2017年7月8日 更新

ミッションオイルの交換時期はいつ?交換費用と交換方法

ミッションオイルは定期的な交換が必要と言われていますが、いつ交換したらいいのか、どんな効果があるのかまでは分からないという方も多いのではないでしょうか。愛車に長く乗り続けるためにも重要なミッションオイルの交換時期・交換費用・交換方法について解説します。

20,237 views

ミッションオイル、交換しないとどうなるの?

マニュアル(MT)車、オートマ車(AT)車に関わらず、必須のオイル。それがミッションオイル(AT車の場合はATF)です。車のトランスミッションは、数多くのギアが複雑な動きをしながら高速で回転し、動力源の回転を変換し、駆動輪へ伝達する過程で、トルクと回転速度が変わる仕組みになっています。その中で、潤滑剤としてギアの消耗を防いだり、温度を下げる役割を果たしているのが、ミッションオイルです。でも、
・エンジンオイルと違って、ミッションオイルは一度も交換したことがない
・知ってはいても、交換するなんて聞いたことがない
・そもそも、ミッションオイルの存在自体知らなかった
・自分の車はオートマ(AT)車なので関係ないのでは?
という人もいるくらいです。
しかしミッションオイルは、車が走行する上でとても大切な役目を担っており、点検の際にもしっかり確認しなければならないオイルです。長時間使用していると、摩耗したギアの金属粉が徐々に溜まったり、温度変化によって劣化していきます。このままの状態で使い続けていると、ギアの入りが悪くなったり、最悪の場合ギアの欠け等の不具合にもつながる恐れがあるので交換は必須です。もし、今まで「交換しなくても走れる、問題ない」と思っていた人も、交換してみたらどれだけミッションオイルが汚れていたかが分かると思いますし、交換後のギアの入り具合の違いや、運転しやすさを実感できるでしょう。車に対する安心感も、全然違ってくるはずです。

ミッションオイルの交換時期の目安は1年1万km

thinkstock (64798)
ミッションオイルの交換がとても大事だということはおわかりいただけたかと思いますが、ではどれくらいを目安に交換したらよいのでしょうか。様々な説があるものの、車を少しでも長く大事に乗りたいのであれば、1〜2年に1回は交換したほうがよいでしょう。運転の仕方や使用頻度によっても変わってきますが、一般的には走行距離2万km〜3万km程度が目安と言われています。とくに高性能な車に乗っている場合は、1万kmぐらいで交換したほうが安心です。1万kmとか1年とか聞いた人の中には、そんなに頻繁に?と思う人もいるかもしれません。でも、オイル交換にかかる費用と、オイルを交換せずにいてミッション系のトラブルが出てからかかる修理費用を考えれば、こまめに交換しておくほうが、結果的には安くつく可能性が高いです。億劫がらずに早めに交換しておけば安心も手に入りますし、快適なドライブを楽しめるはずです。

ミッションオイルの交換方法と費用

ミッションオイルの交換は、比較的簡単。基本的には、エンジンオイルの交換と同じように、「下から抜いて、上から入れる」だけです。日頃から車いじりが好きな人や、大抵のことは自分でやってしまうDIY派の人なら自分でも簡単にできるでしょうし、ディーラーやカーショップに依頼しても、作業そのものはすぐに完了します。ここでは、自分でミッションオイルを交換する方法をご紹介します。
まず、ミッションオイルの交換に必要なものを用意しましょう。
・新しいミッションオイル
・灯油ポンプ
・ドレンプラグレンチ
・廃油処理箱
・ジャッキ、またはスロープ
thinkstock (64799)

〈交換の手順〉

1、車体を持ち上げる

通常はジャッキを使用しますが、スロープを使って持ち上げることもできます。作業途中で車が動き出したりすると大怪我のもとになるので、サイドブレーキは必ず引いておいてください。

2、古いミッションオイルを抜く

トランスミッションケースの下にあるドレンプラグを開けて、古いオイルを排出します。ドレンボルトを外したところから古いオイルを抜き、廃油処理箱に入れましょう。

3、新しいミッションオイルを入れる

古いオイルが完全に抜けたら、トランスミッションケース側面の上のほうにあるフィラープラグを開け、注入口ギリギリまでオイルを入れます。

4、フィラーボルトを締める

ミッションオイルの交換は、作業レベルとしては難易度が低いので自分で行うことができますが、粘度の高いオイルを使用する場合、オイルを圧送するためのポンプが必要となることがあります。また、車をジャッキアップしたり、廃油の処理をしたり等、面倒なことも少なくないので、できれば整備工場や専門店で交換してもらうことをお勧めします。
また、交換にかかる費用は、ミッションオイル本体が1500円〜5000円が相場です。値段が高いほど、性能も上がり長持ちします。ディーラーやカーショップに依頼する場合は、オイル本体の料金に、作業工賃がプラスされます。依頼先によって差がありますが、大体1000円〜3000円が相場です。

まとめ

ミッションオイルは交換しなくていいとか、交換しなくても不具合はないという人もいるようですが、それは、車を2〜3年で手放しており、不具合が出る前に買い替えているということかもしれません。しかし、例え2年程度であっても、交換することをお勧めします。ミッションオイルをきちんと交換していくことで車の寿命も伸ばすことができるし、常に安全で快適な運転を楽しめるはず。愛車のコンディションを保つためにも、ぜひ適切な時期に交換しましょう。
(マジョリティ)

関連する記事 こんな記事も人気です♪

慣れれば簡単?!マニュアル車運転のコツとは

慣れれば簡単?!マニュアル車運転のコツとは

最近は昔と比べてグッと少なくなったマニュアル車ですが、運転が好きなほどマニュアル車を好む傾向にあり、自動車教習所でも特に男性はMTコースを選択する人が多くいます。そんなマニュアル車の運転はAT車とは違った楽しさがあります。今回はそんなマニュアル車の運転のコツをご紹介します。
goo自動車&バイク | 4,635 views
苦手意識もこれで払拭 MT車運転のコツ3選

苦手意識もこれで払拭 MT車運転のコツ3選

今や街を走る車のほとんどがAT車の時代。軽自動車でさえAT車ばかりです。そんな時代ですから教習所でしかMT車を運転したことがないという方、そもそもAT車限定免許でMT車自体乗ったことすらないという方も増えてきています。そこで、MT車に苦手意識を持つあなたにわかりやすくMT車運転のコツをご紹介します。
goo自動車&バイク | 2,895 views
いま人気のマニュアル車7選 やっぱり運転するならマニュアルが楽しい!

いま人気のマニュアル車7選 やっぱり運転するならマニュアルが楽しい!

「運転する楽しみ」を存分に体感できるマニュアル車。渋滞でも苦にならない乗り方のコツもあわせて、軽自動車からセダンまで女性でも乗りやすいマニュアル車をご紹介します。
goo自動車&バイク | 52,280 views
ダブルクラッチとは? MT車のダブルクラッチの方法まとめ

ダブルクラッチとは? MT車のダブルクラッチの方法まとめ

昔のマニュアル車やレーシングカーなどでは、ダブルクラッチがよく用いられています。ダブルクラッチとはどのような手順で行うものなのでしょうか。ダブルクラッチの意味と方法を確認してみましょう。
goo自動車&バイク | 18,190 views

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

Car-iの最新情報をお届けします

Twitterでgoo自動車&バイクをフォローしよう!

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

goo自動車&バイク goo自動車&バイク