新型スバル・インプレッサは、サイズ拡大で居住性・積載性が向上
新型スバル・インプレッサ(北米仕様)は、現行モデルと比べて、全長+45mm、ホイールベース+25mm、全幅+37mmと拡幅され、全高は10mm低くなっています。ホイールベースは4ドアセダンも5ドアも同値の2670mm。

全長4625×全幅1777×全高1455mmというセダンのスリーサイズは、Cセグメントのベンチマークと誰もが認めるところのフォルクワーゲン・ゴルフ(全長4265×全幅1800×全高1460mm、ホイールベース2635mm)と比べても、全長は360mmも長く、Cセグメント系のセダンであるアウディA3(全長4465×全幅1795×全高1405mm)よりも160mm長くなっています。
実車を見るとずいぶん長いと感じましたが、セダンの全長はBMW3シリーズと同値の4625mmですから当然かもしれません。
なお、日本で人気を集めると思われる5ドアは全長4460mmで、Cセグのハッチバックとしては長めで、A3セダン並。

こうしたサイズアップの恩恵は、デザイン、そして衝突安全性などに活かされているほか、居住性、積載スペースの大きさにも表れています。
身長171cmの私が前席に座ってドライビングポジションを合わせると、シートの着座位置は低く感じるものの、前方やサイドの視界は良好で、天井が10mm下がったことによる圧迫感も抱かせません。


そのまま後に座ると、膝前にこぶしが縦に2つ強入る余裕があり、頭上もこぶし1つ程度のクリアランスが残っています。
ホイールベース延長などにより後席フットスペースの拡大は明らかで、室内高も全高が10mm下がったことを感じさせないもの。

荷室容量(VDA)など正確なスペックはまだ公表されていませんが、トランクの広さも印象的で、ワイドかつ奥行きも十分に確保されています。
奥行きは冒頭で紹介したBMW3シリーズ並の全長などが活かされているはずですが、荷室の高さ、そして開口部もワイドで積載性はかなり高そうです。
(文/写真 塚田勝弘)
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