残念ながら今年も学生フォーミュラ日本大会開催は中止も、公式記録会を開催

コラム Clicccar

2021年9月7日(火)~11日(土)の5日間に渡って静岡県袋井市/掛川市のエコパ(小笠山総合運動公園)で開催を予定していた「第19回学生フォーミュラ日本大会2021」ですが、新型コロナウィルス変異株の急拡大により、地域によっては感染者数の大幅な増加、また若年層の間での感染者数も急増している状況から、自動車技術会は開催中止が発表されました。

2019年大会から2年連続の開催中止となった学生フォーミュラ日本大会

「学生フォーミュラ」は、その名の通り学生たちが実際にフォーミュラマシンを製作するというものづくりを体験しながら、そのアイデアや技術を競うもので、世界各国でほぼ同一のルールで開催されています。現在はアメリカ・イギリス・イタリア・インド・オーストラリア・オーストリア・オランダ・カナダ・スペイン・タイ・チェコ・ドイツ・ハンガリー・ブラジル・ロシア・韓国・中国・日本で競技会が行われています。

その歴史は古く、1981年にアメリカで開催された「Formula SAE」が始まりです。学生が自ら小型フォーミュラカーを使ったビジネスの構想をし、それを売り込むという体で、車両の設計からその車両を売り込むプレゼンテーションもしながら、実際に小型フォーミュラマシンを製作し、それを用意されたコースで走らせて、車両のデザインや性能評価を行ない、さまざまな角度からの審査が行われるものとなっています。日本国内では、2003年から毎年開催されてきていました。

学生フォーミュラは自動車業界を目指す学生にとっての貴重な学習機会でもある

このエコパ会場での審査は、車検および動的審査が中心となっていました。特に今年は学生フォーミュラの審査の内、静的審査はオンラインで開催されていたことから、その手前の審査関連はすでに進められてきました。

もちろん移動制限や、学校での活動制限もあって、その活動をしている学生さんたちにとっては、今年も厳しい状況ではありましたが…。

自動車技術会は学生フォーミュラ大会を重要な人材育成施策と位置付けている

ちなみに、今年の学生フォーミュラ日本大会には、海外チームの受け入れを取り止め、参加チームも70チームを正式参加登録上限を設けており、エントリーはICV(ガソリン自動車):63チーム、EV(電気自動車):12チームの合計75チームからありました。

ちなみに昨年はエントリー自体は124チーム(国内ICVクラス:71チーム、海外ICVクラス:27チーム、国内EVクラス:10チーム、海外EVクラス:16チーム)を数えました。

学生フォーミュラ日本大会の中止は、昨年に引き続いて2年連続となってしまいました。昨年は2020年4月に大会中止を決定し、代替イベントは開催しなかったわけですが、今回は、公式記録会を開催する方向で現在検討をしているようです。

名古屋工業大学の優勝から2年。すでに携わっている面々も世代交代してしまっている

公式記録会は、安全確認、そして記録会(アクセラ、スキッドパット、オートクロス、エンデュランス)を参加日数、参加台数、参加条件などを制限したうえで行なう予定で、9月下旬から11月上旬にかけて開催実施の検討中。もちろん、この代替イベントに参加できないチームに対しては、別途公式車検会の追加開催についても検討をしており、8月末までに詳細を告知するとしています。

ただ、今後の新型コロナウイルス感染症の状況に応じては、この代替イベント自体の開催も含めた内容を変更する可能性もありますが…。

学生たちのものづくりの活動を少しでもきちんと形に残せるよう、記録会はなんとか開催してほしいですね。

青山義明

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