2016年5月25日 更新

トヨタ「カローラ」「レビン」が復活!PHVで2018年に販売開始

トヨタは、4月25日から開催される「北京モーターショー」を前に新型「カローラ」「レビン」にPHVを搭載し、2018年に中国で販売を開始することを発表しました。今回リリースされた2車種は現在中国でHVとして生産し、受注が追いつかないぐらい人気。これらの概要と、PHVを導入する背景に迫ります。

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カローラとレビン 簡単に歴史をおさらい

カローラは日本で最も普及したトヨタの代表的なセダンです。1966年に登場して以来多くの人に親しまれ、車に詳しくない人でもカローラの名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。カローラは当時、1000cc級の大衆車がメジャーな中、あえて+100ccの排気量で発売したところ、パワーがあって価格も安いというのでたちまち大ヒット。以後多くのモデルチェンジ、カローラと名前のつく派生車もセダンに限らず多数登場し、ユーザーのニーズと時代に応じた変化を続けてきました。
カローラ G(トヨタ)2004年12月モデルのカタログ[10024900] | goo自動車&バイク (32168)

レビンは正式には「カローラレビン」カローラの派生車のひとつです。1972年に1600cc級の大衆的なスポーツカーとしてスプリンタートレノとともに登場しました。カローラレビンもカローラと同様、ボディやエンジンを変化させつつ進化していきました。その中にはドリフト愛好者に親しまれたレビン最後のFR駆動のAE86や、バブル期にデートカーとして大人気となったAE91/92などがあります。その後、時代はスポーツカーからミニバンへと変わり、惜しまれつつも2000年に販売終了となりました。
カローラレビン FZ(トヨタ)1998年4月モデルのカタログ[1002381] | goo自動車&バイク (32170)

このような歴史を背負ったカローラとレビンは、HVを搭載した環境車として生まれ変わり、2015年に中国でデビュー、累計4万台を販売して生産が受注に追いつかない状態が続いているとのことです。

まずは1.2リッターターボが年内に登場

トヨタでは、中国で最新の環境・安全技術を採用したクルマを順次展開していくため、PHVの生産に先立ち、2016年内にまずは、世界トップレベルの高熱効率を実現した1.2リッター直噴ターボエンジンを搭載する予定です。それと同時に、すでに日米欧で投入済みの衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」搭載車を発売する計画となっています。

中国におけるトヨタのハイブリッド戦略

これまでにもテレビや新聞で報道されているように、中国では大気汚染が深刻な問題となっています。そんな中、中国でもエコカーへの関心が着実に高まっているとのこと。トヨタではこれまでに中国市場向けにHV車を投入してきましたが、中国における新エネルギー車はEVとPHVのみであり、HVでは政府助成金の対象外でした。今回、PHVを投入することでその恩恵を受ける狙いがあるとみられます。
istockphoto (31943)

登場時期は2018年を予定

カローラ、レビンのPHV搭載車の登場は2018年を予定しています。
これまで中国の市場では、新エネルギー車の認定を多く取得してきた現地メーカーがほぼ占有している状態でした。今後、環境技術に優れた日本などのメーカーが参入することで、中国のエコカー市場は競争が激化するとみられています。
中国の2018年エコカー市場はかなり熱くなりそうですね。
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トヨタのエコカー 今後の戦略

中国におけるトヨタのエコカー戦略は、PHVを「次世代環境車」と位置づけ、現在量産車種であるカローラとレビンにPHVを搭載することで、環境車のさらなる普及を目指していくものと考えられます。さらにトヨタは、PHVの電池容量を拡大し、モーターだけで走行できる距離を増やしていくことも考えています。人気車種がこれまで以上に環境にやさしく、しかも政府の助成を受けて手に入るとなれば販売数増は間違いないでしょう。中国事業担当の大西弘致専務役員は「PHVの投入はまさにトヨタの中国市場に向けた意気込みの表れだ」と語りましたが、その分返ってくるものも大きいと思われます。
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中国の大気汚染はPM2.5など全世界的にも問題となっており、自動車メーカー各社が環境車を投入することで少しでも解決に向かうことがありがたいです。また、これを機会に電池容量の大きいPHVの開発が進めば、この技術を日本に逆輸入ということも期待できます。

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