レクサスの世界販売台数が3年連続で過去最高を更新
北米を中心に中国や欧州、そして日本での販売比率が高くなっているレクサス。3年連続で過去最高を更新するという、2015年の全世界販売実績が発表されました。

豊田章男社長の直轄事業としてブランド力の認知、向上を推進しているレクサスですが、世界的な強さを示すドイツプレミアム御三家に真に対抗するにはまだ年月が必要かもしれません。
それでも、新車攻勢により3年連続で過去最高を記録しており、課題の北米依存がどの程度改善されるかも今後の注目点になりそうです。
さて、2月2日に発表された2015年1〜12月の全世界販売実績は、2014年に投入された新型NX、RCに加え、2015年後半にリリースされた新型ES、RX、そしてLXが販売を牽引し、約65.2万台(前年比112%)と前年実績を上回り、3年連続で過去最高の販売実績を達成。

マーケット別の販売台数は下記のとおりです。やはり北米依存が目立つものの、中国や欧州での躍進も目を惹きます。
北米 約36.8万台(前年比112%)
中国 約8.85万台(前年比114%)※香港を含む
欧州 約6.4万台(前年比120%)
日本 約4.8万台(前年比109%)
中近東 約4.44万台(前年比105%)
東アジア&オセアニア 約3.0万台(前年比110%)
その他 約9.4万台(前年比126%)
また、レクサスの販売比率のうち、2015年末までのハイブリッド車の累計販売は約100万台で、2015年は約14.9万台。レクサスの販売比率では約23%がハイブリッドになっています。
新車攻勢とともに最新の安全装備である予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を設定するなど商品力アップを図っているレクサス。
昨年12月にはドバイにブランド体験スペース「INTERSECT BY LEXUS」をオープンするなど、グローバルでのブランド認知度向上が図られています。

また、デトロイトモーターショーで披露されたレクサスLC500など、2016年も新車攻勢が続きそうです(レクサスLC500の日本発売は2017年春予定と発表されています)。
(塚田勝弘)