ADVAN女子が造ったミニバン専用タイヤは走りが楽しくなるタイヤだった!

コラム Clicccar

どれもほとんど同じに見える黒くて丸いタイヤですが、その中身にはそれぞれ大変な技術が詰まっています。

全体的に性能を上げているのは当然なんですが、どれもいっぺんにはできないので、それぞれニーズや技術革新に合わせて部分的な性能をグッと上げてくるのが普通です。

燃費性能を追求してきたら次は耐摩耗性、そしてこのところはそれらをキープまたは向上させた上でウェット時のグリップを上げているタイヤが多く見られます。

2015年2月に発売となるヨコハマのミニバン専用タイヤ「BluEarthRV-02」もそういったことが特徴で、主にこれまでのモデルRV-01に比べ濡れた路面でのグリップ力が上がっていると言います。

と言っても、前モデルだってそれなりの性能があったはずです。体感できるほどの違いがあるんでしょうか?

というわけで、同じ車種でRV-01とRV-02がそれぞれ装着されたクルマで、比較をやってみました。

まずは、濡れた路面での定常円旋回。一定の速度で円を描くように回ります。最初にRV-01。あるラインに沿って回れる限界が約50km/hでした。

次にRV-02で同じことをやってみます。同じ円に沿って円を描くと、やはり限界速度は50km/h程度。

あれれ? ウェットグリップが上がったというのはこの限界速度が上がったんじゃないんでしょうか。

それからウェットのハンドリングコースで走ってみます。ここでも同じ車種にRV01とRV-02を比べてみました。

こちらでは明らかに違いが出ました。前モデルでは限界を超えるとズルズルズル、と膨らんでどうしようもない感じになるんですが、新モデルでは限界を超えてもなんとか元に戻そうとする努力が感じられます。

なんだか新モデルのほうがウェットでもコントロールができ運転が不安でなく楽しめる感じです。

私の勘違いでなければいいんだけど、と思って、このBluEarth RV-02の製品をまとめたという横浜ゴムの鶴田裕佳さんにお話を聞いてみましたが、やはりその辺を狙って開発したとのこと。

雨の日の運転が怖くなるのではなく、より安全で楽しくなるようにしたかったとのこと。円旋回での限界速度があまり変化ないのは、排水性能ではそれほど変化がないためだということでした。しかし、円旋回の限界を超えた時も、戻ろうとする動きには明らかに違いがありましたので、やはりRV-02の進化が感じられた部分はあったわけです。

ちなみにこの鶴田さん。ADVANが好きで横浜ゴムに入社したんだそうです。ということは当然クルマも走るのも好きで、当時乗っていたクルマをお聞きすると、「AE111です」と型式で答えてくれるほどです。

なるほど。だからウェットの運転が楽しくなるようなタイヤに仕上がっていたんですね。

もちろん、その他の高速安定性、フルブレーキ、街乗りなども経験しましたが、いずれもハードな性能ではなく、十分に熟成された性能を感じられました。

ミニバンという言わば普通の人のためのタイヤも、走ることが好きな人が造ったRV-02で運転が楽しくなってくれるといいな、そういうメッセージが聞こえてくるようなタイヤでした。

動画を見るにはこちら

(小林和久)

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