あなたもトヨタが好きになる!? 大きすぎる自動車メーカー「トヨタ」の可愛すぎる「アイデアコンテスト」

コラム Clicccar

4年連続販売台数世界一を誇るトヨタ。2015年の世界販売台数は1015万1000台にも上ります。総従業員数は34万8877名(2016年3月現在)。まさに日本が誇る‘マンモス企業’。

しかし日本人気質なのか、自動車ファンは意外とトヨタに厳しい面があります。大きな自動車メーカーで開発費にバンバン費用を費やせる企業より、小規模で限られた予算の中、コツコツがんばっている自動車メーカーを応援したくなる傾向があるように思うのです。

しかし、その大きすぎる巨大メーカー「トヨタ」には可愛らしい一面があります。

それが「TESアイデアコンテスト」。
「TES」とは「トヨタ技術会」の略で、1947年に開設されたトヨタ社員の中で有志が作る団体。現在会員数は約3万人。
そのTESが年に一度、社内の部署対抗で、ものづくりの「アイデアコンテスト」を行います。
しかも歴史は古く40年前から行われ、今年は第39回の開催となります。

作品の発表&投票の場は豊田市内で行われる「わくわくワールド」内「TESフェスティバル」。こちらは豊田市が行う「とよたものづくりフェスタ」とのコラボレーションした、ものづくりを見たり体験したりするイベント。ちびっこからご年配の方までいろいろな方とトヨタ社員たちが『ものづくり』を通じて触れ合える面白いイベントです。会場前から長蛇の列ができるほど人気で、体験モノはすぐに定員オーバーになってしまいます。

「アイデアコンテスト」には今年も50ほどの部署がノミネートし、決勝の場に進んだのはそのうちの上位10チーム。自分たちの部署の得意技術を生かしたものが多いのも特徴です。通常の業務を行いつつ、コンテストの作品を作るため、休日なども返上して行われるそうです。
私は昨年から審査員を務めさせていただいていますが、採点項目は5つ。各10点満点でプレゼンテーションも採点基準に含まれますが、中には素人が作ったとは思えないクオリティの高いプロモーションビデオに驚きます。また、社員の家族が登場することもあり、まさに家族の理解と協力も重要のようです。

ちなみに審査員内の予想では、「三好・明知工場企画室」のパイプを曲げ2本の大車輪をつなげてカタツムリの殻のような形を作り、モーターで動かす「はやいぞ?エスカルGO!」か、「車両技術開発部」のレクサスGSからエンジンが出てきて、しかもそれが形を変え、ゴリラのオブジェ(?)が登場して乗り物になって動く、その名も「えんじんカー」。これは「エンジン」と「猿人」をかけたものですが、このあたりが優勝候補ではないかと思われました。

が、優勝は「生産開発部」が作った、前後はもちろん左右独立モーターで6つ脚歩行する、メカメカしい宇宙の物体のような「ARC−Y2」。

実は、4人の審査員のほかに、プレゼンテーション後に会場で試乗する時間が設けられ、一般の方も参加できる審査方法のため、見た目にインパクトがある「ARC-Y2」に点が流れたと思われます。確かにこのブースにはかなりの人が集まったり、試乗していました。
先日、アメリカの大統領選挙でトランプ氏が予想に反して逆転勝利しましたが、まさに今年の「アイデアコンテスト」も大逆転で「トランプ」っていました。

とはいいつつ、トランプ氏と大きく違うのは、どこのチームも嫌われていないどころか「アイデアコンテスト」のお陰でそれまで繋がりの無かった他部署とも交流ができ、仕事やコンテストでも協力しあっているとのこと。だからこそ、参加者はもちろん、そこにいる人が全員笑顔になる素敵なイベントなのです。

来年「アイデアコンテスト」は記念すべき40回目。今年以上に各部署共に気合が入っていそうだし、楽しそう。来年もまた審査員させていただきたいな(笑)。

(吉田 由美)

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