スズキからワゴンR/RRのOEM供給を受けてマツダで販売されるのが、軽ミニバンタイプのAZワゴン。マツダのブランドシンボルとファイブポイントグリルによるマツダのファミリーフェイスを採用する。すべて5ドアとなるハイトボディには、スポーツ型の64馬力・直3DOHCターボ、中低速型の60馬力・直3DOHCターボ、経済的な54馬力・可変バルブタイミング機構（VVT）付き直3DOHCの3ユニットを搭載。駆動方式はFFとフルタイム4WDを設定する。トランスミッションはコラム式4ATと一部グレードにフロア5MT。グレードはスポーツターボにディスチャージヘッドランプや本革巻ステアリングを採用するRR-ZとRR、中低速型ターボにFZ-T、NAエンジンにFZと唯一5MTの選べるベーシックなFM-Gの計5グレード。FM-G以外はスポイラーを装着したスポーティなエアロフォルムとなる。リヤシートは5:5の分割可倒式。ヘッドレストを前方に折り曲げてシートバックを前に折りたたむと、座面が下方にずれてフラットなフロアを作ることが可能。助手席は前に倒すとテーブルになり、室内長をフルに使った積載もできる。安全装備としてデュアルエアバッグ、ロードリミッター&プリテンショナー付きシートベルト、ブレーキアシスト付き4W-ABS（FM-Gはオプション）を標準で装着。両ターボエンジン搭載車は「良－低排出ガス」認定、NAエンジン搭載車のFZとFM-Gは「優－低排出ガス」とFFモデルのAT車では最高基準の「超－低排出ガス」を受ける。