トヨタが3年以内に衝突防止用「自動ブレーキ」を全車展開!

コラム Clicccar

クルマを運転する際にドライバーは「認知」「判断」「操作」という運転行動を繰り返しており、衝突事故の中で約70%を占めるとされる「認知」ミスの低減が不可欠とされています。

そのため自動車各社は衝突被害軽減に向けた「自動ブレーキ」の搭載を急ピッチで進めており、「燃費」と共にセールスポイントとして前面に押し出すようになっています。

90年代から安全実験車「ASV」を使って研究が進められており、2003年には市販車で初めてトヨタが2代目「ハリアー」に「ブレーキアシスト」システムを搭載。

これは追突時、ブレーキの踏み方が甘いドライバーが約半数を占めていることから、ブレーキの踏込み速度と踏込み力を検知して「緊急ブレーキ」と判断した場合に自動でブレーキ圧を高めて大きな制動力を発生させる衝突被害軽減システム。

その後、さらに研究が進んで人間の「目」に代わるミリ波レーダーを利用した「プリクラッシュセーフティシステム(PCS)」が登場。

ただ、コストアップが伴うため、これまでは主に中型車以上への搭載が中心で、小型車への対応が遅れていました。

最近では世情を反映して国内販売の約4割を軽自動車が占めるようになり、コストアップを抑えた衝突被害軽減ブレーキシステムのニーズが高まっています。

中でもスバルが世界に先駆けて2008年にレガシィに搭載した、ステレオカメラによる画像処理技術「アイサイト」は市販価格を10万円に抑えた画期的なシステムとして賞賛され、現在も進化し続けています。

ちなみに各種センサーの特徴は・・・

<ステレオカメラ>画像解析
 歩行者や自転車、信号を認識可能、自動運転に必須
 濃霧、豪雨、逆光、夜間が苦手

<ミリ波レーダー>電波反射利用
 遠方(100〜200m)の障害物認識や悪天候時に威力
 現状では歩行者、自転車の認識が苦手、コスト高

<近赤外線レーザーセンサー>赤外線(短波長)利用
 測定精度が高く夜間に強いが測定可能距離が短い

それぞれ一長一短が有るため、実際には組合せて使用されるケースが多いようです。

 (出展 MAZDA)

多くのコストがかけられない軽自動車などでは約4〜30km/hの速度域で機能を発揮する「近赤外線レーザーセンサー」を使ったプリクラッシュシステムが増えています。

動画を見るにはこちら

このように廉価タイプのPCS普及が進む中、昨年10月、トヨタが2015年から車両改良を機に普及価格帯の「自動ブレーキ」システムを2018年までに順次、小型車を含めた約50車種に展開(STD/OPT)すると発表。

カメラと近赤外線レーザーセンサーの組合せにより、歩行者検知やレーン認知機能を備えながらも数万円台に抑える予定と言います。

同社は自動ブレーキのみで衝突回避が困難になった場合に自動操舵で衝突を回避する次世代型PCSについても数年内に実用化する予定とか。

動画を見るにはこちら

欧州を中心とした輸入小型車に対して出遅れ気味だった安全装備を一気に全車種展開することで優位性を確保する方針のようです。

■トヨタ「プリクラッシュセーフティシステム」(PCS)概要
http://www.toyota.co.jp/jpn/tech/safety/technology/pre_crash/

■トヨタの「PCS」搭載車種一覧
http://toyota.jp/anzen_anshin/001/

Avanti Yasunori

【画像をご覧になりたい方はこちら】http://clicccar.com/2014/10/18/273895/

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