初代カローラ9色のボディカラーは「ギリシャ神話」から【Corolla Stories 3/50】
クルマ選びの第一印象になったり最後の決め手になったり、ボディカラーはクルマのキャラを決定する大きな要因のひとつです。
そんなボディカラー、今の日本では様々に選べるのが普通ですが、実は60年代半ばまでは白と赤が使えなかったって知ってましたか? 白は救急車、赤は消防車と間違えやすいため、という理由からでした。白系も赤系もボディカラーになくてはならないような色が使えなかったって、いまではちょっと信じられませんね。

しかし、カローラが登場したのは66年。そうした規制がなくなってからの登場したということで、白も赤もラインナップされていました。しかしまだ当時は、ユーザーの意識も救急車っぽいとか、消防車っぽいという意識があり、解禁されたからといって、みんなが飛びつくということもなかったようです。
ところでその初代カローラのボディカラーですが、すべてギリシャ神話から名前が付けられていたんです。

列挙してみると、
アフロディティ・ホワイト
ゼウス・ブルー
メティオリック・ブラウン
ダイアナ・オリーブ
アーレス・グレー
アポロ・レッド
ネプチューン・ターコイズ
プルトー・ベイジ
ジュノー・グレー

さてどれだけギリシャの神様を知っていましたか? それにしても、なんと9色もあったのにも驚きですね。
(文:松永大演)