 更新

【検証】9月と10月で購入時期がちがうとこんなに違う!?

消費税が増税になるにあたり、車を購入する際の税金の増加を気にされている方も多いでしょう。というのも、消費税の増税に際して、課税される税金の種類や税率が異なるからです。この記事では、10月以降に車を購入すると税金がどのように変更されるのか、詳しく解説します。

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消費税増税で何が変わる?

【検証】9月と10月で購入時期がちがうとこんなに違う!?
2019年10月になると、消費税が8%から10%に増税される予定です。
またそれに伴った、車を取得する時にかかる税金の制度が変更されるのです。

消費税増税に際して、税金がどのように変化するのか、見ていきましょう。

消費税の増税

最初に大きく影響するのは、消費税の増税で、8%から10%に引き上げられることです。
2019年10月から消費税が引き上げられる予定になっていますので、車の購入時にかかる税金が変わります。

簡単に説明すると、2019年9月までに100万円の車を購入すると、8万円の消費税だったのです。
それが10月以降になると、10万円になるのです。
その差異は、2万円にもなります。

消費税が増税されるということは、車体価格だけでなく、登録代行手数料や納車費用などにも消費税がかかります。
これらにも、10%の消費税がかかるので、手数料の高くなるのは避けられません。

車体価格は、数万円というわけではないので、消費税が増税する差額が大きくなりがちです。

環境性能割という新税

これまでは自動車取得税がかかっていたのですが、これが廃止されます。
自動車取得税は、登録車には3%、軽自動車には2%が課されていた税金でした。

変わりに環境性能割という新税が始まります。
環境性能割は、電気自動車や燃料電池自動車、また天然ガス自動車やプラグインハイブリッド車、ディーゼル車も対象とはなりません。

他の対象とならない条件として、2020年度燃費基準+20%達成車も非課税となります。
環境に優しいとされている車には、課税されない税金です。

環境性能割は、新車と中古車を問わずして課税されるものです。
課税される対象として、2020年度燃費基準達成+10%達成の登録車は1%課税されます。
軽自動車の場合は、同じ条件でも課税されません。

次に、2020年度燃費基準達成の登録車は2%で、軽自動車は1%の課税となります。
上記の条件以外の車であれば、登録車は3%、軽自動車は2%課税されます。

まとめてみると、環境性能が良い車であれば対象になりませんが、そうでない場合、自動車取得税と同じ割合が課税されるのです。

エコカー減税の廃止

自動車取得税には、エコカー減税が導入されてきました。
自動車を購入した時や、車検を受ける時などに重量税を減免する制度でした。
エコカー減税は、今回の増税に際して、適用されなくなります。

排ガス性能が悪い車から、環境性能の良いハイブリッドなどに買い替えを促進する狙いがありましたが、2019年10月からの制度変更でなくなります。

環境性能割は燃費の良い車の場合には、課税されないので、優遇されているとは言っても、自動車を購入する際の消費税の負担が多きくなっているのは避けられません。

実車で検証!購入時期による費用の違い

【検証】9月と10月で購入時期がちがうとこんなに違う!?
購入時期による費用の違いを、実車を購入したイメージで考えてみましょう。

今回はプリウスのEグレードを対象に2019年9月登録、2019年10月登録のケースで比較します。
車体価格2,332,000円(税抜き)

2019年9月末までに登録した場合

車体価格2,518,560円(税込)

<税金>
・自動車取得税 62,900円
・減免額 -62,900円
・自動車重量税 22,500円
・減免額 -22,500円

<諸費用>
・自賠責保険料 36,780円
・販売諸費用 65,727円
・リサイクル料 11,480円

税金、諸費用合計 113,987円
支払い額合計 2,632,547円

2019年10月以後に登録した場合

車体価格2,565,200円(税込み)

<税金>
・環境性能割 0円
・自動車重量税 22,500円
・減免額 -22,500円
※2019年10月から自動車取得税は廃止

<諸費用>
・自賠責保険料 36,780円
・販売諸費用 65,727円
・リサイクル料 11,480円

税金、諸費用合計 113,987円
支払い額合計 2,679,187円です。
支払い額合計の差は10月以後が46,640円負担増となります。

今回のケースの場合、自動車の税金と諸費用の支払い額に関しては、増税後でも変わっていません。環境性能が良い車の場合には、単純に消費税の増税分が負担増となっていることが分かりました。

ここで気づかれた方もいらっしゃると思いますが上記比較の中で自動車税を便宜上載せておりませんでしたので、ここで触れさせていただきます。
今回の増税に伴い10月以後登録となる場合、自動車税も種別ごとで引き下げ率は異なりますが減税となります(軽自動車については税率の変更はなし)。
今回のプリウスの場合は1500cc超2000cc以下となりますので、年額39,500円が36,000円(-3,500円)となります。
一見僅かな軽減措置ですが、単純計算ですが、5年間使用するのであれば合計17,500円自動車税の負担軽減となります。
購入した車両を長く乗れば購入時の差を取り戻していくことは可能ということになります。
しかし、消費税増税分を埋めるほどの軽減措置とまではいえそうにありませんが。

つまり、購入時の負担増は車体価格が大きくなればその分大きくなることは避けられそうにありません。

結局車を買う予定ならいつが良い?

【検証】9月と10月で購入時期がちがうとこんなに違う!?
結局車を購入するのには、いつ買うのが良いのでしょうか?

結論から言うのであれば、増税前の方が良いと言えます。


先ほどの試算でも、ハイブリッドカーなどのエコカーでも、消費税増税分が増額されることが分かりました。
エコカー以外での軽自動車でも、現状と同じ比率で税金がかかるか、それよりも多くなります。

ほとんどの車で、負担増は避けられません。

消費税増税で車の維持費も変わるの?

【検証】9月と10月で購入時期がちがうとこんなに違う!?
消費税が増税することで、車の維持費は変わるのでしょうか?

消費税による部分が多くなりますが、普段の生活で大きく影響するのは、ガソリン代と高速代金でしょう。
消費税が上がった分、支払う税金も高くなります。

また車検や保険なども、消費税の分だけ増額されることが予想されるでしょう。
消費税という買い物をする時にかかる税金が増額されることから、車の維持費も高くなることが考えられます。

もちろん車を購入する時ほど、金額が大きいわけではありませんが、普段の生活で使うものだけに家計の負担を増やすことでしょう。

ベストタイミングで乗り換えよう

【検証】9月と10月で購入時期がちがうとこんなに違う!?
車の購入の際に、消費税増税がどのように影響するのかを見てきました。
基本的には、消費税が増税することで、車の取得にかかる費用が増えることとなります。

しかし増税前の駆け込み需要があるからと言って、自分にとってベストなタイミングでの乗り換えとは限りません。

まずは今の愛車の買い取り額を、一括査定で査定してみて、どのくらいの下取りになるのかチェックしてみるのをおすすめします。
自分にとって良いタイミングで車を乗り換えて、楽しいカーライフを送りましょう。

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