マツダ・SKYACTIVE-Rの開発はここまで進んでいる!

コラム Clicccar

先頃閉幕した東京モーターショー15では、ロータリーエンジン搭載前提のコンセプトカー「MAZDA RX-VISION」が出展車の中でもひと際大きな注目を集めました。

これまでロータリーエンジン復活に否定的だった小飼社長がプレスカンファレンスで

現在はロータリー車の量産を行っていませんが、もう一度世の中に受け入れて頂ける日が来る。私達の描いた将来の夢を形にしたのがRX-VISIONです

と説明。

同社はこの次世代ロータリーエンジンに、SKYACTIVと同じ志で動力性能、環境性能を高めるブレークスルーを意図して「SKYACTIV-R」と命名したとしています。

今回の同社の発表からは、4年以上前より数回に渡ってお伝えしてきたマツダのロータリーエンジン復活へのシナリオに既にスイッチが入っていることを充分窺わせます。

一方で、ロータリーエンジンが従来から抱えている“排ガス規制対応”や“燃費”の壁を同社が如何なる手法でブレークスルーしようとしているのかが大いに気になるところ。

動画を見るにはこちら

トヨタのハイブリッド技術と融合させれば、それが可能になるかも…と、これまで何度か記してきましたが、驚くことに、今年5月13日にマツダとトヨタが突如共同記者会見を開き、両社による包括提携を発表しました。

報道陣からは当然ながら経営好調な両社がこの時期になぜ提携?の質問が集中。

これに対し両社は「もっといいクルマづくり」の説明に終始していましたが、トヨタとBMWの提携による次期スープラの開発のように、何かワクワクする化学反応が起きるかもしれないとの確信をいっそう深めた次第。

トヨタとの提携により、次世代ロータリーエンジンにバッテリーとモーターを組合わせてハイブリッド化することにより、燃費と排気ガス規制を一気にクリアする等の構図が見えてきます。

というのも、今回のロータリースポーツとは発想は異なりますが、同社は一昨年、発電用の小型ロータリーエンジンをEVに搭載したハイブリッド仕様の「デミオEX」を発表済みだからです。

ロータリーエンジンとモーターは共に回転体による動力発生装置であり、相性も良い筈で、振動も少なくEV並みの鋭い加速性能が期待できそうです。

そうした中、産経新聞が22日、マツダの藤原清志常務執行役員に現在のロータリーエンジンの開発進捗状況について取材した記事を掲載しました。

同紙によると、その開発は既に6合目にさしかかっているそうで、課題のクリアに目処がついており、小飼社長の説明どおり名実共に「SKYACTIVE-R」を名乗れる可能性が高まっている模様。

開発に際してはコンピューター解析技術の進化により、従来出来なかったことが可能になったことが大きいようで、エンジン稼働中の内部の状態が把握できるようになったことがブレークスルーに寄与したといいます。

商品化の時期は、ロータリーを世界で初めて搭載した「コスモ・スポーツ」の発売(1967年)から50周年にあたる2017年が有力のようで、現在、市場での様々な使われ方を想定した評価を行っている段階のようです。

同社はロータリーエンジンの用途として、スポーツカーへの搭載以外にもEVの航続距離を増すためのレンジエクステンダー用や、定置式発電機用としても検討しているそうで、将来的には水素燃料も使えるようにする考えとか。

マツダのシンボルとも言える世界初の量産ロータリーエンジンの歴史は新技術の投入により、間違いなく今後も継続されそうです。

動画を見るにはこちら

ルマンで優勝した“787B”を頂点とする「ロータリースピリット」の火はやはり
消えてはいませんでした。

同車の空気を切り裂くロータリーの咆哮を聴くたびに、何だかワクワクして来ます。

Avanti Yasunori

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