トヨタ・ランドクルーザープラドの乗りやすさは独自ターボのおかげ?

コラム Clicccar

トヨタがランドクルーザー・プラドのマイナーチェンジで搭載したクリーンディーゼルは、数字上の熱効率や環境性能に注目しがちですが、実際にアクセルペダルを踏み込んでも、その新世代ぶりを実感できるパワートレインに仕上がっています。

プラドのクリーンディーゼル「1GD-FTV型」エンジンは、世界でもトップレベルにクリーンな日本の排ガス規制(ポスト新長期)をクリアするために、AdBlueと呼ばれる尿素水を使ったNOx(窒素酸化物)の処理をしています。

国内向け・国産乗用車としてこのシステムを初採用したことが話題になっていますが、従来のKD型エンジンと比べると排気量を小さくするなど「ライトサイズ」指向のコンセプトとなっているのも特徴です。

しかも、排気量を小さく(従来の3.0リッターから2.8リッターへダウンサイズ)したとは思えないほど、また同クラスの排気量が大きなクリーンディーゼルと比べても発進加速の力強さは印象に残るほどなのです。

なぜ、排気量を小さくしながら、発進加速を向上させることができたのでしょうか?

その理由は、トヨタが独自に開発、製造しているターボチャージャーにあるといいます。

通常、ターボチャージャーは、それ専業のサプライヤーが製造することが多いのですが、新しいディーゼルエンジンにおいてもこれまでと同様に、トヨタは自社で組み立てる内製ターボにこだわっています。

その理由は、エンジンとのマッチングを徹底的に実現するためといいます。

今回の新型クリーンディーゼルにおいては、低速から高速まで全域でレスポンスを向上させることで、ドライバビリティをよくするだけでなく、燃焼ポテンシャルを最大化することが狙いでした。

そのために、タービンホイール(排気側)やインペラー(吸気側)それぞれの羽根の形状を追求、切削インペラーについては完全内製を実現しているほどです。

そうして独自に小型のワイドレンジターボ『CT8DV』を生み出した結果、発進加速において従来の3.0リッターディーゼルに対して53%もの向上を果たしたといいます。

実際、国内の市街地走行においてもターボラグをほとんど感じることのない、ライバルを圧倒する発進性能を実現しているのです。

●ランドクルーザープラドTX Lパッケージ主要スペック
車両型式:LDA-GDJ150W
全長:4760mm
全幅:1885mm
全高:1850mm
ホイールベース:2790mm
車両重量:2210kg
乗車定員:7名
エンジン形式:直列4気筒DOHCディーゼルターボ
ボア×ストローク:92.0×103.6mm
総排気量:2754cc
圧縮比:15.6
最高出力:130kW(177PS)/3400rpm
最大トルク:450Nm(45.9kg-m)/1600-2400rpm
変速装置:6速AT
燃料消費率:11.8km/L
メーカー希望小売価格:469万6037円

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(撮影・文 山本晋也)

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