2015年12月15日 更新

オイル交換っていつすれば良い?オイル交換の時期と方法

車は法律で毎年定期に検査を受けなければなりません。そこで気になるのが金額です。金額の中で、オイル交換の費用が馬鹿にならない割合を占めています。オイル交換は、なぜ、そんなに頻繁に交換しなければならないのでしょうか?

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エンジンオイルの役割

車の主要部はエンジンです。エンジンが正しく機能しないと、いくらかっこいい車でも、滑らかな走りができません。エンジンではピストンとクランクシャフトなどが高速に動作し、加速・発進・停車など車のきびきびした走りと、安全運転をコントロールします。そのエンジンが機能を発揮できるのも、エンジンオイルのおかげなのです。

エンジンオイルの役割には、洗浄・潤滑・防錆・冷却・密封の働きがあります。洗浄はエンジン内に付着する金属粉などを洗い落す働きです。潤滑はエンジン内の部品をスムーズに動かす働きをします。防錆は金属部品を錆から守ります。冷却は高温となったエンジン内の温度を冷やす働きです。密封はエンジンのピストンとシリンダーの隙間から燃焼ガスが逃げることを防ぎます。これらの役割が一つでも欠けると、車は性能を発揮することができません。
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エンジンオイルの交換方法

エンジンオイルは前に述べたように、激しいエンジンの動きを支えています。そのため、車を長く使っていると、オイルはエンジンから発生した金属粉や汚れにより劣化してきます。そのため定期的にオイルを交換することが重要です。

では、エンジンオイルはどうやって交換するのでしょうか?エンジンオイルはオイルパンという容器に溜まっています。それを抜いて新しいオイルと交換すればよいわけです。それだけ聞けば簡単そうで、自分でもできそうに思われます。しかし、個人でやる場合は、次の問題をよく考えなければなりません。

・油を抜く手順を誤らないでできるか
・抜いた油の処理をどうするか
・油の抜き方(下抜きか、上抜きか)はどうするか
・道具を正しく使い分解部品の復旧ができるか
・油の入れる量を誤らないか

これらのことを一つでも間違えるとエンジンが停止してしまったり、破損してしまったりします。また、オイルの交換は年に1回くらいが望ましいですが、1年に1回では取替方法をすぐ忘れてしまい、オイル交換の技能も向上しません。

オイル交換の技術料は数百円から千円が相場です。オイル交換は、機械の分解に慣れている人には難しい作業ではありませんが、年1回やる人にはリスクが大きい作業です。インターネット上にはオイル交換の手順が書いたサイトが多くありますが、リスクを覚悟してまで個人でやる作業ではありません。年1回の年間点検のときに合わせ、オイル交換も一緒に依頼するのがおすすめです。
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エンジンオイルの交換時期

エンジンオイルは規格がありますので、粗悪品でない限りエンジンオイルの性能はほとんど変わりません。しかし、自動車ごとにメーカーのテストを通ったオイルが推奨されています。これはいわゆる純正オイルです。もちろんメーカー純正品でなくともよいのですが、ディーラーではメーカー推奨品のみを使うことが多いようです。

オイルの交換時期は走行距離が5000~10000km、または1年程度で交換することが各メーカーで推奨されています。しかし、実際の交換時期はメーカーや車種により異なるようです。このオイル交換の時期は、普通のガソリン車を普通に乗っているときに比べ、次のような場合には異なります。

・シビアコンディションでの使われ方
・燃料の違う車

シビアコンディションとは悪路や山道の走行が多いことや走行距離が長いことです。燃料の違いとはディーゼルエンジンやターボエンジンの場合で、いずれもオイル交換の時期は、普通のガソリン車の半分の期間となっています。
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エンジンオイルを交換しないとどうなる?

車を走らせるうちにエンジン内部では、エンジン部品に燃料の燃えカスや金属粉が付着し、オイルが劣化するだけでなく部品を磨耗劣化させます。またエンジン内部が高温になり、オイルの性能を劣化させます。さらに、エンジンの燃焼によりオイルも少しずつ失われ、オイルの量が不足してきます。

こうして、オイルの劣化と量の不足が起きるため、エンジンオイルの役割としての、洗浄・潤滑・防錆・冷却・密封が正しく行われません。その結果、エンジン部品の磨耗が進み、パワー不足や燃費低下などのエンジン機能低下につながります。重大な場合には、エンジン部品の焼付きや破損につながります。

こうしたトラブルを防ぐためにも、日常からオイルの状況を確認したいものです。エンジンオイルがどのような状況か把握するためには、教習所で教えられたように、オイルパンに金属棒を入れて汚れ具合と適量かを確認します。しかし、ガソリンスタンドで給油の際、点検してもらえば簡単です。
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エンジンオイルだけでないオイル交換?

自動車に使われるオイルはエンジンオイルだけではありません。ミッションオイルは、オートマ車であれば、オートマチック・トランスミッション・オイル(ATF)がその一つです。
ATFは変速装置の油圧制御・潤滑作用・摩擦低減・冷却などをつかさどり、スムーズなギアチェンジのために必要です。

オイルの交換時期は走行距離40000km程度がメーカー推奨値です。ただし、走り方でこまめにギアチェンジを行う運転を重ねていると、オイルが早く劣化してきますので、もっと早めの交換が必要です。

オイルが劣化してくると、その色が黒く変色してきますので、定期検査のときに確認し交換時期を見定める必要があります。整備工場の人は十分に分かっていますので、助言に従えばよいでしょう。また、車に乗っていて、変速時にショックが大きい、発進と加速が悪いなど以前と異なる症状があれば、ディーラーに相談・点検してもらう方がよいでしょう。
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車にとってオイルは血液のようなものです。いつもきれいな状態で車を潤していないと、車は正しく機能しないばかりか故障の原因になりかねません。故障を考えたらオイル交換に掛かる費用は、決して高いものではありません。オイルをいつも正常な状態に保ち、心地よい走りを楽しみたいものです。

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