2019年1月12日 更新

ダイハツの軽オープンカー「コペン」|世代毎の特徴 燃費 中古価格は?

ダイハツの「コペン」の中古価格の相場や各世代ごとの特徴や燃費をまとめてみました。これからコペンの購入を検討している方は是非参考にしていただきたいです。

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燃費も優秀な軽スポーツカー「コペン」

コペンは2002年6月に登場したクーペタイプの軽自動車です。

クーペとは、ドアが左右に1枚ずつしかなく、運転席と助手席しかない乗用車の総称です。コペンはクーペタイプでありながら軽自動車である点が特徴で、軽自動車の小柄な車体にクーペ特有の曲線的なフォルムがマッチしておしゃれな外観を演出しています。

加えて、軽快な走り味と良好な燃費を実現しているため、内容重視で車を選ぶ方も満足できるでしょう。

コペンの現行モデルは2代目で、初代と2代目のどちらも異なる特徴を持った素晴らしい車です。その違いを紹介していきますので、比較してみてください。

初代コペン(2002年6月~2012年9月)の特徴や燃費・中古価格の相場

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初代コペンはダイハツ工業株式会社から2002年6月に販売されました。

初代コペンの誕生には、1990年代前半に起こったスポーツカーブームが大きな影響を与えています。

その時にはスポーティな走り味を追求した軽自動車がマツダなど名だたる企業から販売されており、ダイハツも「リーザスパイダー」という軽オープンカーを1993年に販売していました。

しかし、リーザスパイダーは今一つ垢抜けないフォルムであったためか、400台弱という少ない販売実績を残して生産終了になります。コペンが発売されたのは、リーザスパイダーの生産終了から9年後のことでした。

リーザスパイダーはダイハツにとって苦い教訓となったようですが、その教訓をバネとしてコペンという素晴らしい車が生まれました。

コペンの最大の特徴は、オープンカーとしてのかっこよさと軽自動車としての扱いやすさを併せ持っている点です。

まず、もっとも注目したい部分は外装です。

コペンを特徴づける丸みのある外観は独特で、遠くから見てもコペンと分かるアウトラインです。曲線を多用した優美さを醸し出しながら、風を切るような鋭い外観を実現できている点は、見事の一言につきます。

コペンのかわいい外観が好きな人は、迷うことなく初代を買ってみてください。実は2代目でも初代モデルの外観を意識したモデルが発売されてはいますが、安全設計上の理由でボンネットの高さが低くなっています。初代のこのフォルムは初代でしか味わえません。
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コペンはオープンカーではありますが、よく知られているオープンカーのように幌が使われてはいません。コペンの特徴的なギミックとして、金属製のルーフを折りたたみ可能にしている点が挙げられます。


つまり、コペンはルーフを電動機構で収納してオープンカーとして走れる他、ルーフを展開してスポーツカーとしても走れます。

コペンがわざわざ折りたたみ式電動ハードトップを採用した理由は、より多くのユーザーにアピールするためでした。実は90年代初めのスポーツカーブームの時に、他社から軽オープンカーも発売されていました。

しかし、それらの軽オープンカーが採用していた幌を展開する方式は男性向けのマニアックな機構というイメージで見られていました。結果として、他社から売り出されていた軽オープンカーも売れ行きはいまひとつだったようです。

過去のデータを踏まえて、コペンはより広い年代に、そして女性ユーザーにも向けて特徴的なルーフ折りたたみ機構を採用しました。ワンタッチで展開できるルーフは従来のオープンカーにつきものだった煩わしさとは無関係です。このギミックのおかげもあり、コペンは外観のかっこよさを守りつつも乗りやすい一台となりました。

コペンは軽スポーツカーというコンセプトに違わず、軽快な走り味が長い間愛されてきました。特に評判が高い部分は、エンジン性能です。コペンは、ダイハツ製の軽自動車におなじみのJB-DET型エンジンを搭載しており、この系統のエンジンは軽自動車用としては珍しく直列4気筒を採用した方式で、気筒数が多いためスポーティかつパワフルな走りを実現できるエンジンでした。そのため、コペンは加速が気持ち良い車として仕上がっています。

軽自動車としての乗り易さと高速走行時の軽快さが合わさる感触にやみつきになる人も多いといいます。

コペンのまた別の優れた点として、燃費の良さもあげられます。初代コペンの燃費は最も標準的なグレードである「アクティブトップ」モデルのAT車で15.2km、MT車で18km(どちらも10・15モードで測定) を実現しました。
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他の軽自動車と比べても劣らない数字であり、経済事情に優しい車です。お金を節約しながらスポーツカーに乗りたい方にコペンは非常におすすめです。

初代コペンのグレードにはすべてで3種類のグレードが存在します。その内容は最も標準的なモデルである「アクティブトップ」モデル、 樹脂製のルーフ部分が取り外し可能になっている「ディタッチャブルトップ」モデル、そしてシートを本革製にするなど内装に変更を加えた「レザーパッケージ」モデルです。

電動ルーフなどの付属機能や走行性能はどのグレードも変わりません。

グレードの違いの他、初代コペンには「アニバーサリーエディション」や「アルティメットエディション」といった特別仕様車が存在します。これらの特別仕様車は全て外観または内装で差別化が図られており、一般モデルとの性能の違いはありません。

また、どのモデルも2012年の生産終了までモデルチェンジはなされておらず、年式による性能の違いもありません。

初代コペンの中古車価格は12万円~280万円です。100万円以上する高価格の車は、年式の新しい特別仕様車が占めています。最初期に売り出されたアクティブトップモデルは30万円以下で買い求められる車が多く、非常にお得です。軽スポーツカー界に革新を起こした名車は、今乗っても色あせないすばらしさを伝えてくれるでしょう。

2代目コペン(2014年6月~)の特徴や燃費・中古価格の相場

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初代コペンが生産終了してから約2年後に、フルモデルチェンジしたコペンが帰ってきました。現行モデルとなる、この2代目コペンでは、より使いやすさとスタイリッシュさが追及されています。

初代と2代目の最大の違いは、2代目に実装された「D-frame」、および「DRESS-FORMATION」という特殊な構造です。

D-frameとは、 ダイハツ独自の技術によって金属と樹脂部品を組み合わせた骨格構造で、D-frameを採用した2代目コペンは高い剛性および強度によって安定性のある走りを実現しています。

現在主流となっている車の多くはモノコック構造(軽量化のため車体がフレームを兼ねる構造)になっていまが、オープン車であるコペンはルーフ部分の部材が無いために強度が弱くならないよう工夫する必要があります。

そこで、オープン車でも高い安定性と安全性を実現できるよう設計された技術がD-frameです。
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もう一つの特徴的な構造であるDRESS-FORMATIONを利用すれば、共通する車体を使いながら2代目コペンは異なる外装に様変わりできます。

2代目コペンには「ローブ」、「エクスプレイ」、「セロ」の3種類のモデルが用意されており、それぞれ外装だけを取り替えられます。

DRESS-FORMATIONのためには新しいセットのパーツを買う必要があり、価格はフルセットで373,760円(価格はローブモデル、税込、工賃別)です。取り替えたい外装があれば、ディーラーに依頼して付け替えてもらいましょう。

なお、外装は部品ごとに分かれているため、例えばフロントとリアなどで別々のモデルのパーツを着けられます。 ただ、ローブとセロはDRESS-FORMATIONの互換性がありますが、 エクスプレイは車体形状が異なるため、他の2モデルとパーツが交換できません。

エクスプレイの場合は、同じエクスプレイどうしでの交換になるため、注意してください。

次に大きな変更点は、搭載するエンジンが変わったことです。初代コペンでは直列4気筒エンジンを搭載していましたが、2代目では他の軽自動車と同じ直列3気筒エンジンに変更されました。

この変更によって、高速時の加速などで乗り味の違いが表れるようです。初代コペンにはなめらかな加速があったと評するユーザーもおり、2代目と比べて好みが別れるところでしょう。

エンジンの気筒数を減らした理由は、より良い燃費効率を追求したためと思われます。2代目コペンは燃費計測方式がJC08モードに変更されたという違いはあるものの、MT車で22.2km/L、AT車で25.2km/Lと格段に燃費が上がっています。

同じ車ならJC08モードで計測した燃費は10・15モードのそれより10%ほど数値が低くなると言われているため、どれだけ燃費が良くなったかがわかります。

コペン ローブのデザイン・新車・中古車価格の相場

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コペン ローブは2014年6月に販売されており、3つのモデルの中で最も早く販売されています。

ローブは初代コペンの愛らしさをそのまま残しつつも、時代に合わせたデザインを取り入れています。その外観上の特徴として、鋭角的なフォルムに仕上げられている点があげられます。

初代コペンではフロントライトの形も丸く、アウトラインに角ばった部分は見られませんでした。しかし、ローブではライトの形が鋭角的になり角ばったアウトラインが実現されています。今風にフロントグリルとサイドグリルを大きく見せながらも、コペンらしい親しみやすさを残している点はさすがのデザインです。

コペン ローブの新車価格はAT車で1,852,200円(税込、以下に同じ)、MT車で1,873,800円です。また、インテリアなどが変更された上級グレードである「ローブ S」はAT車で2,052,000円、MT車で2,073,600円です。

中古車価格は69.9万円~350万円です。2代目コペンは現在に至るまでモデルチェンジがされていないため、年式で性能が違うことはありません。そのため、多少年式の古い車両を買えばお得です。

コペン エクスプレイのデザイン・新車・中古車価格の相場

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コペン エクスプレイは2014年11月とローブの次に販売されました。

エクスプレイの外観上の特徴はSUV風味にまとめられているという点です。いかめしい外見にクラッド(樹脂製の縁取り部品)が映えており、頼もしいイメージを作り出しています。

重厚感あふれる見た目ですが、色によって印象を明るく変えることもできる不思議なデザインです。DRESS-FORMATIONシステムでは計9色のカラーが用意されており、車のイメージを様々に変えられます。

コペン エクスプレイの新車価格はAT車で1,852,200円、MT車で1,873,800円、上級グレードである「エクスプレイ S」は2,052,000円、MT車で2,073,600円です。

中古車価格は99.5万円~205万円となっています。単純に値段を比較するとローブよりも多少割高ですが、同じ年式の車両を比較するとローブよりも安い車両も散見されます。

SUVの趣を感じさせながらも、コペンらしくまとめられたデザインは純粋にかっこいいです。外見に惹かれた方は買って損のない一台です。

コペン セロのデザイン・新車・中古車価格の相場

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コペン セロは3モデルの中で最後となる、2015年6月に販売開始されました。

セロは初代コペンのフォルムに魅力を覚える方におすすめしたいモデルです。

その理由として、セロは初代コペンを意識したエクステリアになっているためです。

全体のフォルムは初代モデルほど丸みのあるものではありませんが、フロントライト周りやボンネットなど随所に残る曲線は初代コペンを思い起こさせます。他の2モデルが今風すぎると思うなら、コペンセロを検討してみてください。

コペン セロとコペン ローブは外装部品の交換が効くので、気分によってレトロなセロとモダンなローブを使い分ける楽しみ方もできます。

コペン セロの新車価格はAT車で1,906,200円、MT車で1,927,800円です。上位グレードに当たる「セロ S」はAT車で2,106,000円、MT車で2,127,600円です。

中古車価格は111.8万円~ 198万円と他の2車種より全体的に高くなっています。ただ、発売された時期を考えれば決して高い買い物ではありません。しかも、セロの新車価格は3車種の中で最も高いため、中古車での購入は賢い選択です。

コペンのマニュアル車(MT)のみを探したい方は

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コペンはスポーツカーであるため、マニュアルで運転したいという方も多く存在します。

コペンの場合はMT車の新車価格がAT車より高く設定されているため、中古車市場で探せばさらにお得な買い物ができる点も嬉しいところです。MT車の中古車価格は2代目コペンでは最低でも100万円以上しますが、初代コペンでは20万円以下で買える車両も存在します。欲しい車種によってはお金を大きく節約できるでしょう。

まとめ

目を惹く機能と高水準の性能をまとめたコペンは軽スポーツカーとして高い評価を得ています。

コペンは知れば知るほど新たな魅力を伝えてくれる車です。そして、機会があればぜひ乗ってみてください。軽スポーツカーの中で不動の地位を築いてきた理由を体感できることでしょう。

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