2019年4月17日 更新

最新のアウディA8とは!【世界初レーザースキャナー搭載】

ドイツの高級車メーカー・アウディが最上位モデルA8シリーズを、なんと8年振りにモデルチェンジし2018年10月から日本でも販売を開始しています。この新型A8について掘り下げ、今だから探したい旧モデルの中古価格についても紹介していきます。

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アウディの最上位モデルA8にフルモデルチェンジした新型登場

アウディA8モデルに新型登場!世界初レーザースキャナー搭載
ドイツの高級車メーカー・アウディの日本法人、アウディジャパンが、フラッグシップセダン『A8』(Audi A8)を8年ぶりにフルモデルチェンジし、2018年10月15日に販売をスタートしました。

アウディジャパンのフィリップ・ノアック社長は同年9月5日に都内で開いた発表会で新型A8について「4世代目となる今回のA8は世界で初めてレベル3の条件付き自動運転システムを可能にすべく開発された。合計23個のカメラやセンサーを搭載し、量産車として世界初となるレーザースキャナーのような高度なセンサーも含まれている」と述べました。

公式サイトでは、「美しさとテクノロジーを極めたフォーマルセダンの最高峰」として新型モデルを紹介しています。
さらに、「デザインやエンジンだけでなく、テクノロジー、アシスタンス、インフォテインメントの全てが高度に洗練され、デジタル化されたインテリジェントな存在でもあります」と強調。

そのうえで「エレガントで美しいシルエットに、革新的テクノロジーを直観的に操作できるインターフェイスを装備し、より安全に、より快適に。

Audi A8は次代に向けて大きな飛躍を遂げました」と自信をのぞかせています。

アウディの新型A8はなにが違うのか

アウディA8モデルに新型登場!世界初レーザースキャナー搭載
世界中のファンの間で注目が集まっていたA8新型モデルチェンジ。
日本でも前述の通り2018年9月に概要が発表され、大きな話題を呼びました。

日本で販売される新型A8はいずれも四輪駆動仕様で、エンジンは3リットルV型6気筒直噴ターボ、4リットルV型8気筒直噴ターボの2種類が用意されていて、前モデルであるアウディA8(D4)では上位グレード2種にのみ使われていたターボエンジンは、新型アウディA8では3グレード全てに搭載されたことになります。

その他、今回のニューモデルでは今までになかった機能が満載で、さらに進化が加速したと言えそうです。

アウディの最上位モデルA8とは

1988年にリリースしたアウディ・V8の後継モデルとして1994年に発売開始。
アウディのフラッグシップ(最上級)モデルで、Fセグメント(全長5m以上のラージクラス)にカテゴライズされています。

旧モデルのA8は3代目にあたり、2010年から販売されています。

駆動方式は一時期はFFモデルもありましたが、現在はクワトロシステムフルタイム(4WD)のみ。
最上級モデルの「LW12クワトロ」は、排気量6,298cc、最大出力500PS,最大トルク63.7㎏・mを誇るモンスターマシンです。

オールアルミニウムボディ車であることも大きな特徴。
ASF(アウディスペースフレーム)コンセプトの下、オールアルミ製のスペースフレームにアルミパネルを架装するという設計で、全長5mの大柄な車体の軽量化に成功、走りの良さと省燃費を実現しています。

3代目A8の中古車価格は走行距離1.5万キロから2万キロの程度の良い車両が500万円台から見つけることができます。AUDIのフラッグシップモデルがこの辺の金額から乗り出しができるとすれば、決して高い買い物ではないかもしれません。

主な変更点はこれだ

量産車初となるレーザースキャナーの搭載により運転支援システムをより進化させたほか、アウディとして初めてマイルドハイブリッドシステムを採用したのが、これまでになかった新型A8の大きな特徴です。

また、新型発表にあたって大きな関心事になっていたのが、自動運転レベル3の搭載だったのですが、日本の法律ではまだ自動運転レベル3での公道走行は不可能となっているため、日本販売モデルは、アウディの自動運転システム「トラフィックジャムパイロット」が、運転支援システム「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」へと変更されています。

トラフィックジャムアシストは、渋滞時のステアリング操作を支援するもので、その他のアシスト機能と合わせ、総合的にドライバーの運転をサポートします。

マイルドハイブリッドシステムはハイブリッドカーの一形式で、減速時に発生する余分なエネルギーを専用バッテリーに充電すると共に、補助モーターで発進時のクリープ現象をサポートするというもの。
通常の乗用車に搭載されている発電機を強化し、内燃機関の補助モーターとしても利用可能になったわけです。
電動機のみで自走可能なハイブリッドシステムとは異なるものになります。

アウディではマイルドハイブリッドについて「回生ブレーキによる発電、22km/h以下でのアイドリングストップ機能、55~160km/hの間での高速走行時にアクセルペダルから足を離すとコースティング(惰性)走行モードになる機能によって燃費向上が期待できる」としています。

外装・内装のデザイン

アウディドイツ本社のエクステリアデザイナー、アマール・ヴァヤ氏は新型発表会の席で「私たちはA8で威風堂々としたデザインを実現し、ラグジュアリーセグメントにおける新たな基準を設定したいと考えた」と発言しました。

より豪華になった内装ですが、そこには最新のデジタル技術が随所に盛り込まれています。
2つのTFT液晶モニターで従来のスイッチやコントロール類の代わりをする新世代の「MMIタッチレスポンス」が、A8にも搭載されました。

10インチのアッパースクリーンでは、ナビゲーションや各種設定といったインフォテインメントの操作ができます。
8.6インチのロワースクリーンでは、エアコンディショナーの操作などができ、アウディによると「スクリーンは、スマートフォンに似た直感的なコントロールと、精緻な操作感が特徴」とのこと。

外装(エクステリア)についてヴァヤ氏は「新型A8では今回、シングルフレームグリルのプロポーションを変更することで幅広さを強調し、力強さを表現した。
それによって100m離れたところからみても、それがアウディの新しい顔であることが明確にわかる」と述べ、「リアのヘッドスペースを損なうことなく、滑らかなルーフラインを描き、クーペのような印象を与えている。

ホイール上のブリスターがパワーと力強さを追加し、彫の深いショルダーラインが重心を大幅に引き下げることによって路面をしっかりつかむ視覚的印象を生み出している」と強調しました。

さらに「私たちは、このデザインによってA8の魅力をさらに引き上げ、クルマが備えている先進的な機能を完璧に表現することができたと確信している」と手応えを見せています。

スペック・パワートレインは?

新型A8は先代より25mm長く、5mm高く、ホイールベースも6mm延長されています。

標準モデルの車体寸法は全長5170mm、全幅1945mm、全高1470mmで、ホイールベースは3000mmとなっています。
ロングホイールベースモデルになりますと、全長5300mm、全幅1945mm、全高1485mmでホイールベースは3130mmというサイズです。

パワートレーンは最大出力340psの3リットルV型6気筒直噴ターボと、同460psの4リットルV型8気筒直噴ツインターボ、マイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)を搭載する2種類のガソリンエンジンと8速ティプトロニックの組み合わせ。

最大12kWという高いエネルギー回収効率を担うMHEVは、減速時には22km/h以下でのアイドルストップ&スタートを、また55~160kmhではエンジンを停止してのコースティング(惰性)走行を可能に。

3リットルで先代比+30ps/60Nm、4リットルで24ps/60Nmとパワーアップ。
55TFSIクアトロで10.5km/リットル、60 TFSIクアトロで8.7km/リットル(JC08モード)と、低燃費化を達成。

また標準装備のクアトロはセルフロッキング センターディファレンシャルを装備。
通常時のトルク配分は前40:後60ですが、ホイールのスリップ状況に応じて、フロントに最大70%、リヤに最大85%のトルクを配分できるようになっています。

最新の電子制御システムを搭載

新型A8は、量産車として世界初となるレーザースキャナーを導入したほか、ミリ波レーダー、カメラセンサー、超音波センサーを合わせて最大23ものセンサーを搭載しています。

セントラル ドライバーアシスタンス コントローラー(zFAS)がセンサーからの膨大な情報を統合的に分析して高度な周辺環境モデルを構築することで、人間の感覚に近い、遅れの少ない自然な制御の実現に至りました。

安全機能においては、見通しの悪い交差点でのフロントクロストラフィックアシストや、全方位からの事故を予防するプレセンス360、従来のアダプティブクルーズコントロール(ACC)、アクティブレーンアシスト(ALA)、トラフィックジャムアシストの3機能を統合したアダプティブドライブアシスト(ADA)などを組み込んでいます。

また、夜間の安全な視界確保のためにHDマトリクスLEDを装備。
32個のLEDを個別に点灯制御することで、前走車および対向車のドライバーを眩惑することなく、最大限の照射範囲を実現。

さらに70km/h以上で作動するアウディレーザーライトは、一般的なハイビームの2倍の照射距離を持っています。

アウディの新型A8のグレードと価格

アウディA8モデルに新型登場!世界初レーザースキャナー搭載
新型A8のラインアップは、
250kW/340馬力の3L V型6気筒直噴ターボ搭載の「55TFSIクワトロ」
338kW/460馬力の4L V型8気筒直噴ツインターボ搭載の「60TFSIクワトロ」、「L 60TFSIクワトロ」となっています。

各グレードの価格(メーカー希望小売価格)は以下の通り。

・55TFSIクワトロ 1,140万円

・60TFSIクワトロ 1,510万円

・L 60TFSIクワトロ 1,640万円

まとめ

アウディA8モデルに新型登場!世界初レーザースキャナー搭載
先代から8年ぶりとなる今回のリリース。

最新技術をふんだんに取り入れながら自動運転時代の本格到来を見据え、満を持して世に送り出したことが分かります。

高級車の国際的ブランドとして世界をリードしてきたアウディのフォーマルセダンA8は、究極の進化形へと続く道を装いを新たに歩みはじめ、力強くアクセルを踏み出したのです。

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