【東京モーターショー15】コンチネンタルは最新タイヤと電子デバイスをアピール
新型シビックタイプRにも使われる超高性能タイヤ「スポーツコンタクト6」を日本初公開したコンチネンタルの東京モーターショー・ブース。
タイヤのイメージが強いコンチネンタルですが、いまや国際的テクノロジー企業として、様々なジャンルの製品を自動車メーカーに納める大手サプライヤーへと成長しています。

10月29日に開催された同社のプレスカンファレンスでは、そうしたテクノロジーが可能にする自動車社会の未来像として、コンチネンタルが貢献できるターゲットとして事故ゼロを目指した運転支援システムやCO2排出量削減を実現するハイブリッドシステムなどが提示されました。

すでに自動運転の実験車両を日本でも走らせているというコンチネンタル。その走行距離は7000kmを超え、着実に交通事故ゼロに向けた取り組みは進んでいるということです。また、V2Xと呼ばれる車両通信をトータルに支えるバックエンドのデータ処理についても研究しているといます。
すなわち、車両側の制御とインターフェイスの洗練化、V2Xやデータ処理など幅広い技術を総合的に活用することで、安全な自動運転につながるという提案です。
CO2排出量削減については、グローバルな普及が期待できる48Vのマイルドハイブリッドシステムがイチオシ。2016年からの量産を目指すというシステムは、エンジンを選ばずに搭載可能な普及型ハイブリッドということです。
(撮影・文 山本晋也)