世界販売台数4年連続トップのトヨタ、2016年はVWが奪取か?

コラム Clicccar

2015年の世界販売台数(1-12月)で2位のフォルクスワーゲン(以下VW)に14万台の差をつけ、4年連続首位を維持しているトヨタ自動車。

しかし今年に入って、その状況にブレーキをかける事象が次々に同社を襲いました。

1月8日には愛知製鋼知多工場の爆発事故により特殊鋼の調達が滞り、国内全ての組立工場が約1週間に渡って稼働休止に追い込まれ、約9万台の生産に影響が出ました。

そうしたなか、ディーゼルエンジンの排ガス不正問題で揺れていたVWが、中国・欧州市場での好調により、1−3月の世界販売でトヨタを上回りました。

そこへ4月14日に熊本地震が発生、トヨタは再び8万台の減産を強いられます。

さらには、5月30日に系列の部品メーカー、アドヴィックスの刈谷工場で爆発事故が発生。この影響でブレーキ関連部品の供給が滞る事態が発生しています。

トヨタを襲った度重なる国内生産工場の稼動停止に加え、ダイハツの軽自動車販売減などの影響も手伝って、上半期(1-6月)のグループの世界販売は499.2万台(前年同期比-0.6%)と、VWに12.5万台の差をつけられました。

この時点でのVWグループの世界販売台数は、傘下のアウディやシュコダ、ポルシェの好調に支えられ、511.7万台(同+1.5%)。

その後、トヨタは懸命に生産台数の挽回を図り、同社が10月27日に発表した1−9月の世界販売台数は752.9万台(前年同期比+0.4%)と、VWの760.9万台(同+2.4%)との差が8万台にまで縮小しています。

しかしながら、世界販売の4割近くを中国に依存するVWは、同政府が昨年から景気刺激策として導入した小型車減税効果により、引き続き販売を伸ばしている状況。

一方、米国市場を主力とするトヨタは、おりからのガソリン安により同市場で大型トラックやSUVの人気が高まるなか、主力セダンの「カムリ」や「プリウス」などのHVシリーズが苦戦しており、残り3ヶ月でどこまでVWを追い上げられるかが、今後の首位争いにおける焦点となりそうです。

Avanti Yasunori

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