トヨタが「新型プリウス」と派生SUVの市販車を公開へ!
米国トヨタが9月1日、4代目となる新型プリウスの市販モデルを11月に開幕するSEMAショーに先立ち、ラスベガスで日本時間の9月9日(水)12:55から公開すると発表しました。
先月下旬に海外メディアがその外観を捉えていますが、トヨタが正式に同車を公開するのはこれが初となります。

(出展 autoblog)
ワールドプレミアの様子はLIVE映像(http://livestream.com/Toyota/2016Prius)で放映される予定。

(出展 米国トヨタ)
新型ではボディサイズが現行モデルに比べて全長、全幅共に拡大され、一回り大きくなっているようです。
ホイールベースは据え置かれているようなので、全長の延長については燃費を稼ぐ為に空力の向上(CD値0.25以下)目的で前後のデザイン代に使用しているとみられます。
エクステリアは伸びやかなロング・シルエットが特徴で、リヤフェンダー側面に設けられた立体的なレリーフなどが、かつて米国で人気を博した7代目セリカ風でもあることから、今回の4代目プリウスでは米国市場を強く意識していることが窺えます。
「TNGA」(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)による新開発の共通化プラットフォームを採用、これに伴い現行のトーションビーム式のリヤサスペンションが変更となり、乗り心地の上質化が図られる模様。

(出展 トヨタ自動車)
ボディが大型化するものの、バックドアの樹脂化をはじめとする各種の軽量化対策により、JC08モード燃費は現行モデルの32.6km/L(Lグレード)からさらに40km/L台にまで向上するようです。
日本国内で実車が見れるのは10月末の東京モーターショー15が最初となる予定で、車両価格は現行モデルの223万円〜に対して240万円〜にアップするとみられています。
既に国内販売店では仮予約を受け付けているようで、12月前後と予想される正式発売に向けてカウントダウンが始まっている模様。
ボディの前後が別意匠になるとみられるPHV版の発売は2016年になるようで、モーターのみによる航続距離が、現行モデルの26.4kmから倍増となる50km以上に伸びるようです。
またプリウスαについても同様に刷新されるものと予想されます。
一方、欧州トヨタも1日付けで昨年のパリモーターショーで公開した新型プリウスの派生SUV「C-HR」の進化版をフランクフルトショー15で公開すると発表。

(出展 トヨタ自動車)
既にテスト車両がスクープされており、その姿からは3ドアから5ドアへ変更されているものの、かなりコンセプトモデルのニュアンスを維持しているようです。
プリウスよりもややコンパクトにまとめられており、全長が4.3m前後と、街中でも扱い易いサイズになっているようで、人気モデルのマツダ「CX-3」やホンダ「ヴェゼル」などと並ぶ200万円台を中心としたSUVになるようです。

(出展 トヨタ自動車)
HVモデルに加えて、先頃「オーリス」に搭載された1.2Lターボエンジン搭載モデルも用意されるようで、新型プリウス同様、「THS 」を搭載したHV版の燃費は35〜38km/Lの予想。
キーンルックを取り入れたフロントマスクや斬新なリヤビューなど、かなりスタイリッシュな外観となっているようで、東京モーターショーでも市販プロトタイプが披露される可能性が高そうです。
新型プリウス同様、今後大きな注目を集める一台になりそうです。
■米国トヨタのWebサイトhttp://pressroom.toyota.com/releases/2016+toyota+prius+stage+sept.htm
■欧州トヨタのWebサイト
http://corporatemedia.toyota.eu/pressrelease/4616/1/toyota-frankfurt
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【画像をご覧になりたい方はこちら】http://clicccar.com/2015/09/04/324971/