新型プリウスのハイブリッドシステムの拡大は荷室容量拡大にも貢献

コラム Clicccar

クルマが軽くなると、乗り心地や静粛性には不利になることがありますが、軽ければ軽いほど燃費に直結するのはもちろん、動力性能やハンドリングなど運動性能の向上にも寄与します。

一方で新型車になると、一般論ですがボディが大型化し、安全や快適装備の充実も求められることもあって重くなる要素が増えるわけで、新型プリウスも同じ宿命を抱えています。

こちらでも紹介したように、従来型よりも全長が60mm、全幅が15mmワイドになった新型プリウスは、CプラットフォームのTNGAで約60%のボディの高剛性化も図られていますし、安全装備を中心に装備の充実化もメニュー。

それでも最大の命題である燃費向上のため、熱効率を40%まで高めたエンジンはもちろん、ハイブリッドシステムなどの小型・軽量化、高効率化も盛り込まれています。

コンパクト、小型化あるいは高効率化されたのは、ハイブリッドトランスアクスル、モーター、パワーコントロールユニット、駆動用バッテリー。

トランスアクスルはその幅を従来の409mmから362mmに小型化しつつ、プラネタリギヤから平行軸歯車化することで約20%の損失低減が図られています。

モーターは新巻き線方式を採用し、小型化と高出力密度化を実現し、こちらも約20%の損失低減を実現し、小型化により搭載の自由度が増しているそう。

補機バッテリーをボンネットフードに移設することにも貢献しているのが、パワーコントロールユニット(PCU)で、体積は従来の12.6Lから8.2Lに大幅に縮小。低損失素子の採用などにより従来比20%の損失低減も果たされています。

注目のバッテリーは、ニッケル水素とリチウムイオンの両方が仕様によって組み合わされていますが、比較できるニッケル水素では体積を従来の39.4Lから35.5L(リチウムイオンは30.5L)、重量では従来の41.3kgから40.3kg(リチウムイオンは24.5kg)となり、荷室下から後席座面下に移動し、荷室容量の拡大に貢献しています(56L)。

驚かされるのは、通常のガソリン車でも燃料タンクが後席下に配置されるため、後席の着座感や広さに影響が出るにも関わらず、駆動用バッテリーと燃料タンクをリヤシート下に配置できた点で、荷室にゴルフバッグ4セットの積載を可能にしています(スペアタイヤ装着車と4WDは3セット)。

(文/塚田勝弘 写真/冨士井 明史)

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