ボルボのエンジン戦略とV40「T3」の走行モードによる違いとは?

コラム Clicccar

V型エンジンと決別し、直列4気筒を中心に将来的には3気筒も見据えてエンジン戦略を推進しているのがボルボです。

ガソリンもディーゼルエンジンも同じ生産工程で生産され、共通部品と類似部品を合わせると75%が同じか似ている部品で、異なる部品は25%といいますから効率の高さが際立っています。

フォード傘下から離れ、ゼロからスタートしたため設計、製造の高効率化という利点を最大級追求できた結果ですが、ボルボV40「T3」の1.5L 直列4気筒直噴ターボは、こちらでも紹介したように動力性能は十分。

技術的には、エンジンの摩擦低減、可変バルブシステム、デンソー製インジェクターを採用した200barの高圧によるコモンレール式直噴技術、サーマルマネジメントシステムなどにより、エンジンの高効率化や性能向上が図られています。

小型小径設計の点火プラグは、イリジウムと強化白金を使ったデンソーとの共同開発によるもの。ほかにも、新ECM(エンジン・マネジメント・モジュール)によりダイナミックな噴射制御などが可能になっているそうです。

走行モードは省燃費の「ECO+MODE」、通常の「D-MODE」、エンジンなどのレスポンスが高まる「SPORT MODE」の3つを用意。

「ECO+MODE」でもそれほど出力が絞られるような、かったるい走りにはならない印象ですから、速度域の低い市街地なら積極的にチョイスして燃費を稼ぎたいモードになっています。こちらは減速時に7km/hになるとエンジンが停止。

デフォルトの走行モードである「D-MODE」は、「ECO+MODE」と比べるとより元気に走ってくれますので、速度が乗る郊外や高速道路向きで、車両が停止するとアイドリングストップが作動します。

「SPORT MODE」は文字どおりの制御で、スロットルマップやシフトポイント、ロックアップスケジュールなどを専用チューン。ワインディングや高速道路などで積極的な走りを楽しみたい時に最適。アイドリングストップもオフになるので、実燃費は数%下がりそうです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

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■軽やかな走りが魅力の「V40 T3」はダウンサイジングターボの1.5L直噴4気筒を搭載
http://clicccar.com/2015/09/28/329592/

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