空港で働くクルマ「いまいちメジャーじゃないほうの特殊車両4台」紹介

コラム Clicccar

みなさん、空港で働くクルマって知ってますよね。あの大きな飛行機を引っ張る力持ちのトーイングトラクター、高い機体に乗客を乗り降りさせるタラップ車、万が一の火災に活躍する化学消防車・・・などなど、いろいろ思いつきますが、空港の安全に重要なのに、あまり知られていない車両を国土交通省さんが公開してくれましたのでご紹介いたします。

空港の夜景に欠かせない滑走路の誘導灯。普通の人にとっては綺麗な明かりですが、パイロットにとっては貴重な道標です。これが汚れていては、安全な離着陸に支障がでかねません。

そこで、こんな車両が活躍しています。

誘導灯掃除車両

ベースはまあフツウのトラックみたいですが、荷台にはお掃除ロボットが搭載されています。

このお掃除ロボット、誘導灯の位置をセットすると、自動的にレンズ部分を掃除してくれるんです。

その掃除に使うのがドライアイス。3mm径のドライアイスを灯器レンズに面に噴射することで、表面温度が急激に低下し、熱収縮によって付着物が脆くなり、汚れをクリーンにしてくれるのです。ドライアイスで汚れを落とす方法は、空港以外では金型の洗浄、プラスチック製品のバリ取り、塗装前処理、鉄道業界では鉄道車両の台車・車軸・ギアボックスなどの洗浄に使われているととのことです。

次に、滑走路やその他の路面を綺麗にしてくれるのがこちら。

路面清掃車(真空還流方式)

なーんだ、よく道路を掃除しているクルマじゃん、と思ったら大間違い。確かに、道路を清掃する車両に似てますが、こちらは吸引式なんです。

滑走路などに落ちているタイヤかすやどこからか飛んできたゴミをかき集め、吸い込んで車両に溜め込みます。よく見る路面清掃車がちり取りでゴミを集めているのに対してこちらは掃除機で吸い込んでいるイメージでしょうか。そうするとどちらがより綺麗になるか、想像ができます。

ただし、全部の路面清掃車両がこの真空還流方式ではないとのことです。

そして、一見するとフツウのステーションワゴンにしか見えないこのクルマ。想像してもその使い道はわからないでしょう。

摩擦係数測定車

名前を聞いてもピンとこない? そうかもしれません。このクルマは滑走路の摩擦係数、すなわちすべり具合を測定するためだけのクルマなのです。後ろの荷台部分に穴を開けた摩擦測定用の機材を積んでいて、測定時にはそこからそのための車輪を下ろして走行するのです。そうです。このクルマは4輪車でなく5輪車なのです。

摩擦係数測定車は50cm幅で計測していくのですが、車両に前方を写すカメラを取り付け、前面モニター上にガイドラインが表示され、運転者はガイドラインを目標にして走行します。慣れていないとやっぱり難しいとのことです。

なお、ベース車両がサーブであることがスゴく気になる方が多いと思いますが、理由は特にないとのことでした。

さらに、一台だけ、黄色じゃなくて黄緑の車両があります。さてさてこちらのクルマは?

フォローミーカー

普段は空港路面の安全点検などに使用されている車両ですが、飛行機でVIPが来るとその役目がガラリと変わります。名前の通り、「フォローミー」という表示とともにVIP機を誘導する車両になるのです。

そのため、他の日本での特殊車両っぽい黄色いボディカラーでなく、黄緑色になっています。この黄緑色は世界的な空港車両のボディカラーなのだそうです。ちなみに2015年の「フォローミー」出動実績は15回だったとか。「どんな人の飛行機をフォーローミーするんですか? 国家元首くらいはわかりますが、例えばビル・ゲイツさんだったら?」という質問には「いや、それはないです」という回答でした。

そして、普段はルーフにあるライトなどを使って、主に目視で空港の安全点検を行っているのだそうです。

普段は目に入っても見過ごしているかもしれない安全には必須のこういった特殊車両。こんど空港に行ったら探してみてくださいね。

(clicccar編集長 小林 和久)

 

goo 自動車&バイク
トップ
中古車
車買取・査定
車検・整備
自動車保険
バイク
バイク買取・査定
ランキング
ニュース
特集
まとめ
Q&A
サイトマップ