幻のスーパーカー「ヤマハ・OX99-11」を間近に見る貴重なチャンス

コラム Clicccar

ヤマハ発動機の企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」(静岡県・磐田市)で、幻のスーパーカー『OX99-11』が2015年12月まで展示されています。

2013年、2015年の東京モーターショーにおいて、四輪への参入を匂わせるコンセプトカーを出品しているヤマハ発動機ですが、その名前を冠した市販”予定”車は、1992年に発表されたOX99-11(オーエックス・ナインナイン・イレブン)だけ。

いわゆるバブル経済崩壊によりプロジェクト凍結の憂き目にあったスーパースポーツは、2015年に今でも十分に魅力的で、独創的。その中身を、あらためて紹介しましょう。

まず、OX99-11の特徴といえるのは、そのパッケージです。ミッドシップにはヤマハがF1マシンに供給していたV型12気筒エンジンを搭載、リヤタイヤを駆動するところまでは、よくあるスーパーカーですが、キャノピーを上げてコクピットを覗き込めば、そこにはタンデム配置のシートが確認できます。

レーシングカーさながらのカーボンモノコックボディはセンターシートで、基本は一人乗り。エマージェンシー的な補助シートが、その後方に置かれているのは、オートバイメーカーとしての血筋を感じさせるキャビンとなっています。

サスペンションは前後ダブルウイッシュボーンで、リヤは6速マニュアルのミッションケースからアームが生えているというもの。

この辺りのデザインもレーシングカー的ですが、それもそのはず。OX99-11は、日本を代表するレーシングカーデザイナーの由良拓也氏によるものなのです。

そのスタイリングは、付加物を使わずにボディ全体で空力を実現するもので、職人技によるアルミ製カウルとなっているのも、特別なスーパーカーであることを感じさせるのです。

●ヤマハox99-11ボディサイズ

全長:4400mm
全幅:2000mm
全高:1220mm
ホイールベース:2650mm
車両重量:1000kg

車名にもある「OX99」は、F1にエンジンサプライヤーとして参戦していたヤマハ発動機の生み出したF1用3.5リッターV型12気筒エンジンの名前そのものです。

1989年〜1997年までF1に参戦したヤマハ発動機が1991〜1992年に投入したV12エンジが「OX99」でした。

ちなみに、ヤマハがエンジンを供給したチームは、「ブラバム」、「ジョーダン」、「ティレル」、「アロウズ」など懐かしい名門が並びます。ブラバム・ヤマハでは片山右京さんがテストドライバーを務め、ティレル時代にはレギュラードライバーを務めたことでも知られています。

なお、「OX99」のバンク角は70度、総排気量は3498ccで、ヤマハらしい5バルブヘッド、全部で60個のバルブが動いているエンジンだったのです。

じつは11月14日には、同社の袋井テストコースにおいて、OX99-11のデモ走行が予定されていましたが、残念ながら悪天候のため中止となってしまいました。

希少な走行シーンほか、ディテールの画像ギャラリーをご覧ください。

(山本晋也)

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