2017年7月25日 更新

頑丈な車ランキング 衝突しても安全な車はこれだ!

車を買うなら頑丈な車を選びたいですよね。やっぱり国産? それとも外車?自動車事故対策機構の自動車アセスメントのデータを元に、衝突安全性能の高い「頑丈な車」をご紹介します。

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頑丈な車の特徴

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先ほど述べたように、今回の頑丈な車とは【衝突しても大丈夫な車】のこと。なのでこの項目では【衝突に対する強度が強い車】の特徴、ということになります。では衝突しても安全な車とはいったいどんな車を指すのでしょうか。
それはずばり、衝突しても乗員が無事である車です。ちなみに日本と欧州では、【頑丈な車】の定義にちょっとしたズレがあります。

日本の【頑丈な車】は【きちんとクラッシャブルゾーンが確保されている車】

クラッシャブルゾーンとは、衝突時に壊すべきところをきちんと壊すような設計にすることで衝撃を受け止め、乗員がいる居室にまで届かせないように設計された空間のことです。セダンなどの3BOXスタイルの車では、前方からの衝突でも、後方からの衝突でも、前後のBOXにまず衝撃がいき、その部分が潰れるため、乗員のいる居室には衝撃が極力いかないようになっています。

欧州でいう【頑丈な車】は【十分な強度のある車】

誤解のないように言うと、欧州車がクラッシャブルゾーンを考えていないわけではありません。ただ、車体を潰すことで衝撃を吸収することよりも、極力潰さないように設計されています。それは、日本と欧州の道路事情に違いがあります。日本の道路交通法では、制限速度は100キロです(一部試験的に120キロまでの高速道路もありますが)。欧州のアウトバーンでは200km/h以上で走り続けることがざらにあります。つまり、日本と欧州では想定される速度に2倍の差があり、その2倍の差を想定した上での【頑丈な車】には【潰して衝撃を吸収】というだけでなく【そもそも潰さない】という前提の違いがあるのです。

M3とレクサスLFAの正面衝突。乗員2名無事と、2名死亡の差

2010年06月24日、筆者の敬愛するトヨタの伝説のテストドライバー成瀬氏が、ニュルブルクリンクでレクサスLFAのテスト走行中、同じくテスト走行中のBMW M3と正面衝突し、亡くなりました。この時の映像は今もYoutube等で残っているのですが、LFAは運転席助手性ともに生存する隙間も無いほどに大破し、2名とも亡くなっています(救出のために車体を切断したそうです)。対してM3のテストトライバーは2名とも無事だっただけでなく、きちんとドアも開閉できたと言われているので、その差に驚いたのを覚えています。そう、同じ衝撃でぶつかった時、衝突しても乗員が生きている車は【十分な強度】がある上で【クラッシャブルゾーンが確保されている車】なのです。もちろん、今のトヨタやレクサスの強度が足りないというわけではありません。この後に紹介しますが、あれから10年近く、トヨタ、そしてレクサスは、ボディ各部の補強技術も格段に向上し、その安全性は海外にも認められ始めています。

頑丈な車ランキング 

自動車事故対策機構の自動車アセスメントのデータを元に頑丈な車をご紹介します。

第1位 インプレッサXV(スバル) 199.7点

その独自の哲学から近年アイサイトなど安全性能の分野で頭角を現しているスバル。今回はそんなスバルから都市型SUVとしてスタイリッシュなデザインの中にも力強さも感じられるインプレッサXVが堂々の一位となりました。自動車事故対策機構が行ったテストでは、乗員保護で100点中95.02点を獲得。その他の安全装備もあわせて最高ランクの5つ星を与えられました。自動車事故では前席に座っていた人がエンジンに押しつぶされる、ということがよくあるのですが、スバルは水平対抗エンジンという低い位置に配置できるエンジンを使っているため、エンジンが運転手や助手席の下にもぐりこんで助かった、というケースもあるそうです。また、笹子トンネルの事故で唯一崩落するトンネルを走りきり助かった車としても有名です。
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第2位 クラウンハイブリッド(トヨタ) 189.7点

トヨタの最高級車種クラウン。要人を乗せる車だけに、その乗員保護性能評価では後部座席は5、運転席と助手席も4と高い評価です。
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第3位 レガシィアウトバック(スバル) 188.8点

インプレッサと同じくスバルの作る乗員保護性能評価、全ての座席5点満点の車です。
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出典:自動車アセスメントデータ
http://www.nasva.go.jp/mamoru/car_list_detail/0

外車で【頑丈な車】はボルボ

日本と同じように米国にも 道路安全保険協会という非営利団体があり、こちらの2017年の “Top Saftety Pick+”には、日本車も多くランクインしています。日本車以外で高い評価を得ているのは、ボルボです。次にボルボについても、詳しくご紹介したいと思います。

ボルボ

少し趣向を変えて。頑丈な車、といっていちばんに思いつくのはボルボなのではないでしょうか。崖から落としても無傷のCMのインパクトは忘れられません。古くからボルボというメーカーは車体の頑丈さにこだわった車作りをしてきました。いちはやく3点シートベルトを導入したり、日本で始めて自動ブレーキ搭載車を発売させたり。そんなボルボの安全神話はまだ健在のようで、2017年のアメリカ道路安全保険協会が行ったテストで「V60」「S60」「XC60」の3車種が最高評価を獲得しました。輸入車もアリかな、と考えている方、ぜひボルボも検討してみてはいかがでしょう。
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まとめ

今回は安全な車の条件や試験の結果に基づいたお勧めランキングを発表しました。全体的な傾向として、外車ならボルボやアウディ、国産車ならスバルが安全性にもきちんと重きを置いた車作りをしています。とくにスバルは対歩行者事故の対策として、ボンネットに歩行者用のエアバックを提案しています。スバルとボルボは共に予防安全性能の部分でも先駆者であり、安全性、そして車作りにかける意識の高さを感じます。各メーカー無事故社会に向けて力を入れていますが、今安全に一番気を遣った車作りをしているのはこの2社と言えるのではないでしょうか。
(佐藤沙雪)

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