2017年5月2日 更新

スズキジムニーの実燃費レポート スズキのお店で試乗してみた

ジープのラングラーと並び根強いファンの多いスズキのジムニー。そのオフロード走破性は大型の四輪オフロード車を超えるものがあります。シエラ、ランドベンチャー、ワイドなどジムニーの魅力を解説します。

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スズキのジムニーは、実は軽自動車。しかし軽自動車ながら、1970年の発売開始以来、熱狂的なファンもいるほど、本格的クロスカントリー4WDとして根強い人気と高い評価を得てきた車です。ジープ譲りの本格4WDの構造を採用し、大型の四輪オフロード車と比べても高い走破性を発揮する唯一無二の存在と言われています。
2014年に発表された現行モデルは、メーターやシート表皮などが新しいデザインに変更されています。また、存在感ある外観と機能的かつ上質な内装を施した特別仕様車「ジムニーランドベンチャー」、オーバーフェンダーと205ワイドタイヤを装着した「ジムニーシエラ」も、ジムニーのバリエーションとして親しまれています。ジムニーの魅力は、どこから見てもカッコいい外観でしょう。「ランドベンチャー」は車高が高い分、運転や駐車もしやすいのがいいですね。「シエラ」は小型車(5ナンバー)登録の4×4ですが、ジムニーの伝統をしっかり受け継いでいます。
このようにとにかく「カッコイイ!」と思わせてくれるジムニーですが、やはりその乗り心地と実燃費は気になるところですよね。そこで、今回は実際に試乗し、確かめてきました。

さっそく試乗開始!

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強固なラダーフレームをもつ本格派クロスカントリー4WDであるジムニーの変わらぬ魅力のひとつが、その高い安全性です。一般的な軽自動車は、ボディがシャシー一体成型のモノコックフレームを採用していますが、ジムニーは、頑丈なラダーシャシーとボディとに分かれているので、万が一事故に遭っても、比較的安全と言われています。軽自動車としては重いボディということもあり、慣性の法則によってダメージを受けにくい点もポイントです。乗ってみると、軽自動車とは思えないその安定性はやはり他の追随を許さないな、と感じました。
そして肝心の走りの性能については、やはり4WD、とても力強いです。とくに雪道や悪路で実力を発揮してくれそうだなと感じます。コンパクトな車体の軽自動車ながら、大型四駆にひけをとらない本気度100%の走りを見せてくれるというギャップに、魅せられてしまう人が多いのも納得でした。サスペンションやシートなどの使い勝手もよく、デイリーユースとしても活躍してくれそうです。高い走破性と実用性を兼ね備えている点も、ジムニーが長く愛されている理由だということがよくわかりました。
性能面の話も少々。ジムニーのグレードは、「XG」と上級「XC」。エンジンは660cc直列3気筒DOHC、64馬力/10.5kgmを発揮する、インタークーラーターボ装着ユニットを搭載しています。またトランスミッションは、5速MTと、ゲート式フロアシフトの4速ATが用意されています。そこで気になるのが、四駆ならではのゴツゴツとしたイメージ。しかし実際に乗ってみると、一般的な軽自動車と比較しても、意外と乗り心地は悪くなく、妥協を許さないスズキの4WDに対するこだわりが見て取れました。
MT車だと更に運転の楽しさが味わえるので、運転好きな人にはぜひMT車を選んでほしいなと思います。ただし、車内の音に関しては静かとは言いがたいものがあります。人によっては「うるさい」と感じることもあるかもしれません。しかし、それも走るのが好きな人にとっては「走っている」という気分を盛り上げるポイントになってくるな、というレベル。実際私は、その音も含めて走りを楽しんでいました。

気になる燃費は?

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ただし4WD車で気になるのが、その燃費でしょう。現行モデルの場合、カタログ燃費は13.6~14.8km/L(JC08モード)となっています。正直なところ、燃費のよさは軽自動車の魅力のひとつなので、その点だけを比べると悪く見えるのは事実です。一般的な軽自動車に比べると、ボディの重量がある分、燃費性能が劣るのは仕方のないことかもしれません。実際に乗ってみたところ、実燃費は大体10~11km/Lくらいといったところでした。もちろん、これは現行のモデルの話。グレードや年式、走行距離など、さまざまな条件によってバラつきが出てくることでしょう。中には、15km/Lまでいくというユーザーもいるようですが、それはかなりよい方で、一般的な市街地では難しいなと感じます。
確かに燃費はあまりよくはないのですが、その理由は軽自動車でターボエンジンを積んでいるから。現行のジムニーは全てにターボを搭載しているので、これは選択の余地はありません。そもそも四駆なので、燃費が低いのは想定内、と割り切れるのであればおすすめです。

まとめ

高い走破性ゆえに、熱心なファンも多いスズキのジムニー。アウトドア志向のユーザーなら、一度は乗ってみたい車ですよね。今回試乗してみて、燃費については若干デメリットもあるのですが、悪路での走破性はダントツだなと感じました。しかも大型の四駆車では入っていけないような細い道でも楽々と走り抜けて行けるので、実に爽快感があります。とくに日本は市街地も林道や山道も、狭い場所が多いので、大きな車は向いていない環境でもあります。燃費に代えられない魅力がジムニーにはあるんです。
そうはいっても、燃費も気になるという人も少なくないでしょう。燃費をよくするためには、やはり乗り方、運転の仕方を工夫するしかありません。無駄のない走りを心がけ、ガソリンを節約しましょう。AT車のほうが燃費が落ちるといわれていますので、購入する際には、MT車を選ぶというのもひとつの方法です。車の選び方、乗り方は人それぞれ。経済性も大事ですが、ジムニーが持つ唯一無二の走破性をとことん楽しむというのも、新しい発見があっていいかもしれませんよ。
(マジョリティ)

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