2017年4月21日 更新

廃車がはじめての人もこれで安心!廃車手続き・費用丸わかりガイド

長く乗った車を廃車にする場合、どんな手続きが必要になるのでしょうか。「廃車は自分で手続きできる?」「費用はどのくらい? 」――こうした廃車手続き初心者の疑問にわかりやすく答えます。新しく購入する場合はディーラーが廃車も代行してくれる場合がありますし、価値がないだろうと思っていた古い車でも査定に出せば値がつくことも。今回は廃車の手続きと費用について詳しく解説します。

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その車を公道で走行できないように登録するのが廃車。なので車の買い替えや税金対策で一時的に自動車登録を抹消する場合でも「廃車」にする必要があります。廃車と聞いて気になるのが費用。少なければ少ないほうがいいのは当然ですよね。下取りに出す場合にはディーラーが代行してくれることがほとんどですが、そうなると代行手数料がかかってしまい、時には数万円余分に費用がかかることも。なので今回は、廃車にかかる費用と自分でもできる廃車手続きを、初めての方でも分かりやすく解説したいと思います。

廃車にかかる費用まとめ

廃車時にかかる費用は大まかに分けて2つ。【廃車登録手続き費用】と【廃車引き取り費用】です。まず廃車のことを知っていたただくために、この2つを説明していきたいと思います。

<廃車登録手続き費用>

これは読んで字のごとく、車を廃車にするための手続きにかかる費用です。では具体的にどのような費用がかかってくるのでしょうか。

抹消登録費用

役所での廃車登録にかかる費用。その車を登録した陸運局に出向き、支払います。登録申請手数料350円と申請書代約100円がかかります。

廃車登録代行費用

これは解体業者や廃車代行業者、などに廃車登録の代行を依頼したときに発生する費用です。ディーラーに依頼した場合には、下取り費用に含まれていることもあります。業者によって代わりますが、数千円~2万円程度を見込んでおきましょう。廃車にかかる費用を抑えようと思ったら、廃車登録を自分ですることでこの代行手数料を削るのが一番。その方法はこの章の最後で説明します。

<廃車引き取り費用>

これはナンバープレートの取り外しやスクラップにするときに、解体業者まで車を運んでもらった場合に発生する費用。自走できる車なら自分で運転して持ち込めば0円に抑えられます。

<その他の費用>

これらの他にリサイクル料と解体費用が発生する場合があります。

リサイクル料

2005年に施行された自動車リサイクル法によって、車を解体する際に発生するフロンなどを処理するための費用を納めなければならなくなりました。ただ納めるタイミングは、施行後に購入された車の場合は「車の購入時」、それ以前に購入された車に関しては「施行後初回の車検時」とされていますので、ほとんどの場合はすでに支払い済みになっています。

解体費用

車を解体する時にかかる費用なので、売却・税金対策としての廃車登録など、スクラップにしない場合には発生しません。またスクラップにしたとしても、業者がその車から出た部品や鉄くずなどを売却する費用と相殺され請求されないことがほとんどなので、こちらも特に考える必要はないことが多いです。
以上が廃車登録した際にかかる費用です。ではこれらをなるべく安く済ませるために手続きを自分で行う方法をお教えします。
廃車登録のために陸運局に持っていかなければならないのは車検証、自動車税・自動車重量税申告書、印鑑証明、実印、ナンバープレートです。厄介なのがナンバープレート。一見簡単に取り外せそうですが、実は自分ではずすのは違法なのです。資格のある業者に頼んでやってもらいましょう。このほかに申請書を作成も必要。これはややこしい部分もあるので、この用紙の作成だけ行政書士に依頼するのも手です。これでもまるっと業者に代行してもらうよりも数千円から1万円は浮かすことができます。もちろん作成について陸運局の方に聞けば教えてもらえるので、時間に余裕がある場合は自分でやるのがベストです。

実は廃車にすることでもらえるお金もある!?

廃車はお金がかかるだけだと思っている人も居ると思いますが、実は返ってくるお金もあるんです。それは税金。
毎年払う【自動車税】と車検ごとに払う【重量税】は、月割りにしてまだ残っている分が戻ってきます。たとえば12月に廃車登録をした場合、残りの1、2、3月と残りの車検有効期間分が後日振り込まれるわけです。なので正確にはあらかじめ払っておいた税金を還付してもらう、ということになります。ただ、注意が必要なのは【自動車税】は廃車手続きと同時に還付の手続きが開始されてるのに対し、【重量税】は「解体届出書」と一緒に還付の申請をしなければなりません。
ただ下取りに出した場合には、払ってある税金や残りの車検期間も査定ポイントに入っていることがほとんどなので、そういった場合には還付金はありません。ディーラーではなく廃車代行業者や解体業者に依頼した場合は、業者によりますが納税者に還付されることがあります。見積書をよくチェックしてみましょう。
他にも【自賠責保険】や【任意保険】も申請を行えば還付を受けることができます。

廃車にする前に査定にだそう!

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古くて傷があるからといって買取業者に査定に出す前に廃車にしてしまう方がよくいますが、はっきりいって、とってももったいないことです。過走行車で国内では需要がないような車でも、海外にいけばまだまだ現役、なんてことがざらにありますので、海外への販売ルートを持っている業者であれば、長年乗った愛車に意外な値がつくことも。また車の外側はだめでも中身、つまり部品に利用価値がある場合もあります。こういった判断は素人ではなかなか難しいので、廃車にする前に一度査定に出してみることをおすすめします。

まとめ

廃車と聞くとなにやら大げさなイメージがありますが、意外と自分でもやろうと思えばできる部分もあります。陸運局は平日しかあいていないので、時間の融通がきくことが条件ですが、自分でできることは自分でやってしまうのが得策です。また、そもそもその車を廃車にしなければならないのか、というのももう一度考えるべきポイント。前に述べたように、素人では車の市場価値の判断は難しく、まだまだ需要があり売却価格がつくのにも関わらず廃車にしてしまうケースがあります。くれぐれも、「廃車の前に査定に出す」ことを忘れないようにして下さい。
(まゆきち)

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