2017年12月5日 更新

ディーゼル車ってどんな車?ガソリン車との違いを徹底検証!人気車種5選も紹介!

ディーゼル車とはどんな車?ガソリン車との違いからメリットまでを調べました。併せておすすめのディーゼル車もご紹介します!

4,822 views

今更聞けない、ディーゼル車とガソリン車の違いとは?

今、市場では、ハイブリッド車が注目の的となっています。しかし近年は「クリーンディーゼル」と呼ばれる新世代のディーゼル車も、じわじわと人気を集め始めています。ディーゼル車とはディーゼルエンジンを積んだ車のことを指しますが、ディーゼルエンジンについてはよく知らないという人も多いのではないでしょうか。

ディーゼルエンジンとは、ドイツのルドルフ・ディーゼルが発明した内燃機関で、自動車、船舶、鉄道など、さまざまな用途で利用されています。車のディーゼルエンジンは「軽油を燃料として動作するエンジン」として一般的に認識されています。では、ディーゼルエンジンとガソリンエンジンでは、どのような違いがあるのでしょうか。実は、両者には基本構造での違いはほとんどありません。しかし、着火の仕方に明確な違いがあります。ガソリンエンジンには点火系という機構が付いており、その機構がマッチの火のような役目をしています。
一方、ディーゼルエンジンは、高温になった時に自然発火しやすいように、圧縮比が高い構造になっています。また、特性として、ディーゼルエンジンは大きなトルクを発揮しやすく、ガソリンエンジンは出力を発揮しやすいという特徴があります。このため、2トン以上のトラックでは昔からディーゼルエンジンが主流となっているのです。大排気量のエンジンを作りやすく、低回転でも大きな力を得られるので、重い荷物を運ぶには最適というわけですね。

また、ディーゼル車はガソリン車より安い軽油で走り、燃費は約2倍。同じ距離を走った場合、燃料コストはガソリン車の1/3と、経済性は圧倒的にディーゼル車に軍配が上がります。

気になるディーゼル車のメリットとデメリット

これからますます注目されるであろうディーゼル車の購入を検討している人も多いと思いますが、メリットと同時にデメリットも知っておきましょう。

〈ディーゼル車のメリット〉

1、燃費がよい

構造上、ディーゼルエンジンは熱をエネルギーに変える効率がよいので、ガソリンエンジンより2~3割は燃費が優れています。例えばマツダのCX-5には、ディーゼルエンジン車とガソリンエンジン車が設定されていますが、その燃費は次の通りです(2WD仕様)。
2.2Lディーゼルエンジン仕様:18.4km/L(JC08モード)
2.0Lガソリンエンジン仕様:16.4km/L(JC08モード)

2、燃料費が安い

ディーゼル車は軽油を燃料としていますが、軽油はレギュラーガソリンと比較すると1Lあたり20~30円程度安いので、これだけ見てもランニングコストがかなり節約できることがわかります。また、ディーゼル車は燃費がよいためガソリンスタンドに行く回数が少なくて済み、さらにランニングコストを低く保つことが可能です。

3、パワーがあり加速がよい

ディーゼルエンジンは同クラスのガソリン車に比べて、トルクの数値が高いのが特徴です。トルクとはタイヤを回転させる力のことですが、この数値によって車の加速力も大きく変わってきます。ディーゼル車はトルク値がよいので、交差点からの発進や高速道路での合流などでもスムーズに加速することができます。必要以上にアクセルを踏まなくてもよいので、ドライバーのストレスも軽減されますね。ひと昔前は「ディーゼル車は遅い」と言われていましたが、今のクリーンディーゼル車はひとクラス上のガソリン車並みか、それ以上の性能を持っています。また、以前はディーゼルエンジンというと、有害物質を多く排出すると言われていましたが、近年ではガソリンエンジンと遜色のない、高い環境性能を達成したディーゼル車のみが販売されています。

4、CO2の排出が少ない

ガソリン車と比べて、CO2の排出量が少なく、地球温暖化の抑制にも貢献しています。

〈ディーゼル車のデメリット〉

1、車両価格が高い

現在の排ガス性能をクリアするクリーンディーゼルは、排ガスの後処理でガソリン車よりもコストがかかることがあるため、車両価格は上昇傾向にあります。マツダのCX-5を例にとって見ると、ディーゼルエンジン仕様とガソリンエンジン仕様では、ほぼ同等のグレードでも20万円~30万円ほどの差があります。

2、専用エンジンオイルが高い

維持費を見てみると、最新のクリアディーゼル専用のエンジンオイルは、ガソリンエンジンに比べて高価な傾向にあります。専用オイルを使用しないと、黒煙フィルターに不純物が付着し目詰まりを起こす可能性があるので、注意が必要です。

3、アドブルー(尿素水)を必要とする車種がある

排ガスの後処理の点から見ると、NOx(窒素酸化物)を処理するためにアドブルー(尿素水)を使っている車両があり、その定期的な補充が必要になります。アドブルーが足りない状態では排ガスがクリーンにならないため、アドブルーの補充は必須だからです。基本的にアドブルーは規格品なので、トラックなどが集まる大型のガソリンスタンドであれば在庫がありますが、意外な維持費がかかることは覚えておいたほうがよいでしょ

4、振動や騒音が気になる

エンジン由来の振動や騒音は、まだまだ改善されていないのが現状です。とくに騒音は気になるところ。防音がしっかりされている車内では気にならないかもしれませんが、車外で聞くと、ディーゼル特有の「カラカラ」という騒々しいノイズが出る車もあるので注意しましょう。早朝や深夜に車を出し入れすることが多く、近隣に迷惑となるような住環境であれば、車外でのノイズは要チェックです。

5、定期的にドライバビリティが低下する

排ガス中に含まれるPM(パティキュレートマター・粒子状物質)を捕捉し、クリーンな排気を実現するためのDPF(ディーゼルパティキュレートフィルター)という仕組みがあります。DPFは定期的に捕捉した煤を燃焼させ再生(クリーニング)する必要がありますが、高速走行中にDPF再生が働けばあまり問題はありません。しかし、シチュエーションによってはドライバビリティが悪化したり、ちょい乗りが多い場合は再生のスパンが短くなったりなど、乗り方に合わないケースも出てくることがあります。
ひと頃は、喘息や酸性雨の原因とされ敬遠されていたディーゼル車ですが、燃料噴射装置の刷新、排ガス後処理技術の進化、ターボの採用、軽油の低硫黄化など、さまざまな技術革新により、排ガスの問題もすっかり解消されました。

今、おすすめのディーゼル車5車種をご紹介!

メリット、デメリットがわかったところで、今、おすすめのディーゼル車をご紹介します。購入や買い替えの参考にしてみてください。

CX-5(マツダ)

マツダの新世代クリーンディーゼルエンジン、「SKYACTIV-D」を初めて搭載した車種です。まさにクリーンディーゼル流行の火付け役と言ってよいでしょう。発売当初は、納車待ちが続くほどの人気ぶりでした。マツダのCX-3と比べると、車体が大きいですが、パワフルなディーゼルエンジンを積んでいるので、サイズを感じさせない軽快な走りを楽しむことが可能。ディーゼルエンジンが搭載されているグレードは、XDをはじめ、3グレードが設定されています。力強さと精悍さが際立つ洗練されたデザイン、SUVらしい機能性を質感高く磨き上げたインテリアなど、完成度の高い車として注目したい一台です。
 (66893)

ミニクーパー(MINI)

現行の3代目モデルでは、3ドア・5ドア・クラブマン・クロスオーバー・ペースマンの各モデルにおいて、ディーゼルエンジン搭載仕様を選択することが可能です。視認性および操作性の高いナビゲーションシステム、歩行者検知機能付前車接近警告、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)、アクティブクルーズコントロール、ヘッドアップ・ディスプレイなど、数々の先進技術を採用。新開発の高効率ターボエンジンやエアロダイナミクスの最適化を図り、「クーパーコンバーチブル」では16.7km/L(JC08モード)の低燃費を実現しています。また、LEDヘッドライト、ナビゲーション・パッケージ、コンフォート・アクセスなど、人気の装備もしっかり搭載されています。
 (66895)

ランドクルーザープラド(トヨタ)

高級感溢れるエクステリアや内装、悪路走破性の高さが特徴のモデルです。悪路を走る時に重要な低速域での力強さが魅力のディーゼルエンジンと、プラドの相性は抜群。オンロードでも快適な走行性能を発揮してくれる、本格的SUV車です。オフロードの走行環境に応じて駆動・制動の制御をスイッチ操作で切り替え可能な「マルチテレインセレクト」や、車載カメラの映像から周囲の路面状況を確認できる世界初の「マルチテレインモニター」も装備されています。なお、ランドクルーザープラドは、全てのグレードでクリーンディーゼル仕様車を選択可能です。
 (66897)

アテンザ(マツダ)

マツダの新世代技術「SKYACTIV」と、新デザインテーマ「魂動」を採用した、マツダのフラッグシップモデルです。4ドアセダン、ステーションワゴンの2タイプを用意。もちろんアテンザにも、クリーンディーゼル仕様車が設定されています。パワフルなクリーンディーゼルエンジンは、全長4.8mを超えるボディも軽々と動かしてくれます。ディーゼルエンジンが搭載されているのはXDグレードです。
 (66899)

3シリーズ(BMW)

BMWの3シリーズでは、320dというグレードにクリーンディーゼルモデルが設定されています。BMWのクリーンディーゼルエンジンは、アルミニウム合金製クランク・ケースや、シンプルな構造の排出ガス処理技術などにより、従来の鋳鉄製ディーゼルエンジンと比べて大幅な軽量化に成功。車両重量をガソリンモデルと同等にすることで、燃費の向上のみならず軽快な走りにも貢献しています。
 (66902)

まとめ

近年のディーゼル車人気を受けて、各自動車メーカーでは新型ディーゼル車を続々と開発、投入しています。車両価格など初期の購入費用は多少高めにはなりますが、メリットも多いので、選択肢の一つに入れるのも十分ありだと思います。どんな用途で、どんな走り方、使い方をするかを含めて、じっくり検討してみてはいかがでしょうか。
(赤木はるな)

関連する記事 こんな記事も人気です♪

SUVのおすすめ7選 人気の小型コンパクトSUV・ハイブリッドSUVはこれだ

SUVのおすすめ7選 人気の小型コンパクトSUV・ハイブリッドSUVはこれだ

いま若い世代を中心に人気になっているクルマといえば、機動力抜群のSUV! 最近のSUVはオフロードだけでなく、オンロードでの走りも抜群。小型・ハイブリッド・ディーゼルなど、おすすめSUV車を厳選して紹介します。
goo自動車&バイク | 27,545 views
ガス欠時の対処法5つ ガソリンが無くなっても慌てない!

ガス欠時の対処法5つ ガソリンが無くなっても慌てない!

ガソリン車、ディーゼル車ともに燃料がなくなると走れません。ハイブリッドでもプリウスのようなストロングハイブリッドモデルもバッテリーを使い切ってしまえば、ガソリン車同様燃料がなければ発電することもできず、走行はできなくなってしまいます。では、ガス欠になったらどうすればよいかについて考えてみましょう。
goo自動車&バイク | 5,088 views
コンパクトカーは燃費で選ぶ?低燃費車5選

コンパクトカーは燃費で選ぶ?低燃費車5選

コンパクトカーは、ボディーサイズや小回りの良さで、狭い道や駐車場でも運転しやすいという利点があります。ほかにも大きなポイントとして低燃費であるという点も。近年、燃費の良いコンパクトカーは人気です。今回は、低燃費のおすすめのコンパクトカーをご紹介します。新車を買うときの参考にしてくださいね。
goo自動車&バイク | 3,386 views
北欧へのあこがれ 人気のスウェーデン車最新情報

北欧へのあこがれ 人気のスウェーデン車最新情報

洗練されたデザインを持つ北欧デザインの自動車は、日本のカーマニアたちの憧れの的です。今回は、そんな北欧車の中でもより一層スタイリッシュかつ安全性に優れる、スウェーデン車の最新情報をお届けします。
goo自動車&バイク | 2,223 views

この記事が気に入ったら
「いいね!」しよう

Car-iの最新情報をお届けします

Twitterでgoo自動車&バイクをフォローしよう!

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

goo自動車&バイク goo自動車&バイク