トヨタ「新型86」Kouki(後期)のディティールを従来型と比較チェック!
2012年に登場したトヨタのFRスポーツ「86」が、5年ぶりにビッグマイナーチェンジを受け、後期型に移行しました。

新しい86の販売は、2016年8月1日に開始されます。発売を前に、実車の内外装をチェックしてみましょう。

新型86は、モータースポーツからのフィードバックが高らかに謳われます。ニュルブルクリンク24時間耐久レース、スーパー耐久、そして全日本ラリー選手権などの、レースフィールドでの経験が、大幅改良に大いに活かされたといいます。
外観は、空力性能向上を目論んで、各部に手が入れられました。ノーズ先端の位置は下げられ、フロントグリルは横に拡大。ワイド & ロウのイメージが強化されました。
グリル下部の波打つような形状が特徴的です。ヘッドランプはLED化され、フォグランプ周りにフィンが追加されました。

こちらは、いまや“前期型”となった、従来の86。相対的に、おとなしく見えます。

新型のフェンダーガーニッシュ。ココにも空理処理が採り入れられています。

リアビューも精悍になりました。LED化されたテールランプが水平基調を配置されます。

これは前期型86。スッキリしたリアで、これはこれで魅力的です……。

新型は、バンパー下部の黒加飾部分が横に広げられ、「ハの字」が強調されています。

大胆な形状が採用されたニュー86のリアウィング。最上級の「GT Limited」に標準装備。

トヨタ車中もっとも小径(362mm)の、真円ステアリングホイール。もちろん、握りやすさにも配慮されます。

スポーツカーらしく、タコメーターがセンターに置かれたメーターまわり。最高出力付近の7200回転がメーターの真上に。「GT Limited」「GT」には、4.2インチのマルチファンクションディスプレイが備わります。
フロントビューからリアビューまで、エアロダイナミクスを考慮した後期型86。レースフィールドで揉まれ、鍛え直された「走りの味」がいかなるものか、楽しみですね!
(文と写真:ダン・アオキ)