SUPER GT富士500km直前!だから開幕戦の岡山をおさらいしてみよう。[GT300編]

コラム Clicccar

5月2〜3日、富士スピードウェイで開催されるSUPER GT富士500kmレース。

SUPER GTでは鈴鹿1000kmに続く2番目の長距離レースで、チームによってはドライバー3人体制のところもあり、かなり高い注目度を誇ります。そこで、前戦の開幕戦 岡山を振り返っておさらいをしてみるのも、このレースを占う上では必要なことかもしれません。

まずはGT300クラスのおさらいから。

4月5日に決勝が行われたSUPER GT開幕戦「2015 AUTOBACS SUPER GT Round1 OKAYAMA GT 300km RACE」。ポールポジションは、千代勝正選手の驚きのコースレコードで#10GAINER TANAX GT-Rが獲得。しかし、決勝当日は雨。それも小雨かと思いきや土砂降りになり、また小雨、そして止んだり振ったりと、めまぐるしく変わる天候。

GAINERのピットでは千代勝正選手、アンドレクーと選手と田中監督がタイヤチョイスについて真剣に議論を繰り返しています。

グリッドではスタートの直前までタイヤ交換をしているチームもあるほど。この先の天気が全く読めないのですから、ここのタイヤ選びは本当に真剣です。

ところで、SUPER GTでは交通安全啓蒙の一環としてスタートのフォーメーションラップに、警察の交通隊とコラボしての白バイ、パトカーの先導が入ります。ビシッと決まったライディングフォームは惚れ惚れするほどカッコイイ。

2014シリーズでチームチャンピオンを獲得した#11GAINER TANAX SLSはスリックでスタート。しかし、これが裏目に出て、前半の勝負権をなくしてしまうことになってしまいました。

レースは終始降ったり止んだりの読めない天候。時には赤旗中断になるのではないか?というほどの強い降りもあったのですが、終始安定したラップを刻んでトップを独走したのは#31TOYOTA PRIUS apr GTで、最後まで競り合うことなく優勝を決めてしまいます。2位は#55ARTA CR-Z GT。この2台が同一周回で、他車は全て周回遅れとなってしまいます。

興味深いことにこの2台、ハイブリッドでリアミッドシップエンジン、ブリヂストンタイヤというのが共通点。開幕戦の岡山ではブリジストンのレインタイヤが本当に強かった印象で、GT500でも表彰台を独占していたほど。

3位は#21Audi R8 LMS ultra。4位もアウディR8の#86Racing Tech Audi R8。アウディR8もリアミッドシップエンジンとなります。

過去、谷口信輝選手がBMW Z4でレースをしていた際に、ライバルを評して「雨のレースでリアにエンジンのあるクルマは速い」と言っていたことがありました。リアミッドシップのマシンは雨のレースでもトラクションがかかりやすく、立ち上がり加速がかなり有利であるということなのです。開幕戦の岡山では、見事にこの傾向が出たことになります。

予選では7番手と、少し苦しいポジションだった2014ドライバーズチャンピオンチーム #0グッドスマイル 初音ミク SLSは終盤、気がつけば5位というFR勢の中では最高位。BMW Z4 GT3の頃から「気がつけば初音ミク」と言われていたグッドスマイルレーシングですが、今回も谷口信輝選手のタイヤマネージメントの上手さでFR最上位でフィニッシュをキメています。

意外と言っては失礼かもしれませんが、マザーシャーシ採用のTOYOTA86、#25VivaC 86 MCが6位と健闘。ポールポジションだった#10GAINER TANAX GT-Rは7位となっています。

雨の様子が変化しても規定ピット回数以上のピットインをしないチームが多く、タイヤ選択が大きく勝敗を分けたと言えそうです。特にダンロップ勢はレインタイヤに不安を抱えていたようで、#11GAINER TANAX SLSや#61 SUBARU BRZ GTなど、小ぶりならスリックタイヤで勝負を仕掛けようとする傾向にあったようです。

ただし、ドライ路面だった予選ではダンロップタイヤはかなり調子がいいようで、今のところ晴れ予想が出ているSUPER GT富士500kmレースでも台風の目となる可能性は高いと思われます。

SUPER GT富士500kmレースではエンジンの配置やタイヤメーカーなどに加えて、あの長い直線に合わせた空力対策なども気にかけていると、より一層観戦が面白くなるでしょう。

(写真:吉見幸夫 文:松永和浩)

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