【東京モーターショー15】日産の軽自動車EV「TEATRO for DAYZ」はクルマというより若者向けガジェット!?
日産からは世界初公開となる軽自動車EVのコンセプトカー「TEATRO(テアトロ)for DAYZ」が出展されるほか、フランクフルトモーターショーで披露された「NISSAN GRIPZ CONCEPT」を日本初公開、さらに「NISSAN CONCEPT 2020 VISION GRAN TURISMO」の最新バージョンも展示されます。

搭載するバッテリーの容量を増やし、一充電走行距離の大幅向上を実現したという「日産リーフ」の参考出品モデルも注目を集めそう。
そのほか、市販車をドレスアップした「エクストレイル ハイブリッド モードプレミア」、「ジューク 16GT FOURパーソナライゼーション」、市販車に追加仕様を施した「スカイライン 350GTハイブリッドType-SP クールエクスクルーシブ 」、「フーガ 370GT Type-S クールエクスクルーシブ 」、「セレナ ハイウェイスター Vセレクション||」など、計20モデルを出展。
ワールドプレミアとなる軽自動車EVの「TEATRO(テアトロ)for DAYZ」は、「真っ白なキャンバス」というコンセプトで開発され、最大の特徴は真っ白なインテリアにあるそうです。

ターゲットとするユーザーは、2020年以降に運転免許を取得する世代で、日産はこの世代を「Share Natives」と定義。これまでとは全く異なる価値観をクルマに求めるとして、それを具現化したモデル。


EVである「TEATRO(テアトロ)for DAYZ」は、時に究極のモバイルバッテリーにもなるため、この世代にとってモバイルガジェットのひとつとして捉えられるかもしれないとしています。
具体的には、従来の概念とは大きく異なるインターフェイス(HMI:ヒューマンマシンインターフェイス)が特徴で、ドライバーの目の前にあるのはステアリング、アクセルペダル、ブレーキペダルだけというシンプルな作り。

ほかのHMIは、真っ白なインパネに出現し、運転中はドライブモードとなり、計器や各種インフォメーションをすべてパネルのスクリーンに映し出されます。メーターやカーナビなどは好きな場所に、好きな大きさで自由に配置可能で、不要なものは消してスペースを有効に使えるとしています。
(塚田勝弘)