【関西 ものづくりワールド2015】マツダ・高見氏が語るSKYACTIVEの真髄

コラム Clicccar

大阪市のインテックス大阪で開催された「関西 ものづくりワールド2015」で、10月8日にマツダの高見明秀氏が「マツダにおける先端材料開発の取り組みと今後の材料への期待」と題して講演を行いました。

今回の講演者である高見氏はマツダの技術研究所副所長で、長年材料研究に携わり、1991年のマツダのル・マン24時間レース優勝時には、搭載エンジンの材料担当者としてル・マン24時間の現場にも参加した経験をもつ方です。

高見氏が語るSKYACTIVEボディの特色である軽量化と高強度を両立させるための基本は、材料を使い切り構造と高強度鋼板の採用です。

まず、材料使い切り構造とは、新型デミオから採用したシャーシのBピーラーの断面形状を工夫して、同じ材料で曲げ強度を従来比1.5倍に強化する構造のことです。

高強度鋼板の採用については、高見氏は590MPa級以上のハイテンの適用を拡大したり、CX-5で採用した1800MPa級ホットスタンプの実用化について説明してくれました。

樹脂材料の採用については、リア・ビークル・モニタリング・システム(RVM)のレーダーを取り付けるブラケットと遮蔽カバーを樹脂で一体化し、遮蔽カバーの材料を炭素繊維の添加量を工夫したCFRPとすることで、レーダーからの不要電波を低減するとともに、従来比30%の軽量化を達成した、ということです。

高見氏によると、SKYACTIVEはマツダのようなスモール・メーカーが世界で生き残ってゆくために、世界中のユーザーから選んでもらえる価値をマツダの車にもたせて、ユーザーに「走る歓び」を提供することを基本に生み出されたものだ、ということです。

今回の高見氏による講演は、われわれ一般ユーザーにも、マツダのSKYACTIVE技術の真髄を分かりやすく説明するもので、これからの自動車の可能性を感じることができました。
(山内 博)

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