市販カーナビのベストセラーモデル・パナソニックのストラーダ「Fシリーズ」がプラットフォームを一新し、待望のHD化で超高画質に進化

コラム Clicccar

市販カーナビでトップクラスのシェアを誇るパナソニック(「ストラーダ」ブランド)からフローティング大画面モデルの3機種が2021年10月14日に発表されました。なお、発売は同年12月となっています。

2020年のカーナビ市場は、コロナ禍や半導体不足などによる新車販売の落ち込み、カーナビもまた半導体や部品不足などの影響を受けて、市販カーナビ、ディーラーオプションなどで強さを誇るパナソニックも前年割れになったそう。

ホンダ・ヴェゼルに装着された10V型有機EL/HDの「CN-F1X10BHD」

今回の新型モデルでは、半導体も含めた供給をしっかり準備することで、いわゆるリベンジ消費などのニーズに対応できるよう準備万端整えているそうです。ここ数年のカーナビは、大画面化が進み、スマホ・アプリの普及にも関わらず堅調に売れているという流れがあります(2020年のコロナ禍、最近の半導体不足をのぞき)。

歴代の「Fシリーズ」モデル

大画面化は、アルパインが車種専用設計で先行しました。パナソニック(ストラーダ)は、2016年に業界に先駆け、フローティング構造が採用された、9V型の大画面カーナビゲーションをリリース。

それまで、車種専用設計などにより、特定の車種に限られていた大画面ナビの市場拡大を牽引しています。

10V型モデルの新旧比較

いまでは既存車も含めて、470車種に対応するなど、新車から中古車まで幅広い車種に対応しています。さらに、2017年には、独自のスイング機能が搭載され、2020年には業界初の有機EL採用など、見やすく、使いやすい大画面化。こうした進化が支持されている理由といえそうです。

今回の新作は、同社にとって念願だというHD化が果たされています。映像や地図がHD解像度での表示に対応し、見た目ではっきりとその差が分かる高画質化が図られています。

9V型モデルの新旧比較

この高精細なHD描画に対応するHD化は「HD美次元マップ」と命名され、視認性が考慮された、落ち着きのある配色の新デザインになると共に、ビルの明かりや影までリアルに表現する3D地図描写は、見やすく、有機ELディスプレイで美しく表現されています。地図画面だけでなく、メニューや設定画面、AV画面などあらゆる表示が鮮明になっているのが分かります。

このHD化により、地図の解像度が従来型比2.4倍に向上し、高精細でリアルな地図を享受できます。

10V型の有機ELディスプレイは、映像の基礎となる黒色を黒浮きなく再現し、色彩豊な映像表示が可能。市販カーナビで唯一のブルーレイをはじめ、スマホ連携などにより高画質な映像コンテンツが楽しめます。また、広視野角で低反射であることも特徴で、外光下でも視認性に優れるのも美点です。

10V型はHD化、有機EL採用により高画質をあらゆる画面で享受できる

さらに、プラットフォームも刷新されています。処理能力の高いCPUにより、起動時間やルート探索の時間を従来モデルから大幅に短縮され、従来型が1ルートを探索する時間とほぼ同時に新型は5ルート探索を終了。筆者もルート探索を新旧で比べてみましたが、その早さは圧倒的で、一瞬で探索を終えるほど新型は早くなっています。

9V型液晶/HDの「CN-F1D9HD」

スマホ感覚で直感的な操作が可能な高速レスポンスも自慢。スクロールやピンチイン/アウトなどがスピーディにできるだけでなく、正確な操作感になっています。

ナビの基本性能ともいえる位置精度が向上しているのもトピックス。自車位置精度の大幅な向上は、新アルゴリズムの採用によるもので、1秒間に10回、自車位置を測位。高速走行でも滑らかに自車位置を表示。また、自車位置の正確な測位が困難な駐車場などでも、駐車場の出入口を学習する新アルゴリズムにより、駐車場から走行車線に戻る際に発生しやすい、自車位置のズレも解消されるようになっています。

高速道路、一般道、双方の上下判定の精度を高めることで、高架道路と並走する道路(高速道路と一般道、一般道の立体交差道路など)で自車位置の精度が向上しているそうです。

Wi-Fiを搭載

ほかにも、年々評価が高まっているという、音質の向上も盛り込まれています。プロのチューニングをボタンひとつで楽しめる「音の匠」サウンドモードに、ライブ音楽に最適な「極(KIWAMI)サラウンド」を新搭載。パナソニックの家庭用オーディオのサウンド技術が採用され、低域部分の音を仮想再生することで、重低音専用のスピーカーがあるような迫力あるサウンドを満喫できます。

トヨタ・ヴォクシーに装着されたストラーダの新「F」シリーズ

また、先述したように、幅広い車種に対応するのも魅力で、有機ELパネルを搭載した10V型、新たにHD液晶が採用された9V型の大画面ディスプレイは、業界最多を誇る470車種以上に取り付けが可能です。

そのほか、2カメラドライブレコーダー/リヤビューカメラHD表示連携や、HDMI入出力端子の装備により、映像コンテンツを高画質で楽しめるなど、多様なユーザーニーズに応えています。

さらに、Wi-Fi・テザリング接続によって手軽に楽曲名を更新できるようになったのも新しい点で、今後は、Wi-Fi対応により地図更新などのネットワーク機能強化も検討しているそうです。

こちらはホンダN-BOXの装着イメージ

なお、地図更新は、WEBダウンロードの無料地図更新が最大3年分付いています。全地図更新は、2024年12月15日(予定)までに1回更新可能で、部分更新地図は2024年12月15日(予定)までの最大3年間、2ヵ月に1回更新が可能になっています。

価格はオープン。市場想定価格(税込み)は、「F1X PREMIUM10」シリーズで、10V型有機EL/HDで、ブルーレイ搭載の「CN-F1X10BHD」が22万円前後、10V型有機EL/HDの「CN-F1X10HD」が20万円前後。9V型液晶/HDの「CN-F1D9HD」が14万円前後になっています。

お馴染みの「2トップメニュー」

(文・写真:塚田 勝弘

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