三菱・パジェロが雪上で両立する安定感とハンドリングの妙とは?

コラム Clicccar

三菱パジェロに搭載されている「スーパーセレクト4WD-2(SS4-2)」は、パートタイムとフルタイム4WDの利点を併せ持つ同社独自の4WDで、十勝スピードウェイで開催された雪上試乗会にも当然ながら用意されています。

センターデフに遊星ギヤを採用し、前後「33:67」の不等トルク配分を採用。現在の「SS4-2(2はローマ数字表記)」は、ドライブモードを機械式から電気式に変更され、操作性も向上しています。

パジェロの高い悪路走破性は、「ASTC(アクティブスタビリティ&コントロールシステム)」が大きく貢献。

このシステムは、エンジン出力の制御はもちろん、各輪のブレーキを個別に制御することにより、急ハンドルなどのドライバーの操作ミスや、滑りやすい路面で起こるスピンやドリフトアウトなどの不安定な挙動を「ASC(アクティブスタビリティコントロール)」が抑えます。

さらに、岩場や凹凸の多い雪上などで接地していない(空転)タイヤに個別にブレーキをかけることにより駆動トルクやエンジンブレーキの抜けを防ぐ「ATC(アクティブトラクションコントロール)」も加えた、2つからなるシステムになっています。

特設コースでのパジェロの挙動は、FRになる「2H」では当然ながら発進することさえも厳しく、「4H」に切り替えるだけで発進性、走破性が高まるだけでなく、ブレーキングを終えてステアリングを切ると、重量級ボディにもかかわらず容易にインを向いてくれます。

さらに「4HLc」にすれば、さすがの安定感になりますが、狭いコーナーでは曲がりにくく、こちらは坂道や新雪などでの発進時などにききそう。

今回用意された三菱の4WD各モデルの中でも「雪上をずっと走る」ならパジェロを指名したいと思ったのは、ロングストロークのサスペンション(フロント:ダブルウィッシュボーン、リヤ:マルチリンク)による乗り心地の良さも印象的だったからで、もちろん高いボディ剛性感も頼もしく感じます。

センターデフロックによるローギヤ直結状態の「4LLc」をのぞき、100km/h以下なら操作(4HLc←→4LLcのみ停止させてからニュートラルに入れて操作)できるのも魅力でしょう。

(塚田勝弘)

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