2018年9月25日 更新

広い軽を探すならダイハツ タントがおすすめ! 初代~現行モデルの中古車価格は?

軽トールワゴンの金字塔とも言えるダイハツ「タント」。女性からの支持も強いタントは現行モデルが3代目となっています。本記事では、初代モデルから現行モデルまでを振返り、各それぞれのおすすめグレード、中古車情報についてや選ぶ際の注意点等をまとめて紹介していきます。

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子育てママにも人気のダイハツ タント

子育てママにも嬉しい広さで子育て世代を中心に人気の「ダイハツ タント」。現行モデルで3代目となる、もはやママ定番の軽自動車とも言えるタントですが、日本語、イタリア語共に「たっぷり」、「いっぱい」という意味の単語である「Tanto / たんと」が車名の由来ということで、広々とした室内空間や軽自動車とは思えない積載能力が一番の魅力です。
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また、開発コンセプトの一つに「安く買えるクルマ」があり、「ムーブ」などの「トールワゴン」が平気で120~130万円を越す時代に、最安グレードで100万円を切る価格設定で発売が開始されたことも特徴です。

「使い勝手が良く安い」子育て世代へオススメな歴代の「ダイハツ タント」を、これまた子育て世代の”強い味方”である「中古車」という観点からご紹介していきたいと思います。

実際タントはどれほど広い?

先程も少し触れた「タント」の室内空間ですが、CM等でも大きくアピールされていることから、相当広いと予想できますが、では実際にどれほど広いのでしょう?
室内の長さ=室内長は、初代タントでは2,000mm、現行モデルである3代目タントでは2,200mm、つまり2.2メートルと発表されています。
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室内長の計測方法は「フロントガラスの付け根~リアガラス」であったり「ダッシュボード~ラゲージスペース」であったりと、各自動車メーカーバラバラで統一されていませんので、単純に他社ライバル車と比較することは難しいのですが、同タイプの「モアスペーストールワゴンの軽自動車」の中では「間違いなく最大級」と言って差し支えないスペースが確保されています。
因みに、ダイハツ タントでは「ダッシュボードの座席側~ラゲージスペースの開始位置(後部座席の背面位置)」を室内長の計測位置として採用しています。実際に荷室として利用可能な、実使用に沿った計測方法での空間長と言えます。

2メートル以上の室内長に対して室内高は3代目タントで1,365mm(フロアからの最高部)となっており、平均身長から判断すると、「小学校2~3年生の子供なら室内で立ち上がる」ことができますし、着替えも普通にできます。
「巻いた1畳用のカーペット」や「一般的な2~3人がけのリビングソファ」、「ロードバイク」などは余裕を持って収納可能です。何なら「ポニー」だって飼葉桶ごと乗れてしまうほどの大きな室内空間となっています。
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そして2代目タントには、「ミラクルオープンドア」と呼ばれる軽自動車初の「助手席側センターピラーレス+後部スライドドア」が採用されたことにより、助手席側の車内アクセスが格段に向上しています。もちろん最新モデルの3代目タントでもこれは受け継がれています。
「ピラーレス化」による剛性の低下や軋みは全く感じられず、助手席側の「ミラクルオープンドア」は一度体験するともう手放せないほどです。

更に、実際に乗ったことがある人なら分かることですが、この「ピラーレス構造」や、「”ほぼ”90°近くまで開くフロントドア」は掃除機などの清掃器具がとても使いやすく、「子供が汚した車内の掃除のしやすさ」が抜群です。子育て世代にとってこれは非常に大きなポイントとなります。

そんなタントの使い勝手の良さは、当然のように子育て世代から絶大な指示を受け、2014年上半期には3代目タントの前期モデルが135,000台以上の販売台数を記録。同期の新車販売台数で1位となっています。
その後も2017年10月には歴代タントの累計販売台数が200万台の大台を超えたことがダイハツより発表されるなど、人気は留まることを知りません。

また、日本で唯一の総合デザイン評価である「グッドデザイン賞」において、「2013年グッドデザイン金賞」を受賞したことも人気に拍車を掛けました。
初代タントでは、どちらかと言えば「女性に歓迎されるデザイン」でしたが、2代目タントでは洗練された女性らしいデザインへと変化し、更に、「2013年グッドデザイン金賞」を受賞した3代目タントでは2代目タントから引き継いだ「立体造形のフロントマスク」が現代的なデザインへと昇華させられています。
「女性的でありながら生活感を感じさせない」、まさに子育てママにピッタリのデザインと言えるでしょう。
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タントカスタム
子育て世代をターゲットとしているダイハツ タントは、もちろん「子育て”パパ”」のこともしっかりと考えてくれているようで、「タントカスタム」というグレードがラインナップされています。
ノーマルのタントと比べて「クール且つアグレッシブ」でスポーティーなフロントデザインとなっており、ターボエンジンや各種快適装備が充実しています。

圧倒的な人気で既にダイハツの基幹車種となり、2006年以降11年度連続で獲得しているダイハツの「軽シェアトップ」に大きく貢献しているのが、このタントなのです。

ではここから、歴代のタントがどんな個性や魅力を持っているのか、中古車としての注意点や中古車価格相場も交えてご紹介していきたいと思います。

初代タント(2003~2007年)の特徴と中古車価格は?

初代タントは2003年後半に「しあわせ家族空間」をコンセプトに掲げ、それまでのダイハツの主力車であった「ムーブ」から更に室内空間を拡大し発売された、初の「モアスペース」と呼ばれる軽自動車です。
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「モアスペース軽自動車」とは従来の「トールワゴン軽自動車」よりも室内が広い、「軽自動車の規格サイズ内という制約の中で目一杯の居住空間確保を目指して作られた軽自動車」のことで、「広い室内」や、「積み下ろしや乗り降りの”ラク”な大きなドア開口部」が特徴です。その特性から若年層、特に子育て世代に支持されているのはもちろん、使い勝手や燃費も良好なことから、ユーザーは幅広い年齢層に広がっています。
事実、2018年現在、各自動車メーカーの主力軽自動車のほとんどがこれに当たります。

そんな「”元祖”モアスペース軽自動車」としてリリースされた初代タントは、「スズキ ワゴンR」、「ホンダ ライフ」、「ダイハツ ムーブ」という「スズキ ワゴンR」が若干優勢の三つ巴の戦いを繰り広げていた「軽ワゴン」カテゴリの勢力図を一変させるほどの変化をもたらしました。

ただでさえ狭い軽自動車で、更にはスペース確保に不向きと言われているFF(前輪駆動)レイアウト。
初代タントが登場するまでは、既に規格いっぱいまで拡大した軽自動車を、規格内のサイズのまま更に広い室内空間を確保するためには、余裕の残っている全高を増やし「ヘッドクリアランス」を確保するしかないと言われ続けており、「軽トールワゴン」がその最適解のように扱われていました。
「軽自動車でも広いクルマが欲しい」というユーザーのニーズと一致した「軽トールワゴン」が一大ブームを巻き起こしていました。
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「トールワゴン」が市場を席巻し、これ以上の室内スペースの拡張は難しいと言われていた中、初代タントは随所に見られる創意工夫により「モアスペース」という新たなステージを切り拓いた革新的な軽自動車として登場しました。

具体的に初代タントが室内スペース確保のために行った工夫は、「ボンネット部(エンジンルーム)の短縮」、「フロントガラスの高傾斜化」、「驚くほどの前後オーバーハングの圧縮によるホイールベース拡大」、「使い勝手をそのままにダッシュボード容量の縮小」といったものでした。
これらは従来「事故発生時の乗員・歩行者保護のために必須」、「分かっちゃいるけど無理」と言われていた部分で、これ以上大幅な小型化は不可能と思われていました。

それを「安全性や快適性を損なうことなく」実現したのが初代タントの凄い所です。

「安全性や快適性を損なうことなく」実現することが出来たのは、新骨格構造を採用した、進化した「衝突安全ボディ“TAF”」や、「超ハイテン材と差厚鋼板を採用したフロントサイドメンバー」など、「高効率エネルギー吸収構造」を前部に備えたボディを開発することが出来たからでした。

細かい所を見るとエンジンルームと室内を隔てる「パネル」をギリギリまで短縮してあったり、メーター類が「センターメーター」になっていたり、大荷物にも対応する「左右分割スライド」、「フラット化」が可能なリアシートによりシートアレンジがかなりフレキシブルだったりと、細部まで努力が見られます。

そしてムーブで好評だった「”ほぼ”90°に開くドア」はそのままタントにも継承され、また、ドア開口部はムーブより大きく拡張されています。これによって「子供を乗せたり降ろしたりする時」や、「雨の日に急いで乗り降りする」、「大きな買い物袋をわざわざトランクを開けずに助手席に置く」など、あらゆる場面で乗り降りが非常に容易になりました。
「ロングホイールベース化」されたことにより後部座席のスペースは非常にゆとりがあり、後部座席を最後部までスライドさせると足を組んで座ることも可能です。
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実は歴代タントや他の「モアスペース軽自動車」の室内長である2,000mmという広さは、「2,000cc前後のスタンダードセダンの室内長とほぼ同じ」です。つまり室内長はセダン並で、とても軽自動車とは思えない広さを持っていることになります。

初代タントは、NA(自然吸気)エンジンの「L」「X」「Xリミテッド」とターボエンジンを搭載する「R」「RS」の5グレードで販売が開始され、その後「X」「Xリミテッド」に特別装備を搭載した「スマイルセレクション」や、スポーティーモデルとして派生した「タントカスタム」、「タントカスタム」のターボエンジンモデルである「タントカスタムRS」、福祉車両モデルや「X」グレードがベースで「Xリミテッド」以上の快適装備を採用した「ハッピーセレクション」など、人気車種であるが故に非常に多くのグレード、バージョンが存在しています。

「トランスミッション」は全車AT(オートマチックトランスミッション)のみの設定ですが、NAエンジンの4WDモデルのみ「3速AT」となっていますので、高速巡航が多い方はご注意ください。

中古車で初代タントを選ぶ際に最もオススメなグレードは、最上級グレードである「タントカスタムVSターボの2WDモデル」(2006年~2007年 / 平成18年~平成19年)です。
タントはそもそも同車格のクルマたちと比較して入手しやすいクルマですので、中古車価格も手の届きやすい価格です。最上級グレードであっても十分に検討候補に入ります。
何より軽自動車でどうしても気になる「パワーの無さ」を解消することが出来るのは、ターボエンジン最大のメリットです。
中古車で初代タントを探す際に注意したい点ですが、実は初代タントには”これ”といった弱点が無く、「ここをチェックすれば大丈夫」とは言えません。
しかし発売から10年以上の年数が経過していますので、”一般的な中古車”と同様にチェックが必要な箇所は挙げることが出来ます。

まず、ターボエンジン搭載モデルであれば「オイル管理」が適切にされていたのかを確認したいところです。「オイルフィラーキャップ」の裏側の汚れやカスが溜まっていないか、エンジンから異音はしないかをチェックしてください。
次にチェックしたいのが「ミッション」です。可能であれば試乗をして「変速ショック」が大きい車両は避けるのが無難でしょう。
試乗をしたついでに足廻りから「コトコト」「ガタガタ」といった異音がしないかも同時にチェックしてください。足廻りから異音がする場合、高確率で次回の車検時に部品交換修理が必要です。

更に、年式を考えると「インパネ」の「各種ライト」や「警告灯」、「パワーウインドウ」や「電動ミラー」まで、全ての電気系が正常に動作するかという点も気になるところです。


そして何より大事なのが「過走行車は避ける」ということです。安価な車両が多く、中古相場の流通量も多いタントですので、敢えて過走行車を選ぶメリットは全くありません。可能な限り「年式の新しい」、「走行距離の少ない」、「見た目の綺麗な」車両を選ぶのが、トラブル回避のコツです。



ダイハツ 初代タント
中古車平均価格 26万円(1,805台)
中古車価格 0.1万円~88万円

2代目タント(2007~2013年)の特徴と中古車価格は?

初代タントの登場で他メーカーも一気に「モアスペース軽自動車」へと舵を切り始めた2007年。一気にタントが「モアスペース軽自動車」の代名詞まで上り詰めるきっかけとなったのが、この2代目タントでした。
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元々初代タントの時点で2,000mmもの室内長が確保され、十分に広いと感じる居住スペースがありましたが、2代目タントではその室内長を2,160mmまで拡大。限界ギリギリの室内長かと思われた初代タントの室内長を16cmも延長することに成功しています。
これほどの室内長の拡大を可能にしたのは、2代目タントの「ロングホイールベース化」の恩恵でした。初代タントのホイールベース2,440mmに対して、2代目タントのホイールベースは2,490mmと50mmも延長されています。
本来、スペース的な余裕の無い軽自動車は、簡単にホイールベースを延長できるような構造ではありません。それでもロングホイールベースを可能にしたのは、あらゆるパーツを「小型化」し、「端へ端へと移設」したダイハツの「塵も積もれば…」の精神があったからです。
この50mm増加したホイールベースは、居住空間の増加だけではなく、「直進安定性」と「乗り心地」にも寄与しています。

そして、2代目タント最大のトピックは、助手席側(左側面)の「センターピラー」を排除して「センターピラーレス」とし、助手席側リアドアに「スライドドア」を採用したことです。
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これによりフロントドアとスライドドアの"フルオープン時の開口部"は、長さ1,480mm、高さ1,355mmと、驚きの広さを実現しています。
「チャイルドシート」が必要な方には”必須”とも言えるほど使い勝手が良く、無理な体勢で子供のシートベルトを締めるようなこともありません。
この「センターピラーレス化+スライドドア化」で、はっきりとタントのセールスターゲットは子育て世代へと固定された印象を受けます。

なお、2代目タントでは、全高は初代タントから25mm増加し、フロアは「フラット化」されました。そのお陰で「ヘッドクリアランス」は相当に余裕があるものになっています。

2代目タントのターボエンジン搭載車は「タントカスタムRS」のみの設定ですが、NAエンジン搭載車の4WDモデルの「AT変速段数」は初代タントの「3速AT」から「4速AT」へと変更されました。つまり、2代目タントのAT車は「全車4速AT」の設定ということになります。
また、世の中で「エコカー」という単語が広まった時期でもありましたので、2代目タントの「Xリミテッド」、「Xリミテッドスペシャル」、「タントカスタムXリミテッド」、「タントカスタムRS」はミッションに「CVT」が採用されており、燃費性能の向上が図られています。

2010年に2代目タントのマイナーチェンジが実施され、全車に「CVT」グレードが設定されました。これによって「NAエンジン+CVTのFF車」が「エコカー減税」、「エコカー補助金」に対応するなど、燃費が向上しているのも覚えておきたいポイントです。
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さて、2代目タントを中古で購入する際のオススメグレードですが、ズバリ「Xリミテッド」です。「ターボエンジンモデルのカスタムRSじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、ちゃんと理由はあります。

まず、「2代目タントのNAエンジンは”めっちゃ”走る」のです。当然「並んでよーい、どん」をすれば絶対的に「タントカスタムRS」が速いのですが、NAエンジンでも全くストレスを感じない加速、パワー感があります。
そして「Xリミテッド」はミッションに「CVT」を採用しているグレードですので、燃費面でも有利です。
更に「Xリミテッド」の「スライドドア」は「電動スライドドア」となっており、「運転席から開閉操作が可能」です。これは子供を乗せたりする際は非常に便利で、筆者が子供の頃によくやった「思いっきりドアを閉めたら指を挟んでギャン泣き」のような事故の防止にも役立ちます。

「Xリミテッド」は「X」グレードの中では上位グレードですが、全体の中で最上位グレードではありません。よって中古価格も比較的安めであることもオススメ理由の一つです。
「絶対にターボが良い」、「降雪地帯に住んでいるから4WDが欲しい」という方にも適するグレードが必ず存在し、中古市場の流通量が多く、全体的に価格が控えめな車両が多いというのも、人気車種であるタントの魅力です。

2代目タントの弱点や中古車を探す際に注意したいポイントですが、まず「リコール」について確認をしてください。2代目タントは複数の「リコール」がアナウンスされています。
中には「パワステ」や「ミッション」に関するものや、ターボ車では「クラセン(クランク角センサー)」のような「致命的な故障に直結する可能性のあるリコール」もあります。
必ず「リコール適用済みのステッカーが貼ってあるか」、「該当の型番のリコールがアナウンスされていないか」の確認をするようにしてください。

そしてもう一つ忘れずにチェックしたいのが「スライドドア」です。意外と見落とされがちですが、2代目タント最大のセールスポイントとも言える「スライドドア」から「軋み音」や「振動」が出ていることがあります。目玉である「スライドドア」の調子が悪ければせっかくのタントが台無しです。
正常な動作だけでなく、「ゆっくり閉めたり」「素早く閉めたり」して異音が無いか、「電動スライドドア」の場合は「運転席スイッチ」と「ドアハンドル」の両方で問題なく動作するかをご確認ください。

また、ターボ車ではパイプ抜けや劣化でのヒビが気になる年式になっているものもありますので、可能であれば試乗を、また、アイドリングが安定しているかの確認もお忘れなく。

人気が爆発した2代目タントは、その人気から初代タントよりも多くのグレードや仕様が存在します。「電動スライドドア」や「CVT」、「4AT」、「ターボ車」、「福祉車両」など、自分の希望に沿った仕様が探しやすいクルマと言えますので、妥協しないことをオススメします。



ダイハツ 2代目タント
中古車平均価格 56万円(3,745台)
中古車価格 0.1万円~127万円

3代目タント(2013年~)の特徴と中古車価格は?

現行モデルであり、ますます「ターゲットを子育て世代へ絞り」進化したのが、3代目タントです。
3代目タントのエクステリアデザインは2代目タントの基本デザインを踏襲しながらも、フロントバンパーの「立体造形」を引き立たせたボリューム感のあるスタイルが特徴的で、「ヘッドライト」は現代的な形へと変化を遂げました。
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また、3代目タントカスタムは、フロントマスクの迫力が増し、独特な開口部やダクトが個性を主張する、より"やんちゃ"なデザインになりました。3代目タントカスタムは、タントの1グレードというより派生車種のような扱いになり、カタログ上も独立するようになっています。
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3代目タントで最も大きなトピックと言えるのが、「両側スライドドアになった」という点です。更に、「スライドドア」の使い勝手向上のため、助手席のスライド量を驚きの38cmまで拡大し、最も前方へ助手席をスライドさせると、「ベビーカーを畳まずに積載可能」なほどのスペースを実現しました。
そして、タントの魅力である広い室内空間は2代目タントから更に拡大され、室内長は歴代タント最長となる2,200mmを実現。2代目タントの2,160mmから4cm長くなりました。
ホイールベースは2代目タントの2,490mmから2,455mmへと3.5cm縮小されているのにも関わらず、室内長が伸びているのは驚きです。

3代目タントのもう一つの目玉と言えるのが、「助手席シートバックレバー」です。運転席に居ながら助手席のリクライニングが、後部座席に居ながら助手席のスライドが可能になります。
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この「助手席シートバックレバー」により「運転席から助手席をリクライニング」させたり、「後部座席から助手席をスライドさせる」ことが可能です。子供を連れている時に、わざわざクルマから降りることなく助手席を操作することができるのは非常に便利です。まさに「子育て世代用」とも言える機能です。
また、助手席の背面をテーブルとして使用することが出来るのは珍しいことではありませんが、軽自動車で「しっかりプレート状にプレスされた窪みのあるテーブル」はタントの特徴で、小物やお弁当などが落ちにくい形状をしています。
着替えやおむつの交換、食事などに最適で、ここでも子供連れに最適な装備が出現することになります。

そんな「全力で子育て世代へターゲットを絞った」3代目タントは、機能性だけではなく、デザインや環境性能、運動性能、安全性能も抜かりなく備えています。
例えば、子育て世代でなくとも気になる燃費は、「アイドリングストップ」や、クルマが止まる"少し前"からエンジンを自動で止める「エコアイドル」、「エコモードへの走行モード切替え」などにより、24.6~28.0km/L(JC08モード)と良好で、全車「エコカー減税」の対象となっています。

このように、ユーザー、特に子育て世代のニーズに寄り添った結果、2代目タントで火が付き始めた人気が3代目タントで爆発し、本記事冒頭でも触れた「累計販売台数200万台」へとつながっていったのです。

なお、「3代目タントカスタム」はこれらの燃費性能、安全装備はノーマルの3代目タントと同様のまま「パワースライドドア」や「専用インテリア」、「14~15インチ専用アルミホイール」、「LEDヘッドライト」を装備し、「大型エアロバンパー」が目を惹く仕様となっています。
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そんな3代目タントを中古車で購入する場合にオススメしたいグレードは、「タントX」です。ターボエンジンを搭載する「タントXターボ "SA Ⅲ"」や「タントカスタムRS "SA Ⅲ"」「タントカスタムRS "トップエディション SA Ⅲ"」も魅力的ですが、3代目タントは「ベタ踏み坂」のCMでもアピールしているように全グレードで高い走行性能を持っています。
CMで走行していたのは「タントカスタム(グレード不明)」でしたが、「タントカスタム」も「タント」も、NAエンジン車で52PS、ターボエンジン車で64PSと”馬力は同じ”です。「タントカスタム」じゃないからといって、パワーが無いということはありません。

それよりも「タントX」の「プッシュボタンスタート&イモビライザー、リクエストスイッチ付きキーフリーシステム」、「ワンタッチオープン機能・予約ロック機能付左側パワースライドドア」、「キーフリーシステムと連動するオート格納式カラードドアミラー」、「スライドドアイージークローザー」、「オートライト」、「オートエアコン」などの装備は後付けが難しいものばかりですので、安くて充実装備の「タントX」をオススメします。
できれば「LEDヘッドライト」のオプションが選択されている車両だとなお良いですね。

因みに、タントの新車販売価格は約122万円~、タントカスタムの新車販売価格は約152万円~と、タントカスタムの方が30万円ほど高い設定になっています。
タント、タントカスタム両車を含む中古車価格相場は128万円となっており、タントカスタムの中古車価格相場は142万円です。

まだまだ新しく、人気も非常に高いクルマですので、高値安定といったところですが、逆に言えば、そんな人気車が新車販売価格から数十万円安い価格で入手出来ることこそ中古車の最大のメリットです。
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中には「不人気色のため安い」といった"掘り出し物"がチラホラ見受けられます。売れに売れているタントですので、選択肢が非常に豊富なのも嬉しいところです。

中古の3代目タントを選ぶ際、後々「失敗した」と後悔しないためにチェックしていただきたいポイントは、まず2代目タント同様に「リコール」の確認を行ってください。3代目タントも複数の「リコール」がアナウンスされています。
年式の新しいクルマですので、購入後すぐに中古買取した場合、「リコール案内のDM等が届いた時にはタントはもう手元に無かった」なんていうことも考えられます。
リコール実施車両にはその証明としてリコール番号が記載されたステッカーが貼られていますので、対象車両の場合は確実にご確認ください。

その他注意したいポイントは、ほとんど2代目タントと同様ですが「3代目タントは新しいクルマ」というイメージを持って中古車屋巡りをする方は、「チャイルドシートの跡」にご注意ください。シミや汚れは目立ちますが、「チャイルドシートの跡」は意外目立ちません。
3代目タントの最初期のモデルは既に発売から数年が経過していますので、その間「ずっと同じ座席にチャイルドシートを乗せっぱなし」にしている場合、跡が残ってしまっている場合があります。チャイルドシートは意外と重く、硬いので、酷いものだとシートに穴が空いたり、ひび割れになっているものもありますので、「フロントシートだけではなくリアシートまで」しっかりとご確認ください。

また、せっかく新しいタントを購入するのですから、走行距離が極端に多いものは避けるのが無難でしょう。



ダイハツ 3代目タント
中古車平均価格 128万円(5,254台)
中古車価格 15万円~240万円

最後に

ダイハツきっての売れっ子であるタントは、全方位から子育て世代をサポートしてくれる頼もしい存在として活躍間違いなしのクルマです。

軽自動車なので税金や維持費も安く、軽自動車”なのに”たくさん積めて広々空間と、売れている理由も納得できます。
タントで子供と毎週末お出かけも良し。タントカスタムをクールに乗りこなすのも良しです。
実際に乗ると「こんな所まで考えられていたのか」と驚く箇所がたくさんありますので、中古車屋さんに足を運んだ際はぜひ車内を覗いてみてください。

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