2016年3月29日 更新

ダメ、絶対。飲酒運転で死亡事故を起こす確率は通常の8倍

ニュースから聞こえてくる、飲酒運転による事故。毎日、日本国内のどこかで必ず起こっていると言っても過言ではありません。まったく関係のない人たちまでも巻き込んでしまう悲しい事故を防ぐためにも、飲酒が人にもたらす影響をしっかりと認識することが大切です。

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飲酒によって起こる死亡事故は驚愕の数値

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警視庁が発表する飲酒運転による交通事故件数の推移によると、法の厳罰化や、飲酒運転に対する社会的な厳しい目により、ピークだった2000年(平成12年)に比べ、近年では、飲酒運転事故件数は下げ止まりとなっているものの、それでも後を絶ちません。自分の身ばかりではなく、何も非のない人までもを巻き込み、死亡事故へとつながる危険な行為、それが飲酒運転です。
統計によると、飲酒運転以外での死亡交通事故は、100件に対して0.5人、つまり200件の事故で1人が死亡している計算になります。これが飲酒運転となると、100件に対して4.5人が死亡しているという結果が出ているのです。飲酒した状態での運転は、飲酒していない状態で起こす事故に比べ8~9倍も死亡事故につながる危険性をはらんでいることがわかります。

飲酒が運転に与える怖い影響とは

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「運転に自信があるから」「ちょっとの距離だから大丈夫」飲酒運転をする人の多くは、このような過信から運転するケースが多いとされています。しかし、そのまちがった自信が取り返しのつかない事故につながってしまうのです。飲酒によって運転に及ぼす影響は、お酒に強い・弱いに関係なく想像以上のものであることをしっかりと認識する必要があります。

精神の高揚による危険運転

飲酒により気分が高揚し、気が大きくなり乱暴な運転や速度超過をする危険性があります。

視覚の機能低下

運転に欠かせない視覚機能が低下するため、信号の見落とし、歩行者に気付かないなどの危険性があります。

判断力や注意力、運動機能や平衡感覚の低下

車間距離を正しく取れない、ブレーキを踏むのが遅くなる、まっすぐ走れず蛇行運転するなど、アルコールは脳の判断力や運動機能を低下させてしまいます。

甘くみないで!アルコールが抜けるまでの時間

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飲酒運転する人の中には、「もうとっくにアルコールが抜けている」と自分で判断する人も少なくありません。しかし、そのような人に限り、アルコールチェッカーなどを使用せずに自分の感覚だけで大丈夫と判断している傾向があります。実際には、アルコールが体から抜けるのには、長い時間が必要なのです。体質にもよりますが、一般的に体重が約60kgの男性を例にとると、日本酒約1合やビール中ジョッキ1杯に含まれるアルコールが分解されるまでには、約4~5時間ほどかかります。また、これは摂取した量に比例するため、深酒をすればするほど体内には長時間アルコールが残ることになります。
よく、ひと眠りしたらアルコールは抜けていると考える人がいますが、根拠のない危険な考え方です。仮眠をとることでかえって分解速度は落ちることも研究でわかっています。たとえ翌朝までの睡眠をとったとしても、アルコールが残っていれば飲酒運転にかわりありません。

ちょっとのつもりが人生を狂わすことに

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軽い気持ちの飲酒運転で失ってしまうものは、あまりにも大きいことに気づかなければいけません。自分の軽率な行動で起きた事故により、何も罪のない被害者が生まれてしまいます。命を奪いかねないとともに、被害者の家族や関係者の人生を一瞬のうちに狂わせてしまいます。また、事故を起こした本人にとっても、厳しい刑罰を受けると同時に社会的な地位を失い、本人の家族を深い悲しみの底に落としてしまうのです。飲酒運転をしている本人だけではありません。飲酒しているとわかっていながら運転を容認した同乗者や車を貸した人、酒の提供者などにもまた厳しい罰が待っていることを認識しましょう。
人生は一度きり。事故を起こしてしまってから事の重大さに気づいて反省しても、もう取り返しはつきません。

悲しい事故を防ぐために…

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身勝手が引き起こす悲しい事故を無くすためには、飲酒運転を絶対に「しない」「させない」という思いを一人ひとりが強くいだく以外ありません。「飲んだら運転しない」「飲んだ人に運転させない」そして「運転する人に飲ませない」。これは、『飲酒運転を根絶するための3つの約束』として掲げられているものです。また、一般財団法人 全日本交通安全協会をはじめ警察や関係機関では、仲間の中に1人お酒を飲まずにみんなを家まで送る役目を決める「ハンドルキーパー運動」の推進を呼びかけています。それができない場合には、代行運転を依頼する、公共の乗り物で帰宅するなどの心構えが必要です。
飲酒運転の恐ろしさを事故後に理解しても、それはもう遅すぎなのです。捕まらなければそれでいいという身勝手な考えで払う代償はあまりにも大きいことをわかってください。飲酒運転は、絶対にしてはいけません。

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