【東京オートサロン2016】激レアなGT-R限定車に惜しげもなくカーボンルーフを装着!
東京オートサロンでは本当に様々な出展社が集結します。その中には「えっ?そこまでするの?」というような出展社も数多く見受けられます。

今年の東京オートサロン2016の北9ホールに出展していた「Garage力(チカラ)」も、そんな出展社の一つ。
出展3台のうち2台の日産R35 GT-Rは、マニアならよだれモノの激レアGT-R。
日産GT-Rには数多くのバリエーションが存在し、その中には大げさに言えばお金を積んでも買えないものも存在します。

この青いGT-Rはマニアが見れば絶対にうなる一台。そしてチューン内容を見れば即倒するかもしれません。


このGT-R、なんと「Club Track Edition」!GT-Rのワンメイクレースであるプレステージカップ専用車で、レースに出場する人しか買えないというかなりのレアモノ!

そんな、仮に手に入ったとしても倉庫保管のコレクターズアイテムなClub Track Editionの屋根をぶった切ってドライカーボンのカーボンルーフにしてしまったのが、このデモカー。


その上ロールバーも再構築し、Aピラーなどのボディーに直接溶接!
なんでこんなことをしてしまったのかと訊ねると、ノーマルブロックとノーマルタービンでブーストアップだけでどこまでタイムが出せるか、に挑戦するためだとのこと。


だからこそ、なるべく外観のイメージを損なわないように、小振りだけどすごく効くというVOLTEXの新作リップスポイラーを装着していました。

そんなClub Track Editionカスタムのノウハウを活かして作られたのが、こちらのロードモデル。
こちらもベースは激レアなGT-R 「NISMO N Attack Package」。
GT-R NISMOに820万円のパッケージオプションとチタンマフラーを追加した公道最速のGT-Rです。


そんなスゴイ激レアGT-Rなので、エンジンはほぼノーマル。レイズの新作鍛造ホイールはかなり軽そう。そしてブラウン系のフルラッピングが目を引きます。
こんな激レアGT-Rなんだからこれだけでも充分でしょう。

しかし、やっちゃってます!GT-R NISMO N Attack Packageですらもドライカーボンルーフ!
こう言っては失礼ですが、もったいない!

ガレージ力の中久木 力社長にお話をうかがうと
カーボンルーフは軽いし重心は低くなるしでいいこと尽くめなんです。ただ取り付けることの出来るショップが少ないので広まってませんが、うちは技術もノウハウも万全です
青いGT-Rは富士と鈴鹿のブーストアップチューンのみの最速を目指しているとのこと。朗報を期待します。
(写真・文:松永和浩)