2018年9月27日 更新

セレナe-POWER追加!中古車モデルと価格は?

日産のセレナは1991年から販売されたミニバンで、大きな室内空間と十分な走行性能を持つ名車として知られています。今では5代目となり、2018年に入って新たなハイブリッドモデル「e-POWER」が追加され、その新鋭モデルはこれまで以上の素晴らしい性能を持っています。では、新たなモデルが追加されたことで、セレナの中古車市場はどうなっているのでしょうか。今回は、これまでのセレナの性能と中古車価格について解説していきます。

1,708 views

日産セレナにe-POWERモデルが追加!

 (71474)

セレナの「e-POWER」モデルは、ハイブリッドという名称こそ使われていませんが、ハイブリッドカーに分類されます。ここで、これまでのセレナをご存知の方で不思議に思われた方もあるかもしれません。セレナは2012年から4代目モデルに「S-HYBRID」という名称のハイブリッドモデルを追加していたからです。新しく加えられたe-POWERと、これまで存在していたS-HYBRIDは何が違うのでしょうか。

e-POWERとS-HYBRIDは駆動方式が全く異なっており、両者の違いが様々な性能にあらわれています。
S-HYBRIDモデルでは、充電された電力を発進時の補助動力に使ったり、車の速度が落ちた時のエネルギーを利用して充電を行う点が特徴的です。つまり、他のハイブリッドカーよりも動力に電気を使う割合は少なく、そのため他メーカーのハイブリッドカーよりも燃費がそれほどよくないという弱点がありました。ユーザーでもハイブリッド部分の性能に不満を覚える人もいました。もっとも、S-HYBRIDも悪い点ばかりではありません。S-HYBRIDはガソリン車への小規模の改造でハイブリッド車にできるためコストが安い点、さらに日産独自の技術によってエンジンをコンパクトに抑え室内スペースを確保できている点などがメリットとして挙げられます。加えて、S-HYBRIDモデルはアイドリングストップ機能もついているため、環境への負荷が少ないこともメリットに数えられるでしょう。
e-POWERはS-HYBRIDとは全く駆動方式が異なっています。e-POWER搭載車では、動力は電力のみを使っています。つまり、ガソリンエンジンは発電を行うためだけに存在しており、蓄えた電力だけを使って走行します。
 (71478)

e-POWERモデルとS-HYBRIDモデルの大きな違いとして、パワーが挙げられます。
e-POWERモデルに搭載されているモーターは大出力のものを使っているため、S-HYBRIDモデルに比べて高い加速性能を誇ります。e-POWERモデルは力強い加速力に定評があり、ユーザーの間でもストレスを感じさせないパワーが評判となっています。公式サイトでは30%の勾配でもペダルを軽く踏んだだけで頂上までスムーズに行けたと語る体験談が掲載されているため、そのパワーがうかがえそうです。

別の違いとしては、燃費が挙げられます。S-HYBRIDモデルは補助動力として電力を使っていただけだったので、燃費はガソリン駆動の車とあまり変わりませんでした。例えば、4代目セレナのS-HYBRID搭載モデルのうち「20X S-HYBRID」グレードの燃費は16km/L、対してガソリン駆動モデルの「20S」グレードは13.8km/Lです。ちなみに、よくセレナのライバル車種として名前が挙がるトヨタのノアはハイブリッドモデルの燃費で23.8km/Lを実現させています。セレナのe-POWERモデルはこれまでのセレナよりも燃費効率を大きく向上させ、26.2km/Lという高い数値に達しました。セレナが定員8人の大きな車体を持つ車であることを考えると、なかなか良い数字ではないでしょうか。

最後に、モーター走行ならではの静音性も特徴として挙げられます。動力のすべてを電力でまかなっているe-POWERモデルは、それまでのセレナより格段に静かに走れます。静音性にこだわる方にはたまらないメリットとなるでしょう。
また、子どもがいる、早朝や深夜に出かける用事があるなど、音を出すのがはばかられる場面でもe-POWERは活躍してくれるでしょう。

4代目セレナの中古車価格と特徴

 (71480)

4代目セレナは2010年に登場しました。3代目に比べてパワー面が見直され、走りやすくなっている点が特徴的なモデルです。さらに、3代目までで好評だった積載能力の高さや視界の良さはそのまま残されているため、4代目モデルは評判の高い車でした。
さて、4代目モデルは大きく分けて3つのグレードに分けられていました。下のグレードから「20S」、「20X」、「20G」の順になります。ちなみに、セレナの人気モデルであるエアロパーツを取り付けスポーティーな走り味を追求した「ハイウェイスター」 は20Xと大体同じかやや上くらいのグレードです。
3つのグレードのうち、20Sだけが完全ガソリン駆動の車であり、他のモデルは2012年8月からはS-HYBRID搭載車になりました。さらに、20S以外の車にはアイドリングストップ機能が装備されています。。その他、20Gおよびハイウェイスターには周辺の様子を映せる「アラウンドビューモニター」が搭載されているなど、それぞれのグレードでは装備品の違いが主になります。
また、4WDモデルも用意されているため、状況の悪い路面や雪道を進む機会があるなら、利用を考えてみても良いかもしれません。
以下に、S-HYBRID車とガソリン車に分けて、価格と特徴を述べていきます。
S-HYBRID搭載モデルは「20X S-HYBRID」、「20G S-HYBRID」、「ハイウェイスター S-HYBRID」、「ハイウェイスター G S-HYBRID」、「ライダー S-HYBRID」の5種類です。 前述の通り、S-HYBRIDモデルは2012年8月に追加されたため、購入時には製造年に注意しましょう。また、セレナの4WDモデルにS-HYBRIDが搭載されるのは5代目からなので、4代目のうちは4WDのS-HYBRID搭載車種はありません。
このうち、上級モデルは「20G S-HYBRID」と「ハイウェイスター G S-HYBRID」です。ハイウェイスターはエアロパーツを追加して走り味を追求したモデルなので、それ以外のセレナに比べてどちらが上ということもありません。ちなみに、ハイウェイスターとライダーはエアロパーツなどの関係で微妙な乗り味の違いは存在するものの、特別大きな違いは無いようです。
 (71484)

S-HYBRIDの有無を除けば、セレナはグレードによって走行性能はあまり変わりません。そのため、主に装備の違いから欲しいグレードを検討していくようになるでしょう。「20G S-HYBRID」に装備されている機能で主なものは、アイドリングストップ、片側ワンタッチオートスライドドアなどです。また、2013年12月のビッグマイナーチェンジでは、予防安全装備の塔祭が行われました。2013年12月に搭載された機能では、エマージェンシーブレーキ、車線逸脱警報、 それとアドバンスドセーフティパッケージと称される一連の安全機能があります。アドバンスドセーフティパッケージは移動物検知機能付アラウンドビューモニター、踏み間違い衝突防止アシスト、ふらつき警報の3つの機能から構成されています。
ハイウェイスター G S-HYBRIDの特徴も20Gと主な装備は同じです。レーシングスタイルの走り味を求めるかどうかで、ハイウェイスター G S-HYBRIDか20Gを決めると良いでしょう。
20G S-HYBRIDの下のグレードには20X S-HYBRIDが、ハイウェイスター G S-HYBRIDの下にはハイウェイスター S-HYBRIDが存在します。これらのグレードが下の車両もインテリアやエクステリアを除けば、主な機能にあまり違いはありません。20Gと20Xの主な違いはプッシュ式エンジンスターター、インテリジェントキー、イモビライザーの有無くらいです。ちなみに、プッシュ式エンジンスターターなどはオプション装備のため20Xでもつけている車は存在します。 また、ハイウェイスター S-HYBRIDとハイウェイスター G S-HYBRIDの主な搭載装備の違いはほとんどありません。
それぞれの車の価格帯は、20Gが79万円~218万円、ハイウェイスター G S-HYBRIDが120万円~230万円、20Xが59万円~206万円、ハイウェイスター S-HYBRIDが73万円~259万円です。4代目モデルは2016年まで生産が続けられていたためまだ高いものが多いですが、年式が古めの車を選べば手頃なものがきっと見つかるでしょう。
続いて、4代目セレナのガソリン車の特徴と価格を解説します。4代目セレナのガソリン車は2012年8月までに発売された全車種、そして全期間を通してハイウェイスター以外の4WD車と「20S」グレードが該当します。
20Gや20Xと20Sの主な違いも装備面となっており、20Sでは省略されている装備がいくつかあります。例えば、 20Sにはアイドリングストップシステムやプッシュ式エンジンスターター、インテリジェントキー、イモビライザー、片側ワンタッチオートスライドドア、エマージェンシーブレーキ、車線逸脱警報、 アドバンスドセーフティパッケージなどはついていません。このうち、エマージェンシーブレーキと車線逸脱警報は2015年11月に製造されたモデルからは実装されました。
その他、20SはS-HYBRIDを搭載していないため、13.8km/Lと若干燃費が悪くなっているところは致し方ないところ。
20Sの価格は26万円~209万円です。より上級のグレードに比べると、値段は安めで求めやすいと思います。

5代目セレナの中古車価格と特徴

 (71492)

5代目セレナへのフルモデルチェンジは2016年8月から行われました。車両全体の特徴として、4代目の「20S」にあたる「S」以外の全グレードにS-HYBRIDが搭載されていること、それと、全車種にデュアルバックドアが実装されている点などがあげられます。デュアルバックドアとは、上半分だけの開け口を設けたバックドアのことで、スペースの限られたところで荷物の出し入れをするときなどに役立ちます。もちろん、普通のバックドアのように開けることもできるため、荷物が溢れそうな時などに重宝するでしょう。
また、一部のグレードに搭載されているプロパイロット機能も大きな特徴です。プロパイロット機能は高速走行時に役に立つ機能で、速度を自動的に調節して前の車と適切な車間距離を保ち続けてくれます。また、センサーを活用して車線の中央を走行する機能も含まれています。プロパイロット機能を使えば長距離ドライブも快適に行えるでしょう。
5代目セレナも大きくハイブリッド車とガソリン車に分けられます。4代目セレナと違って、4WD車にもS-HYBRIDが搭載されたため、ガソリン車はSだけになりました。
5代目セレナではほとんどの車種がハイブリッド車に該当します。設定されている主なグレードは「X」、「G」、「ハイウェイスター」、「ハイウェイスターG」、「e-POWER X」、「e-POWER ハイウェイスター」などがあります。
このうち、Xとハイウェイスターでは、座席のスライド機能などが一部省略されているため、注意が必要です。もし座席のスライド機構をフル活用したいなら、Gかハイウェイスター Gを購入した方が良いでしょう。さらに、Xとハイウェイスターにはプロパイロット機能も搭載されていません。
前述のe-POWERが搭載されている車種が出てくるのも、5代目セレナの大きな特徴です。e-POWERを搭載した車種は申し分のない走行性能を見せてくれるでしょう。ただ、まだ販売されてそれほど時間が経っていないため、中古車でもあまり新車と変わらない値段かもしれません。
ちなみに、5代目セレナには「Vセレクション」というグレードもあります。このグレードはGとほとんど変わらない性能を持ちながら値段がわずかに安いため、「Vセレクション」を求める人も多いようです。
 (71495)

5代目セレナのガソリン車はSだけが該当します。Sは5代目セレナの目玉機能があまり搭載されていないため、少し物足りないかもしれません。具体的には、プロパイロット機能やアイドリングストップ機能などがついていません。デュアルバックドアなど5代目セレナ独特の機能にあまり興味がなければ、4代目の20Sを求めた方が値段としてはお得な可能性があります。

5代目セレナの価格帯は、ハイブリッド車で185万円~415万円、ガソリン車で190万円~215万円です。4代目に比べると割高な感じはありますが、新車価格と比べるとかなり安いことがわかります。e-POWER搭載車種はさすがにまだまだ高いですが、それ以外の車種は年式を多少落とすことで手頃な価格のものを探せるでしょう。前述した価格帯なら、セレナの性能に十分見合う金額と言えそうです。

まとめ

セレナはグレードが多くある上に、同じグレードでも年代によって仕様の違いがあるため、少し複雑かもしれません。しかし、ハイブリッドモデルとガソリンモデルの該当車種を理解するだけでも格段に選びやすくなるのではないでしょうか。後は欲しい機能から目当てのモデルを探してみてはいかがでしょうか。どのモデルも素晴らしい性能を持つ車ばかりなので、きっと見比べているうちにセレナが本当に優れた車だとわかっていただけると思います。そして、ぜひ実際に乗ってみて、セレナのポテンシャルを実感してみてください。

関連する記事 こんな記事も人気です♪

ファミリーカーにも!日産セレナの歴代中古車の特徴・価格

ファミリーカーにも!日産セレナの歴代中古車の特徴・価格

日産「セレナ」は8人乗りで、荷物も沢山載せることができるがおすすめです。加えて、燃費の良さと走り心地の良さも備えているため、少人数で乗る時にも快適に使えるでしょう。セレナはファミリーカーとしてだけでなく、普段の生活のあらゆる局面で活躍できる可能性を秘めた車です。今回は、そんなセレナの魅力と特徴を解説していきます。
goo自動車&バイク | 893 views
トヨタの人気ミニバン「ノア」モデル別の特徴中古車価格は?

トヨタの人気ミニバン「ノア」モデル別の特徴中古車価格は?

トヨタ ノアはヴォクシーの兄弟車としても知られるミニバンです。2017年7月にマイナーチェンジが行われ、これまでと違ったフォルムになったことを覚えている方も多いのではないでしょうか。ただ、具体的にどのように変わったのかよくわからない方も多いと思います。そこで今回はマイナーチェンジの前と後の特徴にも触れながら、ノアの中古車情報を解説します。
goo自動車&バイク | 1,276 views
トヨタ人気ミニバン ヴェルファイア。中古で買うなら初代?現行?

トヨタ人気ミニバン ヴェルファイア。中古で買うなら初代?現行?

トヨタのヴェルファイアはアルファードと並んで同社が提供するミニバンの最上級ランクに位置づけられている名車です。兄弟者として位置づけられているアルファードとはまた違ったデザインに魅力を覚えているユーザーも多いのではないでしょうか。ヴェルファイアはかっこいいだけではなく性能もしっかりしているため、極上のカーライフを演出してくれるでしょう。今回はヴェルファイアの中古車価格の特徴についてご紹介します。
goo自動車&バイク | 2,452 views
燃費のいい車はこれ! ハイブリッドカー燃費ランキング

燃費のいい車はこれ! ハイブリッドカー燃費ランキング

燃費がいいと言われるハイブリッド車、その実態は?公式燃費ではなく「e燃費」のデータをもとに、実燃費ランキングをまとめました。ガソリン車もですが、ハイブリッド車はカタログ記載の公式燃費と、特に市街地での実燃費に差がでやすいもの。今回は燃費向上の走り方のコツも伝授します。
goo自動車&バイク | 41,640 views
安くておすすめの中古ハイブリッドカーはこれだ!売れ筋6選

安くておすすめの中古ハイブリッドカーはこれだ!売れ筋6選

新車のハイブリッドカーはまだまだ高く、手が届かないという方も多いのではないでしょうか。だから、ハイブリッド車を買うならお得な中古がおすすめ! いま中古車で狙い目のハイブリッドカーを6車種ご紹介します。
goo自動車&バイク | 21,866 views

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

Car-iの最新情報をお届けします

Twitterでgoo自動車&バイクをフォローしよう!

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

goo自動車&バイク goo自動車&バイク