2017年3月12日 更新

過走行車を購入する場合の注意点やメンテナンス方法まとめ

安く車を購入するなら過走行車。但しメンテナンスを丁寧にしないと思わぬトラブルになることもあります。購入時の注意点や下取りや買取りに出す場合のポイントについて、詳しく見ていきましょう。

8,403 views
中古車購入の一番のメリットは何といっても値段の安さ。新車で買うととても手が出せないような車であっても、中古ならお手頃価格なことも多いので、これを活用しない手はありませんよね。そんな中古車の中でも特に安さにこだわる人の目に留まるのが「過走行車」です。しかし、「購入金額は安かったけど、維持費が高いからよっぽど高くついた」ということも。今回は、過走行車を購入する時や手放す時に気を付けるべきポイントやメンテナンスの方法を解説していきます。

過走行車のメンテナンスについて

中古車市場では、【走行距離10万km】がひとつの目安になっていると言われています。その理由は、車の寿命が10万km前後だった時代があることと、実際に10万kmを超えてくると色々なトラブルが出やすくなること。とはいえ、以前と比べ技術は進化しているので、きちんとメンテナンスさえしてあげれば10万kmを超えたってバリバリの現役で活躍している車もたくさんあります。ではそのような車にするためには、どんなメンテナンスをしていけばいいのでしょうか。

消耗品の定期的なメンテナンス

thinkstock (61862)
まずは消耗品の定期的な交換が大事です。点火プラグやタイミングベルトなどは、10万kmを超えたあたりで一度変えておきましょう。また足回りの再点検も必要不可欠。とくにブレーキの不具合は事故に直結しかねませんので、入念に行いましょう。10万kmを超えた車を購入する場合は、前オーナーがこれら消耗品の交換を行っているかをしっかりチェックしてください。消耗品の交換の記録は点検整備記録簿に記載されています。もし載っていない場合は、購入した販売店に問い合わせてみましょう。
こうしたメンテナンスをきちんとしていても、車の調子が悪くなってしまうことは当然あります。特に20万kmを超えると、オイル漏れやマフラーから白い煙が出てくる等、エンジンそのものの不具合を疑うべき症状が表れることがあります。そういった場合は、エンジンのオーバーホールを整備工場にお願いしたが良いです。オーバーホールとは耳慣れない言葉かもしれませんが、簡単に言えばエンジンの分解・清掃です。これを行うことでエンジン内部にあるススやサビ等をとり除くと同時に、定期点検ではなかなかチェックすることが出来ない、奥まった場所にある細かい消耗部品の点検・交換も同時に行えます。ただここまで本格的な作業となると実施できる整備工場も限られ、また工賃も20万円は覚悟しなければなりません。外車やスポーツカーをはじめとする高性能エンジンの車となるとエンジンのオーバーホールに100万円かかる車もありますので、これから購入を考えている場合は維持できるかどうかしっかり判断することが必須と言えます。

購入時の注意点

次は購入時の注意点です。せっかく買うのですから、お得に購入、維持できるように、10万kmオーバーの車を購入する時に気を付けるべきポイントご紹介します。

エンジンがきちんと吹き上がるかをチェック

istockphoto (61950)
やはり一番チェックしたいのは、心臓部とも言われるエンジン。軽くアクセルをあおってみて、エンジンがスムーズに高回転域まで回るかを見てみましょう。もしどこかでリミッターがかかったように一定以上の回転数で吹き上がりが悪くなったり、逆にひどくノロノロしながら回転数が上がるなどの症状がある場合は、点火系の劣化を始めとする様々な要因が考えられます。購入から間もないのに整備に出さなければならない、なんてことも起こりうるので注意しましょう。

アイドリングが安定するか

アクセルを踏まない、アイドリング状態での回転数が一定のところ(800-1000回転程度が目安)で安定するかというのも大事なポイント。この症状も色々な原因が考えられますが、エンジン内部の汚れ具合や疲労度などを測るために目安として活用できます。また、AT車にこの症状が出ている場合は、実際に運転していて事故の危険性が出てくるので注意が必要です。狭い場所での駐車等では、一瞬加速しただけでも壁にぶつかる等の被害を出してしまうことがあるので、もし購入後この症状が出てきたらなるべく早く整備してもらいましょう。

エンジンオイルの色が黒すぎないか

エンジンオイルにはエンジン内部の汚れやススが入るため、使っていく内にどんどん黒くなっていきます。なので通常は半年~一年ごとに交換するのですが、稀に何年もオイルが変えられていない車に遭遇することがあります。そういった汚れたエンジンオイルを使い続けていけば当然エンジンにかかる負担も大きくなっているので、不具合が出やすいといえるでしょう。また逆に、半年前に変えたばかりなのに異常に黒い、なんていう場合も要注意。すでにエンジンに不具合が出ている恐れがあります。

下取りに出す場合の注意点

10万kmオーバーの車の場合、下取りに出しても値が付かないことがほとんど(SUVや商用バンなど、過走行でも海外に輸出すればそれなりの需要がある車種の場合や、「Z32」型フェアレディZなど状態の良いものが希少となってきた人気車種は除く)。なので愛車の走行距離が10万kmを捉え始めたタイミングで、継続して乗り続けるか、それとも乗り換えるかを考えてみてください。もし、これから10万kmオーバーの中古車を購入することを検討している場合は、下取りに出すことはもう考えずに、乗り潰す覚悟で購入することをお勧めします。

まとめ

過走行の中古車を購入する場合は、下取り価格がほとんど付かないので、転売を考えての購入ならやめておいた方がいいです。その分車両価格が安くなっているので、せっかくなら、その中でも状態の良い車で、長く乗れそうな車を選んで購入しましょう。ただ、税金には注意が必要です。登録からガソリン車で13年、ディーゼル車で10年経過すると自動車税、自動車重量税が跳ね上がります。維持するお金、手間と車両価格を比較してから購入を決めましょうね。
(佐藤沙雪)

関連する記事 こんな記事も人気です♪

10万km走行車は大丈夫? 10万km走行車のメンテナンス、基礎知識

10万km走行車は大丈夫? 10万km走行車のメンテナンス、基礎知識

車を購入してから10万km、20万km走行で行うメンテナンスについて。カーオーナー初心者でも簡単に自分で出来る点検方法やメンテナンス方法について。
goo自動車&バイク | 19,139 views
初心者必見!中古車選びの注意点とチェックポイント

初心者必見!中古車選びの注意点とチェックポイント

中古車の購入のポイントは走行距離だけではありません。年式、色、傷の有無、エンジンルームや内装、臭いなど、中古車選びのコツやチェックポイントをご紹介。初心者は必見ですよ。
goo自動車&バイク | 1,369 views
車のオイル漏れ、点検するにはどうしたらいい?

車のオイル漏れ、点検するにはどうしたらいい?

ふと自宅の駐車場を見てみたら、地面に黒いシミがべったり着いていた、という経験はありませんか?オイル漏れは放っておくとエンジンが焼き付いてしまう原因となってしまうので、できれば自分で対処したいですよね。今回はそんなオイル漏れの点検方法と対処法をご紹介します。
goo自動車&バイク | 4,804 views
いつ交換したらいいの?タイヤの交換時期とは

いつ交換したらいいの?タイヤの交換時期とは

車検で言われたままにタイヤを交換していませんか?タイヤ交換をすべきチェックポイントを把握して、適切な時期にタイヤ交換を行いましょう。タイヤを長持ちさせるポイントもご紹介していきます。
goo自動車&バイク | 1,450 views
中古車購入時の必要書類はどんなもの?

中古車購入時の必要書類はどんなもの?

中古車を購入するときには、販売店との「契約」が必要になるため、それに基づくさまざまな手続きが必要となり、準備しなければいけない書類が出てきます。その多くは販売店が用意しておりスムーズに導いてくれますが、中には自分で準備しなくてはいけないものもあります。どんな書類が必要なのか事前にチェックしておきましょう。
goo自動車&バイク | 1,307 views

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

Car-iの最新情報をお届けします

Twitterでgoo自動車&バイクをフォローしよう!

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

goo自動車&バイク goo自動車&バイク