2016年10月18日 更新

日本発のモータースポーツ“D1”が本格的な世界進出

世界のモータースポーツの代表格と言えば、F1でしょうか。実は、人気のF1とはまた一味違ったモータースポーツD1が世界への本格的な進出を遂げようとしています。日本で生まれたD1とは何なのか?D1の特徴と魅力をご紹介します。

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日本発のモータースポーツ”D1”とは?

D1は、2001年日本で始まったモータースポーツ。F1がスピードを競う競技であるのとは異なり、D1はドリフトを競う競技であり、車の白熱した走りが楽しめる自動車の格闘技とも言われるモータースポーツです。現在、競技国は40ヶ国、競技者数は220万人以上と言われています。新たなモータースポーツとして発祥地の日本に限らず、世界で注目を集めつつあります。
2001年に産声を上げた日本発のモータースポーツ“D1”いよいよ本格的な世界進出が決定!|株式会社サンプロスのプレスリリース (55852)

ドリフトの何を競うもの?

キレのあるスピンとスピード感はドリフトの魅力でもありますが、D1ではドリフトを3つに切り分けて競うことになっています。まずは、ドリフトのカッコよさを競うもの。どれだけ後輪を滑らせてエンジン音を聞かせ、白煙を出せるかという、いかにドリフトで魅せることができるかという競技が一つです。次に技術を競う競技。単独の走行によって、いかに角度やスピードを持ってドリフトを決められるかというのを数値化して競います。そしてトーナメント戦。トーナメント戦の場合、1対1で競技が行われますが、あくまでもドリフトが主体であるため、早さだけでは勝敗は決まりません。このようにドリフトという1つの動作だけでも、さまざまな判定基準によって、さまざまなドリフトが競われるのがこのD1の魅力です。

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2009年には審査の精度が増したD1

世界的に注目を集めているD1ですが、マイナースポーツから進化した理由のひとつは審査方法にあります。2001年から始まったD1審査は当初人の目での審査に頼っていました。しかし、公平性から2009年には審査のためのオリジナルの機械の開発を開始。2012年の競技から導入が行われています。今やオリンピックなど公式のスポーツでも目視では分からない部分は映像など機械を取り入れた審判が下される時代。審査における機器の導入は、D1がモータースポーツとして確立した大きな要因となっています。
thinkstock (55859)

D1アマチュアでも気軽にエントリーできる仕組み

D1が人気となった背景には「D1 Street Legal」の存在も多少はあるでしょう。「D1 Street Legal」とは、チューニングを公道走行が可能な範囲に定めた競技のこと。通常、ドリフトで上位を目指そうと思ったら、車のチューニングなどある程度の資金が必要になってきますが、「D1 Street Legal」は資金という面でアマチュアでもはじめやすい競技です。さらに、技術力にあったカテゴリーで分けるなど、スポーツとして楽しむという面でもD1が発展してきているということが分かります。
gettyimages (55862)

日本から世界へ!D1の世界進出

これまで日本国内を中心とした競技を展開していたD1ですが、さらなる海外進出への足掛かりができました。2016年9月から12月にかけての中国での国際大会の開催です。参加者は日本や中国をはじめ、アメリカ、ロシア、タイの選手が出場予定。中国では初のD1の大会というだけあって、注目を集めています。さらに、2016年9月にはロシアのウラジオストクで3年目となるD1の海外ラウンドが開催。実績とこれまでの地元での注目から、2017年以降も契約が締結される見込みとなっています。
2001年に産声を上げた日本発のモータースポーツ“D1”いよいよ本格的な世界進出が決定!|株式会社サンプロスのプレスリリース (55865)

注目されるD1ですが、これまでのロシアラウンドでの人気、中国での初開催を考えると今後も各国で開催を期待することができます。とにもかくにも、現地での賑わいと注目度がカギを握ることになるでしょう。日本発のD1がどこまで注目を集めるか、今後の競技における国内と国内を越えての白熱した試合に注目です。

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